ロシアンブルーの色にまつわる2大特徴!被毛と瞳に関するトリビアとは?

ロシアンブルーの色にまつわる2大特徴!被毛と瞳に関するトリビアとは?

世の中の猫には同じ種類の猫でも毛色や瞳の色の種類が豊富で、またどの色にするかも購入する時の重要なポイントですよね。しかし、このロシアンブルーは被毛の色と瞳の色がそれぞれ一色だけしか認められていない珍しい猫種なんです!そんなロシアンブルーの色の秘密に迫ります。

ロシアンブルーの被毛の色

うつむくロシアンブルー

猫の世界でブルーは灰色を指す

ロシアンブルーをパッと見て最初に目に飛びこんでくるのは、なんといってもグレー1色の綺麗な被毛ではないでしょうか?ロシアンブルー最大の特徴ですよね。
しかし、私たちが言うこのグレーは猫の世界では「ブルー」と呼ぶのです!そう、名前にもなっているブルーはこの被毛の色からきています。ロシアンブルーはこのブルーの毛色しか認められていません。
ロシアンブルーの毛の1本1本は灰色の濃淡の帯のようになっていて「ティッキング」と呼ばれます。そのため光の加減によってシルバーに輝く深みのあるグレーに見えるのです。

ブリティッシュショートヘアとの交配でブルーの毛色が保たれた

第二次世界大戦後、ロシアンブルーは絶滅の危機にさらされましたが、ブリティッシュショートヘアやシャムとの交配で危機を免れました。その際、ロシアンブルーの毛色か体型どちらを追い求めるかでブリーダーは交配させる猫を選び、ブルーの毛色を追い求めるブリーダーはブリティッシュショートヘアのブルーと交配させ、その色を守ってきたとされています。

ブルーキャット御三家のひとり

このブルーの被毛を持った猫種は「ブルーキャット御三家」と呼ばれ、ロシアンブルーの他にシャルトリューとコラットも同じく全身ブルー1色の猫です。
同じブルーでも猫種や個体によって濃淡が違ったり、暖かみのあるブルーの子もいればステンレスのようなクールなブルーの子もいるようです。

ブルー以外の毛色も存在する!?

ホワイトやブラック

近年では、ブルーの毛色以外にホワイトやブラックの毛色をしたロシアンブルー・・・いや、「ロシアンホワイト」や「ロシアンブラック」も誕生しているようですが、ロシアンブルーの毛色はブルーしか認められていないのが現状です。

ブルーポイント

先述したようにシャムのブルーポイントと交配した過去があるため、ごくごく稀に真っ白の体で生まれてきて後々ポイントカラーとして鼻・耳・足・尾にグレーの色が出てくるロシアンブルーも存在するようです!その姿はトンキニーズに似ていて、瞳の色もブルーだそうです。
ただ、このブルーポイントのロシアンブルーは両親ともがブルーポイントの遺伝子を持っていて、さらに劣性遺伝と言って4分の1の確率でしか生まれません。ロシアンブルーの毛色はブルーのみ認められているためブルーポイントは商品としての価値は低くなり、ブリーダーもわざわざブルーポイントのロシアンブルーを繁殖には使わないのが現実です。

ロシアンブルーの瞳の色

見上げるロシアンブルー

瞳の色はエメラルドグリーン

ロシアンブルーの瞳は鮮やかなエメラルドグリーン色をしています。ロシアンブルーがこのエメラルドグリーンの瞳なのは、絶滅の危機を免れるためにブルーポイントのシャムと交配させたことで現在のようなグリーンの瞳を持つスリムなロシアンブルーが誕生したと言われています。

子猫のときはグリーンではなくブルー

ロシアンブルーの子猫

ロシアンブルーの子猫はエメラルドグリーンではなく、淡いブルーの瞳をしています。これは「キトンブルー」と呼ばれ、どの猫も子猫のときは瞳の色は青いのです。エメラルドグリーンになる時間には個体差があり、2ヶ月頃から変わり始める子もいれば2歳くらいでようやくエメラルドグリーンになる子もいるようです。

瞳が黄色いと病気!?

目の黄色いロシアンブルー

たまにロシアンブルーでも「鮮やかなエメラルドグリーンではなく、黄色っぽい瞳をしているから心配!」という飼い主さんもいるようです。
これも個体差で、みんながみんな綺麗なエメラルドグリーンなわけではなく、黄色がかったグリーンの瞳の子もいます。エメラルドグリーン単色ではなく、中心から外側に向かってグラデーションになっている子もいるので、光の当たり方によっては黄色っぽく見えることもあるのです。

しかし、黄色っぽい目をしていても全てのロシアンブルーが心配ないというわけでなく、病気の可能性がある場合もあります。「結膜炎」や「角膜炎」など目の病気にかかった場合、目やにが常に出て目の中に溜まります。そんな時も瞳の色が黄色っぽく見えることもあるようなので、注意が必要です。心配であれば動物病院を受診しましょう。

まとめ

ロシアンブルーの「色」に関するトリビアをまとめてみました!
ロシアンブルーはなんといってもブルーの被毛にエメラルドグリーンの瞳が特徴です。一度ロシアンブルーを見れば、誰もがその美しい魅力に虜になってしまうのではないでしょうか?

