地域猫は迷惑なのか…問題点と解決に向け大切なこと

地域猫は迷惑なのか…問題点と解決に向け大切なこと

近年では住民同士のトラブルに発展することもある地域猫の様々な問題。この地域猫達はどのように住民の方の迷惑になっているのでしょうか?今回は、地域猫は迷惑なのか…問題点と解決に向け大切なことについて、3つの問題と解決法をご紹介します。できる限り住民同士のトラブルを避けたい猫好きの皆さん、飼い主の方のご参考になれば幸いです。

地域猫は迷惑なのか

緑の多い町で暮らす猫

可愛い猫たちですが、増えすぎると地域によっては迷惑になることもあります。特に外飼い猫の場合は近隣の方に迷惑をかける可能性があります。

地域住民には猫が好きな人や猫が嫌いな人、猫アレルギーを持つ人など、様々な住民がいるため、外飼いで猫を飼っている飼い主の方が気を付けなくては、地域猫は住民同士のトラブルや迷惑に発展することもあるようです。

近年、住民同士のトラブルや迷惑として多いのは、以下3つの地域猫の問題です。

  • 猫のトイレが迷惑に
  • 野良猫の餌付けが迷惑に
  • 子猫が増えて迷惑に

それでは、それぞれの詳しい地域猫の問題について掘り下げて見ていきましょう。

1猫のトイレが迷惑に

トイレットペーパーと猫

地域猫の問題として多いのが、猫のトイレが迷惑になるという問題です。外飼い猫の場合は、飼い主の方が知らない内に、近所の家の花壇や庭の敷地でトイレをしてしまうことも多々あり、迷惑だと思われることがあります。

迷惑にならないように気を付けていても地域に野良猫がいれば同じことなので、「お宅の猫ちゃんがうちの花壇で…」と勘違いをされてしまい、地域猫はトラブルの原因になることもあるようです。

このため解決が非常に難しい、地域猫の問題の一つでもあります。

2野良猫の餌付けが迷惑に

外猫に餌をあげる女性

地域猫の問題としてテレビでも取り上げられることの多い、野良猫の餌付けが迷惑になるという問題です。野良猫の餌付けには賛否両論ありますが、実際に様々な迷惑や問題が起こります。

例えば地域猫に餌付けをすることによって、地域に居着いてしまった野良猫の排泄物が迷惑で問題や、地域猫による繁殖期の鳴き声問題、去勢手術や避妊手術が行われていない場合は、野良猫がどんどん増えてしまうという悪循環に陥ります。

もし野良猫に餌付けをしても、その後のお世話がしっかり見られない場合は、野良猫に餌付けをしないという選択肢も必要です。

地域猫の迷惑やトラブルが起きてしまわないように、「可愛いから、可哀想だから」という理由だけでなく、計画的かつ継続的に飼育を考え直すことも、地域猫が迷惑だと思われないための優しさです。

3子猫が増えて迷惑に

野良猫の子猫たち

地域猫の問題で多いのが「餌付けされた野良猫がどんどん子猫を増やしてしまい、迷惑になる」という問題です。
飼い主の方がいる外飼い猫の場合は、去勢手術や避妊手術を行っている猫がほとんどですが、野良猫の場合は去勢手術や避妊手術を行っていない子の方が多くいます。

地域猫として住み着いた野良猫に去勢手術や避妊手術を施す予定であっても、その前に子猫が増えてしまい、結果的に手が回らない状況になってしまうこともあるので、地域猫の問題として改めて考える必要がありそうです。

地域猫問題を解決するために3つの方法

茶トラ猫を撫でる子供

ご近所同士などでのトラブル解決法とは?

先ほどご紹介した住民同士のトラブルとして多い、3つの地域猫の問題。
外飼い猫を飼っている飼い主の方も含め、この地域猫の迷惑や問題を解決するためには、以下3つの解決法で、地域猫による住民同士のトラブルを避けることが可能です。

  • 外飼い猫はトイレをさせてから外へ出す
  • 責任が持てない野良猫には餌をあげない
  • ご近所へのフォローが重要

1.外飼い猫はトイレをさせてから外へ出す

猫用トイレと子猫

地域猫の問題として多いのが、猫のトイレが迷惑になるという問題ですが、外飼い猫はトイレをさせてから外へ出すということが一つの解決法になります。

しかし先ほどもご紹介した通り、地域猫として野良猫が住んでいる場合は根本的な解決が難しくなります。

もしも可能であるなら完全な室内飼いで解決してみる、またはご近所の住人が猫よけ対策をしてくれるなど、飼い主の方と話し合って譲歩し合う形が好ましいです。

2.責任が持てない野良猫には餌をあげない

人の手を掴む猫

地域猫の問題として多い、野良猫の餌付けが迷惑になるという問題には、やはり責任が持てない野良猫には餌をあげないことが解決法になります。

猫が可愛いと思う気持ちは、猫好きな皆さんであればもちろんありますが、万が一、ご近所トラブルに発展し、迷惑をかけてしまった際に、本当に責任がとれるかどうか改めて考える必要もあります。

