猫の聴覚は驚きの能力!そのメカニズムとは

猫の聴覚は驚きの能力!そのメカニズムとは

皆さんは猫の聴覚がどれくらいか知っていますか?猫の聴覚は実は驚きの能力があり、その理由やメカニズムが気になりますよね。そこで今回は「猫の聴覚は驚きの能力!そのメカニズムとは」についてご紹介させていただきます。

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猫の聴覚が発達した理由

窓から外を覗く猫

猫の聴覚には驚きの能力があります。それぞれの動物が歴史の中で経験したことで、犬は嗅覚が発達し、猫は聴覚が特に発達した動物です。人間とも同じ構造の耳なのに、どうして猫は聴覚だけが驚くべき発達を遂げたのでしょうか。

狩りをするため

猫の聴覚が発達したその訳は、「野生に生息していたとき」が関係しています。
猫は聴覚を活かし狩りをしていました。おおよその獲物までの距離や、どんな獲物が潜んでいるのかを想定するのに聴覚は必要な力だったんです。

またそれだけでなく、猫は弱肉強食の世界で生きていくために「光のない夜」にも狩猟をしなければいけませんでした。そのようなときに目が見えにくくても、音で特定をするために聴覚が発達しました。

猫の聴覚はねずみ駆除に特化した

野生に生息していたときに猫は小動物を捕まえたり、歴史を経て人間に動物駆除用として飼われていたときには「ねずみ」を追いかけたりして暮らしていました。この長い年月に「聴覚」を必要としたので、めまぐるしい発達を遂げたと言われています。

ねずみ駆除用として飼育されていたときに、「ねずみなどの獲物の鳴き声」を聞き取るために聴覚が発達をしました。そして、猫が家で飼われるようになった今でも「耳をピンとして一点見つめ」をしているときには、何か聞こえる音に集中している表れなんですよ。

猫の聴覚は人間の何倍?

真剣な表情の耳が折れた猫

猫の聴覚は人間の約4~5倍

猫の聴覚は人間の何倍くらいなのでしょうか。
猫の聴覚は驚きの能力があります。人間には聞こえないような音を聞こえたり、ほんの小さな音で耳がピン!と動いたりすることもありますよね。

では、具体的に猫の聴覚は人間の何倍くらいあるのでしょうか。ご紹介させていただきます。
結論として、猫の聴覚は人間の「約4~5倍」はあると言われています。

猫は聴覚以外の器官は弱い

猫の嗅覚は普通で、味覚や視角は人間よりもとても弱いと言われています。しかし、そんな五感の中でも「聴覚」だけはとても優れています。

後に猫の聴覚で聞き取れる周波数についてご紹介させていただきますが、猫は男性よりも女性になつきやすいと言われています。これは、見た目や臭いだけでなく、猫の「聴覚」で聞き取れる音によって好き嫌いを判別していることもあるようです。

猫の聴覚で聞き取れる周波数(可聴域)

遠くを見つめる猫

猫の聴覚で聞こえる周波数は「25~7万5000ヘルツ」

猫の聴覚で聞き取れる周波数はどのくらいなのでしょうか。
猫の聴覚は人間よりもかなり優れており、特に高い音が聞き取りやすいと言われています。そこで猫の聴覚で聞き取れる周波数についてご紹介させていただきます。

猫が聴覚で聞き取れる周波数を「可聴域」と言います。猫の聞き取れる周波数(可聴域)は、「25~7万5000ヘルツ」くらいです。

犬と猫の聴覚を比べる

  • 猫の聴覚:25~7万5000ヘルツ
  • 犬の聴覚:15~5万ヘルツ
  • 人の聴覚:20~2万ヘルツ

猫の周波数(可聴域)だけを聞くと凄さがわかりづらいですよね。人間や犬と比べてみると驚きの能力が分かりますよ。

人間の聞き取れる周波数(可聴域)は「20~2万ヘルツ」、犬の聞き取れる周波数(可聴域)は「15~5万ヘルツ」とされています。

猫の聴覚で分かること

犬も人間よりも聴覚が優れていますが、猫はずば抜けて聴覚が優れていることがお分かりいただけるかと思います。そして猫は周波数を広く聞き取れるだけでなく

  • 音を聞き取る力
  • 高音や低音どの聞きわけ

これらのような能力にも長けていると言われています。
高音や低音などの音程の聞き分けは、低周波では1音に1/2程度の差を聞き分けることができますが、高周波数だと、1音で1/5~1/10程度の微小な音程の違いも聞き分けることができます。

そして猫がこのように、特に高周波数の音程の聞き分けができる理由は、「ねずみ」の発する周波数と似ていることから発達をしたと言われています。

猫の聴覚のメカニズム

猫の耳アップ

猫の聴覚のメカニズムはどのようになっているのでしょうか。
猫の耳の構造は人間と同じですが、聴覚が長けている理由には様々なメカニズムが関係しています。そこでここでは猫の聴覚のメカニズムについてご紹介させていただきます。

耳介

耳のひらひらとしている所を「耳介」と言います。ここは音を集める役割をしています。

耳道

耳道は音の通る道を言います。

鼓膜

猫の鼓膜は音を響かせる薄い膜を言います。

鼓室

鼓室は耳の中にある空間です。鼓室の中には耳小骨があり「音を20倍以上」に増幅する働きがあります。

蝸牛

蝸牛は音を電気信号にして脳へ伝達する働きのある部位です。猫の蝸牛の長さは人間の2/3程度しかありません。

しかし、蝸牛内の神経細胞繊維の数は、人間よりも「1万本多く」5万本もあるのです。これにより猫は人間よりも広い範囲の音を聞き取ることができ、聴覚が優れていると言われています。

まとめ

ねずみのおもちゃと耳の大きな猫

猫の聴覚は、人間や犬よりも優れています。猫は目が見えにくい夜の環境でも獲物を捕まえたり、ねずみの聞こえにくい小さな声も聞き取ったりすることができるように、聴覚が発達しました。

また、獲物となりやすかったねずみの声を聞き取りできるようにするため、「特に高周波数の音」が聞き取ることができるようになりました。

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