「猫を捨てたい」と思う前に 飼育放棄や遺棄の意味,解決策

「猫を捨てたい」と思う前に 飼育放棄や遺棄の意味,解決策

もし何らかの理由で「猫を捨てたい」と考えるようになった場合、外に猫を捨ててきてしまうという行為は、飼い主として絶対に行ってはいけない行為です。では、具体的にどのような対策をとればよいのでしょうか。今回は「猫を捨てたい」と考えることの意味と、猫にとって幸せな改善策について紹介します。

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「猫を捨てたい」と思う前に

籠の中でくつろぐ猫

近年猫ブームが続いており、その影響で猫を飼い始めた人も増えました。多くの方は責任を持って最後まで愛猫を世話しています。

しかし残念なことに、中にはさまざまな事情から「猫を捨てたい」と考える人もいるのです。そして酷いことに、今まで飼っていた猫を外に置き去りにして捨てる人も実際にいます。

でも、このような悲しい結末を辿る前に「猫を捨てる」ということがどれだけ猫にとって負担になるのか考える必要があります。

今回は「猫を捨てたい」と考えている方のために、猫を捨てることの意味や、猫にとって負担の少ない解決策を紹介していきます。

捨てる以外に対策がないかを考える

猫を捨てたいと思う理由は人によってさまざまです。なかには「猫アレルギーになって飼うことが困難になった」「野良猫を一時的に保護したけど、自分の家で飼うのは難しい」といったやむを得ない事情もあるでしょう。

人によっては「猫が可愛くなくなった」「子猫を繁殖させ過ぎて手が回らなくなった」といった飼い主による勝手な理由もあります。

しかし、どんな理由であれ「猫を捨てたい」と思うのには、必ず原因が隠れています。ならば、その原因をつきとめれば「捨てる」という選択肢以外に、もっと良い解決策が見つかるはずです。

「去勢手術を受けさせて猫の繁殖をストップする」や「猫を飼いやすい環境へ引っ越しする」など、どうにかして猫と共存できる方法をまずは模索しましょう。

あらゆる対策を考えた上で、どうしても実現が難しいのであれば、猫を捨てるのではなく「他の人に譲る」という方針で考えましょう。

詳しい解説策については、後述してあるのでぜひ参照してみてください。

猫を捨てる飼育放棄・遺棄が意味すること

横たわる野良猫

猫を捨てるというのは、不要な家庭ゴミを捨てるのとは意味が全く異なります。「猫を捨てたい」という思いから身勝手な行動をとることの意味について、しっかりと理解しておきましょう。

猫を捨てるというのは、無責任な行動

猫は、物ではありません。捨てられてしまった後だって、水や食べ物を摂取しないと生きていけませんし、排泄する場所だって必要です。

でも、今まで家の中で過ごしていた猫が、いきなり外の世界に放り出されたところで、水や食べ物を自力で確保するのは難しいです。

また、他人の敷地内で排泄をして、近所の人に迷惑をかける可能性だってあります。しかし、そうしないと猫も生きていけません。

しかも、上手く生き延びたとしても、野良猫だと見なされて保健所に収容される危険性もあります。保健所でも里親募集はしていますが、もし貰い手が見つからなかった場合は、殺処分されてしまうのです。

猫の殺処分数は減ってはいるものの、今でも年間で約4万頭以上もの猫が殺処分されています。捨てられてしまい貰い手すら見つからなかった猫がどのような末路を辿ってしまうのか、お分かり頂けたでしょうか。

今まで飼っていたにも関わらず、「猫を捨てたい」という理由のせいでいきなり捨ててしまうのは、非常に勝手で無責任な行動といえます。

猫を遺棄すると罰則がある

「猫が捨てられていた」というのは珍しい話ではなく、悲しいことに色々な場所で起こっています。しかし、これはれっきとした犯罪行為です。

動物愛護管理法では、「愛護動物を遺棄した者には、100万円以下の罰金がある」と決められているのです。なので「色々な人が猫を捨てているから」という甘い気持ちで猫を捨てると、罰金を請求される可能性があります。

過去にあった事例で、犬を身勝手な理由で遺棄した人が逮捕されたケースもあるくらいなのです。「生き物を捨てたいという勝手な理由で遺棄する=犯罪行為」だということをしっかり覚えておきましょう。

猫の飼育放棄・遺棄の解決策

マッタリとお昼寝する茶白ネコ

しかし、どうしても飼うことが困難になってしまい「猫を捨てたい」と考えてしまうケースもなかにはあります。そのような場合は、以下の方法で代わりに飼ってくれる人を探しましょう。

引き取ってくれる知人を探す

「猫を捨てたい」と考える前に、まずは自分の周りで、猫を引き取ってくれる人がいないかどうか探しましょう。実家、兄弟、友人、職場の人、恋人などを当たっていけば、一人くらいは「猫を飼いたい」と名乗りを挙げてくれる人がいるかもしれません。

ネットで里親を探す

「猫を捨てたい」と考えてはいるけど、周りに猫を飼いたい人がいないという場合もあります。そのような時は、ネットを利用して里親探しをしましょう。

最近では「ネットの情報を見て、猫を引き取った」という人もどんどん増えてきています。里親探し専用のサイトや、SNSなどで里親を募集すれば多くの人に情報を伝えることが可能です。

「猫を捨てたい」と考えている人がいる一方で、「猫を引き取りたい」と思っている人も数多くいるので、良い飼い主さんを探すことに専念しましょう。

まとめ

秋空と三毛猫

「猫を捨てたい」と考えること自体、飼い主としての責任をきちんと果たしていないことになります。なので、もし猫を飼うことが困難だと感じるようなことがあったら、まずはその原因への対策を考えて、できる限り共存していく方向で考えてください。共存していくのがどうしても無理だと判断した場合でも、猫を無責任に捨てるのではなく、他の人に猫を譲るようにしましょう。

30代 男性 通りすがりのネコ嫌い

こちらの記事に賛同します。
手を尽くしてもネコ飼いが困難になった場合は、里親募集するのが飼ってきたネコに対する最後の誠意です。
しかしながら、動物愛誤活動家の方々はネコを里子に出すことに脊髄反射的に反対し罵倒します。

私がネコ嫌いになったのは、友人が長期の入院することになったときに、動物愛誤団体に行き、入院中、預かってもらえないか(もちろん費用は友人が負担)、出来ないなら里親募集の援助をしてもらえないかと相談したところ、「一度飼ったネコを手放すなんて!」などと口汚く罵倒されたためです。

このように激しい口撃をされると、気の弱い方は、「餌やりを放棄」するなどの虐待や、「家出」と称する遺棄、「事故で」又は「病気で」と称する虐殺等をしがちです。
里親募集の際に、動物愛護団体が暖かい応援をしてくれる社会になったとき、ネコにとって幸せな時代への第一歩になるような気がします。