猫たちを引き取れずに施設などに手離す可能性があるのであれば、責任が持てない野良猫には餌をあげないという選択肢も必要になります。

可愛い猫たちの命には、最後まできちんと責任を持って接してあげてください。

3.ご近所とのコミニューケーションが重要

猫を抱き上げる女性

様々な地域猫の問題がありますが、最終的にはご近所へのフォローが重要であり、地域住民と飼い主の方が上手く付き合っていくことが一番の解決法でもあります。

もしも、ご近所の家に外飼い猫が迷惑をかけてしまっても、今後について話し合えるような、お互いのフォローができる良好な関係を築いていることが大切です。このためには普段から地域の住民への挨拶や必要なコミニューケーションをとることが重要と言えます。

まとめ

ソファーで猫を抱っこする女性

今回は「地域猫は迷惑なのか…問題点と解決に向け大切なこと」についてご紹介しました。

地域猫はご近所の住民にしばしば迷惑をかけることもありますが、結果的には飼い主の方が責任をもって誠実に対応することで、ご近所とのトラブルを避けられるのではないかと感じました。

地域猫は大変なことも多いとは思いますが、地域に野良猫が多いところでは、ご近所とのコミニューケーションを取りながら、うまく猫たちと向き合っていくことが重要なポイントになりそうです。

投稿者

20代 女性 茶々

地域猫と称するからには、地域に住む住人全員の賛同が必要ですから、地域に地域猫に反対している人がいる時点で、その猫ちゃん達は単なる野良猫であって、地域猫ではありませんよ。

合意形成の努力を怠って見切り発車すれば、必ずしも地域猫反対ではない住人も反対派にしてしまい、余計なトラブルを増やしてしまうことを理解して活動しないといけないと思います。
投稿者

50代以上 男性 匿名

そもそも猫だからと言うことで、リードも付けず自由に外に出すことをやめれば問題の大部分は解決する。地域猫という名前を使い、いかにも地域貢献、保護しているという満足感を正当化させていることも間違い。餌を与え、食べきらない餌が腐る。悪臭。地域猫だからどこかの家の中で飼われないので糞尿被害は避けられない。地域猫という名前を付けて野良猫化も正当化させている。このこと自体が間違いで有ることに気づいてほしい。猫好きばかりでは無い。迷惑している方のことも考えてほしい。
投稿者

20代 男性 匿名

そもそも猫を外に出すこと自体が非常にまずいのでは?
もし仮に猫が子供などを傷つけることがあれば最悪殺処分ですよね?
生き物を飼う上で自分の管理できない場所には出さない。これが基本だと思います。
投稿者

40代 女性 halu

地域猫。今、行政も含めて対策に乗り出してる。TNTA,TNR,TNRCに少し関わってる。
TNTA→トラップ・ニューターチームアドプト
トラップ→捕まえる
ニューター→手術
チーム→人馴れ教育
アドプト→里子入り

TNR→トラップ・ニューターリリース
捕まえて手術して元の場所に放す。

TNRC→トラップ・ニューターリリースコミュニケーション→終生に渡って地域で管理する。

官民あげてやって行こうと言う動きが少しずつ始まってる。
投稿者

男性 匿名

例えば地域猫として集められた猫が近所の家の壁で爪をといでしまって損害が発生しているような場合、行政が責任をとるのでしょうか? 反対していても迷惑を被った場合は泣き寝入りでしょうか? 猫以外の害獣は人間生活に被害を与えてしまう場合駆除対象ですが、地域猫として野良猫からカテゴリー変更された場合駆除もできなくなってしまいますね。TNR活動が成果をあげたという報告は世界中ほぼどこからもあがっていません。耳さわりのいいスローガンだけで流されるのはやめて、自分で調べ考える時期にきているのではないでしょうか。
投稿者

女性 匿名

地域猫やTNR猫は、猫嫌い、猫アレルギー、猫に大切にしている草花を薙ぎ倒したり糞尿まみれにして枯らしたり、猫に野鳥との交流等を邪魔されたり野鳥を殺されたりなどしている人達からみると極めて悪質な害獣です。
また、駐車場等で餌待ちして彷徨く猫達は車に傷を付けたり尿を掛けたりボンネット内に入り込んだり、動いている車の前後を走り抜けようとして轢かれたり、これも極めて悪質な害獣としか言いようがありません。
野良猫に餌やりしたかったら自分達で室内飼いしてください。
避妊や去勢手術だけして棄てるのは絶対にやめてください。
投稿者

50代以上 男性 きよきよ

猫を夜に、外に出すのを止めましょう。

猫が可愛いからという自分勝手な思いで夜に外に出して、
近所に迷惑をかけても構わないと思っているのでしょうね。

猫を飼うということはパチンコに行ったり、お酒を飲んだり、タバコを吸ったりするのと同じですよ。

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