「猫に九生あり?」9つの命を持つと言われる5つの理由

「猫に九生あり?」9つの命を持つと言われる5つの理由

「猫に九生あり」ということわざや、有名なロミオとジュリエットの中にも「猫王の9つある命のうち1つでも欲しい」というような一節がありますよね。当然猫も人間と同じように1つの命しかありませんが、何故9つの命を持つと言われているのでしょうか?

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”猫の命”なぜキリの悪い9?

古代エジプト

キリの良い「10」や「100」ではなく、なぜ「9」なのでしょうか。
それは、猫を神様として崇めていた古代エジプトまで遡ります。

古代エジプトでは、「9」は三位一体の神がさらに3つ揃った数字であること。
さらに、

  • 天地創造の神
  • 湿気の神
  • 夜の神
  • 大気の神
  • 大地の神
  • 天空の神
  • 生産の神
  • 豊穣の神
  • 砂漠と異邦の神

合わせて「九柱神」という9つの神様がいること。
このことから、「9」はとても神聖な数字であり、そのため「猫は9つの命を持つ」と言われるようになったのです。

猫に九生ありと言われるようになった理由

カーペットの上に座る猫

いくら神のような存在であったと言っても、やはり生き物である限り猫も命はひとつです。
なぜ複数の命を持つなんて「でまかせ」が、ことわざにまでなっているのでしょうか。

1.身体能力の高さから

木の上にいる猫

猫は優れたジャンプ力を持ち、高いところから落ちても平気だったりと、身体能力が長けていますよね。

本来人間であれば確実に助からないような高さでも、猫ならば器用に着地できることから「猫は簡単には死なない、不死身だ」なんて思ったのかもしれません。

ちなみに、高いところから落ちても平気というのも限度があり、あまりにも高過ぎる、または逆に低すぎて体制を整えられずに落ちた場合は、猫でも怪我をしたり命を落としたりすることもあるので危険です。

2.生命力の強さから

災害で崩れた瓦礫の中や、火事からボロボロになりながらも生還したという話はわりとよくある事で、中には交通事故にあい死んだと思われていた子が墓場から這い出て帰ってきたなんて話もあるほど猫の生命力には驚かされるところがあります。

「生き返った」と思われても不思議ではないエピソードもあることから、これが「複数の命がある」と言われるようになったキッカケならば少し納得してしまいますね。

3.家出をするから

ひょっこりする猫

猫によっては外に出たら何日か帰ってこない子もいます。

飼い主さんが「ああ、もう○日も帰ってこない。これは何処かで死んでしまったのかもしれない」と思ったのち、ひょっこり帰宅。

「一度死んだと思われた猫が生きて帰ってきた」=「生き返った」になったのかもしれません。

4.危険を省みないから

木に登る猫

高い木に登って降りられなくなったり、走る車の前を横切ったりと、なかなか危ないことも平気でやってしまう猫ちゃん。
「普通1つしかない命ならそんなに危険なことばかりしない」そこから「いくつも命がある」に繋がったようです。

5.魔女の使いというイメージから

魔女と猫

昔から、猫、特に黒猫は魔女とセットで描かれることが多くありました。

それは、中世ヨーロッパでは、光る目を持ち、自由気ままで何を考えているか分からない、特に闇のように真っ黒な猫は不気味であるということで、同じように不気味な魔女の使い魔に違いないと言われていたからです。

その魔女は不死身であると信じられていたので、使い魔である猫も当然不死身であると思われたのでしょう。

まとめ

緑の瞳の猫アップ

「猫に九生あり」は、「しぶとい」といった意味で現代も使われていて、そんなイメージからとても頑丈で簡単には死なないと思われている猫ちゃんですが、ほかの動物と同じように病気にもなりますし、怪我をしたらそれが命取りになることもあります。

本当に9つも命を持っていたら飼い主としてはとても嬉しいのですけどね。
猫ちゃんのたったひとつの命、たった一度の猫生を、幸せなものにしてあげましょう。