あなたの猫も実は肥満かも…猫の体脂肪率を測る方法

あなたの猫も実は肥満かも…猫の体脂肪率を測る方法

猫の肥満は良くないと言うけれど・・・愛猫が肥満なのかどうか、良く分からないと思う飼い主さんは、多いのではないでしょうか?そんな方に、朗報です!簡単に猫の体脂肪率を測る方法が、あるのです。活用して愛猫が肥満かどうか、確かめてみましょう!

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猫の体脂肪率を測る方法

測る

猫の体脂肪率は、メジャーがあればご家庭でも簡単に、測ることができます。

猫の体脂肪率の測り方

1.胴回り(第9肋骨の周り)をメジャーで測ります。(A)
2.膝からかかとまでの長さを測ります。(B)
3.1と2で測った数値、(A)と(B)を下記の表に対応させて、体脂肪率を確認しましょう。目安として体脂肪率30%以上で、肥満です。

猫の体脂肪率の表

「第9肋骨の周り」と言われても難しいですが、猫の肋骨は全部で13本あります。首側から数えるよりも、背中側から数えた方が、間違えにくいでしょう。

もちろん、胴のほぼ中心を測るのでもOKですが、より正確に測りたい場合は肋骨の数を数えてから計測してみてください。

「膝からかかとまで」を測る場合も、骨を触りながら行うと、測りやすいです。意外と猫が動きますので、最低でも2人がかりで行うと良いでしょう。

猫の肥満度を測る方法は他にもいくつかありますが、飼い主さんが判定するには難しい場合もあります。この方法ですと手軽に体脂肪率を計測することができますから、良い目安になります。ぜひご家庭で、試してみてください!

猫が肥満になると・・・?

肥満

ぽっちゃり猫は、可愛いですよね。でも、猫の肥満には命の危険すら、潜んでいるのです。可愛い外見と引き換えに、どんなリスクがあるのか見ていきましょう。

  • リスク1  糖尿病
  • リスク2  呼吸器への負担増加
  • リスク3  心臓病
  • リスク4  関節への負担増加
  • リスク5  皮膚病
  • リスク6  便秘や下痢になりやすい
  • リスク7  脂肪肝(肝リピドーシス)
  • リスク8  下部尿路疾患
  • リスク9  口腔内疾患
  • リスク10  麻酔が効きづらい

リスク1 糖尿病

糖尿病

人と同じで、猫も肥満になると糖尿病にかかりやすくなります。2016年にイギリスで行われた調査では、体重が増えるごとに糖尿病の発症率も増加することが分かりました。

糖尿病は様々な病気を併発しがちです。原因は肥満だけでなく年齢や食事の取り方、他の疾患などもありますが、愛猫が肥満にならないように気をつけることで、糖尿病にかかるリスクを一つ、減らすことができます。

愛猫を守るためにも、肥満を避けることは必須です。

リスク2 呼吸器への負担増加

呼吸

肥満によって首周りに脂肪がつくと、呼吸器が圧迫されて呼吸がしづらくなってしまいます。デブ猫として有名だった猫も、呼吸器不全によってその短い生涯を閉じています。呼吸しづらいのは猫にとっても辛いでしょうし、命の危険すらあるのです。

愛猫の体重管理は、飼い主さんに託されています。

リスク3 心臓病

心臓

肥満と猫の心臓病の因果関係はまだはっきりとはしていないようですが、体重が増えればそれだけ、心臓に負担がかかることは想像できます。気をつけることに越したことはありません。

リスク4 関節への負担増加

関節

体重が増えればそれだけ、膝や腰への負担が大きくなるのは当たり前です。5kgの猫が1kg太ると、人で言えば60kgの人が12kg増えて72kgになったのに相当するそうです。たかが1kg、と軽く見られないのが、猫の肥満です。

