1.猫のベッドを窓際から移動
猫のリラックスできるベッドやタワーの設置場所が窓際にある場合は、雷や花火の音や光でビックリしてしまう猫も多いかもしれません。また、大きな音の振動が窓や壁から伝わることもあるでしょう。人間でも大きいなと感じる音は、猫にとってみればもっと大音響の大騒音です。音だけではなくイナビカリなど、強い光や花火の点滅も恐怖に感じる猫がいるでしょう。
天気予報で雷や嵐が起こる、花火大会が開催されるなど情報をキャッチした時は、猫のベッドが窓際に近いのであれば、部屋の中央に移動して大音響を少しでも減らせるようにしておきましょう。
飛行機の飛ぶ音も場所によっては大騒音ですから、同じように気を付けてあげてくださいね。
2.窓に防音対策をほどこす
部屋の外の音を家の中から遮断する方法がいくつかあります。
窓際の防音措置として「ガラス窓へフィルムを貼る」「厚めの遮光(遮音)カーテンをおろす」「雨戸を閉める」など、部屋自体に工夫をすることで外から入ってくる音を少なくし、猫の恐怖を減らす事ができます。
夏の暑さや冬の寒さは窓から入ってくるのはご存知でしょうか?サーモグラフィで写し出される映像では、窓際や玄関は極端な色になります。窓へ貼るフィルムは防音だけではなく、エアコンの効きを良くする事もできます。
防音にもなり、省エネにも良く万が一の時にガラスの飛散も防げますので、猫にも安心の素晴らしい対策ですよね。
3.飼い主の準備
飼い主が雷や花火を嫌がれば猫にも伝染します。ぜひ、怖くない大丈夫だよという気持ちを持って落ち着いた態度で猫に接してあげてくださいね。
なお雷や花火が予測される日に、それらを怖がる猫だけで留守番をさせるのは出来れば避けてあげましょう。抱っこの好きな猫ならば、抱き上げて一緒に布団の中に入れてあげても良いかもしれません。ただ、パニックになる可能性がある場合には、飼い主さんのけがにつながりますので、抱っこしない方が良いでしょう。
飼い主の心の準備が出来てリラックスしていれば、猫の恐怖も少しは和らぐことができるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルナ / ♀ / キジトラ / 2.5kg
雷や花火…音を怖がる猫のためにするべきこと3つについてお伝え致しました。
大きな音は予測がつかなく鳴る事も多いでしょう。しかしあらかじめ心の準備や部屋の対策を施していれば、いざという時に慌てないで済みますね!愛猫のために出来ることは、何でもしてあげたいですね。
大きな音に驚いたり、環境の変化でとても大きなストレスを受けて生活に支障がある場合には、抗不安薬や鎮静剤などを使ってストレス源がなくなるまでの時間を過ごさせてあげることもできます。環境の管理で猫のストレス源をなくしてあげられることが一番良いですが、それが不可能な場合には獣医師に相談してそのような薬を使うのも選択肢の一つです。