投稿者

20代 女性 阿部

どうしてグレーなのにロシアンブルーという名前がついているのか、とても不思議だったのでこの記事を読み納得しました。そしてロシアンブルーがブルーの毛色(グレー)しか認められていないというのも、今回初めて知りました。しかしホワイトやブラックの被毛カラーも誕生しているにも関わらず、ロシアンブルーとして認められていない、というのは悲しい現状です。そしてロシアンブルーの持つエメラルドグリーンの瞳は、まるで宝石のようでとてもきれいですよね。友人の家で飼っているロシアンブルーも、とっても綺麗な被毛と瞳をしていて、その上品な姿に見とれてしまいますが、名前はなんと「おかき」。ミスマッチなそのネーミングにいつもクスッと笑ってしまいます。
投稿者

30代 女性 tonakai

グレーの毛色でも「ブルー」と呼ぶことにとても高級感があると昔から思っていました。他にもブルーの毛色が特徴の猫がいますが、写真で見比べると色の深さや艶などに違いがあり魅力的ですよね。猫初心者の私にはブルーの猫を見ただけでは種類の違いが分かりませんが。
また、ブルー以外の毛色のロシアンブルーも誕生するとは知りませんでした。必ず同じ被毛の色の猫が生まれるわけではないことは、猫を購入する前の知識として知っておきたいことだと思いました。もちろん瞳の色に関してもです。
猫ブームでテレビでロシアンブルーの特集が組まれていました。被毛の色や瞳の色以外にも知らないことが多いと感じ、性格も含めこれから人気が上昇するのではないかと思いました。
投稿者

30代 女性 おにゃっきー

色々な猫種がある中で、ブルー(グレー)は珍しいなと思っていました。
私のねこさん達はみんな雑種なので、一色で統一されている子はいません。

外ねこさん達も模様がある子が多く、なにより”外猫ブルー”を見た事がないので、本当に珍しいんだなと、改めて思いました。

世界大戦後の危機…その時代をわたしは知らず、戦争の経験もないのですが、品種の危機があるほど。と考えると、壮絶な時代もあったんだなと感じずにはいられません。

品種を絶やさずに守ってくれた、当時のブリーダーさんにも、ブリティッシュやシャムさんにも、感謝しないといけないですね。

私的には、ロシアンブルーも、ロシアンホワイト&ロシアンブラックも、魅力たくさんな、ねこさんだと思います。名前の響きも、格好良いですし!
「ブルーキャット御三家」は、初耳で、日本的な言い方に笑ってしまいました♪

わたしの知らない猫種がたくさんいて、知るごとに楽しいです!
投稿者

女性 UMI

ロシアンブルーは昔から「高貴」「上品」「お金持ち」のイメージが強いです。ロシアンブルーはグレーの毛色にグリーンの瞳のみが認められているという事実に驚きました。そんなに厳しく決められている猫ちゃんも珍しいですよね。それほどロシアンブルーという種類を守ろうとしているということですかね。
あの美しいグレーのようなシルバーのような毛色は他の猫ちゃんではなかなかお目にかかれませんよね。しかもその見た目通りといいますか、凄いツンデレだと聞きますし、ますます魅力的に見えちゃいますよね。犬のように飼い主に従順との事ですから、私だけに甘えてくれる可愛い可愛いロシアンブルーの猫ちゃんを考えただけでにやけちゃいますね。
投稿者

女性 ケロキ

ティッキングの被毛はとても魅力的に見えますよね。ロシアンブルーは被毛が1色だけだと思っていましたが、ティッキングによって吸い込まれそうな美しい灰色の毛が作り出されていることが分かりました。被毛が特徴的であるからなのか、抜け毛を丸めてボールにしている飼い主さんが多いですよね。色が1色だと「分身」のようにも見えて面白いですね。我が家の猫はキジトラなので、抜け毛を丸めても色が混ざってしまい分身のようには見えないのが残念です。毛色がブルーでも、年齢とともに白い毛が出始めることもあるようです。
ロシアンブルーは毛色が名前になるほど被毛が特徴的ですが、それ以外にも、飼い主に忠実で嫉妬深いなど性格も魅力的ですよね。
投稿者

40代 女性 ママにゃん師走

ロシアンブルーのブルーはグレーの事とは素敵な響きですね。
友人のロシアンブルーをまじまじと見た事はありませんでしたが、瞳がエメラルドグリーンなのですか。ビロードのような被毛と緑の瞳が高貴で上品な雰囲気ですね。確か触った感触も柔らかすぎず硬すぎず、何とも弾力のある心地だったような記憶があります。
ロシアンホワイトとロシアンブラック、こちらも会えるのなら会ってみたいです。
公式に定められた色でないとロシアンブルーと公認されないのも、他の種もそうですが猫自身にとっては関係ない事ですよね。交配させるのは人間ですから、人間側が猫に対して誠意をもって接していかないと駄目ですね。
確かに血統書は大切なのですが、一緒に暮らし始めるとどうでも良くなるのもこの血統書。不思議な存在です。
投稿者

40代 女性 かな

祖母がロシアンブルーを飼っていました。
目はグリーン色で、グラデーションになっていました。とっても、綺麗で見とれてしまいました。体は灰色で毛並みもきれいでした。体も丈夫で長生きしました。他の猫ちゃんとも仲良くしてくれて、他の猫ちゃん達のボスになってくれました。毎日、ブラッシングして皮膚病にならないように気をつけていました。

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