猫の場合、たとえ関節炎になっても、明らかに歩行がおかしくなる、というケースは少ないのだとか。怪我を隠す猫ですから、気がついてあげるのが遅れる場合も。

これまでと比べて、高いところから降りるのに躊躇する、段差を少しずつ降りるなど運動の変化があったら、注意してあげてください。

リスク5 皮膚病

皮膚

肥満とは関係がなさそうな皮膚病ですが、脂肪が邪魔して毛づくろいが十分にできなくなる為、様々な皮膚病にかかりやすくなってしまいます。

お尻の毛づくろいができなくなると排泄物がそのままくっついた状態になりますので、いろんな問題を引き起こすのは想像に難くありません。

リスク6 便秘や下痢になりやすい

トイレ

肥満の猫が便秘や下痢になりやすいという研究結果が出ています。便秘を繰り返すと、巨大結腸症という便が結腸に溜まって結腸が働かなくなる、という病気になってしまいます。

下痢も、脱水症状などになりやすいので、十分気をつける必要があります。

リスク7 脂肪肝(肝リピドーシス)

食欲低下

猫の食欲が急に落ち、体重が減った時に起こりやすいです。体重が減るのは良いことだと思いますが、肥満の猫だと脂肪が肝臓に動員されすぎて、脂肪肝になってしまいます。

また、急激なダイエットでも、脂肪肝を引き起こすことが。猫をダイエットさせる時は緩やかに体重が減るよう、気をつけて行いましょう。

脂肪肝は命に関わる病気ですので、猫が数日食事をしなかったりよだれや黄疸が出ていたりしたら、早急に動物病院を受診してください。

リスク8 下部尿路疾患

問題

猫が肥満になると、トイレに行く回数が減ってしまいます。すると、猫のかかりやすい下部尿路疾患にかかりやすくなります。

ただでさえ室内飼いをしていると、下部尿路疾患のリスクが高まります。加えて肥満ともなれば、そのリスクが更に高まりますので、十分に気をつけてあげてください。

リスク9 口腔内疾患

口

肥満がなぜ、口腔内の疾患(歯周病、歯石など)のリスクを高めるのかははっきりとしていないのですが、関連があることだけは分かっています。いずれにせよ、肥満は様々な病気のリスクを高めるということですね。

リスク10 麻酔が効きづらい

麻酔

肥満になると麻酔の効果が薄まるので、手術が必要になった場合、手術を難しくしてしまうリスクも。

猫が肥満になる原因

原因

愛猫を肥満にしないため、肥満になってしまう原因を、チェックしましょう。

原因1 食事の量が多い

食事

愛猫に与える食事の量が多いと、肥満になりやすいです。一日のカロリー計算を行って、必要量以上は与えないようにしましょう。

愛猫が可愛くねだってくるからといって、おやつの与えすぎにも注意です。おやつを与えた場合、その分のカロリーを食事から差し引いて与えるようにしましょう。

原因2 不妊手術

手術

不妊手術を受けさせるとホルモンバランスが変わるので、代謝の低下や食欲の増進に繋がり、結果として肥満になりやすくなることがあります。

猫によっても異なるので、必ず不妊手術を受けたからといって太りやすくなる訳ではありませんが、手術後はより一層、体重管理に気を遣いましょう。

原因3 年齢

年齢

年齢が高くなると基礎代謝が落ちてきますので、同じカロリー量でも太りやすくなります。年齢に合った食事を与えるようにしましょう。

原因4 ケガや病気

療養

ケガや病気によって療養中の猫は、どうしても運動不足になりがちです。クッシング症候群や甲状腺機能低下症など、内分泌系に異常がある場合、体重が増加することも。

原因5 運動不足

運動不足

運動不足が肥満の原因となる場合も。室内飼いの猫は特に、注意しなければいけません。十分に動き回れる環境作りを、心がけてあげてください。

まとめ

まとめ

自宅で簡単に愛猫の体脂肪率を測れるとは、嬉しいですね!愛猫が肥満になっていないか、マメにチェックすることができます。もし愛猫が肥満になってしまったら、ダイエットをさせなければいけませんが、その前にまず、肥満にさせない事が大切です。

愛猫も肥満でない方が動きやすく、体の調子も良いのではないでしょうか?愛猫の体重管理には、十分に注意してあげたいですね。