猫の爪をカバーするネイルキャップとは
商品情報
・およそ4-6週間もちます。
・無害の材料のため万一猫が呑み込んでも健康被害はありません。
猫のネイルキャップとは、その名の通り爪に装着するカバーです。ネイルキャップには「ソフトクロー」という別名の商品もあります。
やわらかいゴムが猫の爪の形になっていて、専用の接着剤を使用してはめ込みます。爪とぎなど猫の爪による被害を防ぐために使用されていて、日本ではまだまだ知られていません。しかしアメリカでは一般的だそうです。
ネイルキャップは色の種類が豊富で、爪の被害を防ぎながらかわいく見せてくれるため、おしゃれとしても使われています。爪とぎ対策には猫の爪を抜く手術がありますが、ネイルキャップは自宅でできる対策の一つです。
猫の爪に装着するネイルキャップの利点と問題点
利点1, 家具などに傷がつくのを防ぐ、爪とぎのしつけができる
爪にキャップを付けるため、ひっかき傷を防ぐことができます。猫を飼っていると楽しいばかりではなく問題も起こります。その一つが爪とぎです。
猫の爪とぎは、爪の古い層をはがすことでとがらせて、狩りや木登りをしやすくし、肉球の間にある臭腺から出る、ニオイをこすりつけてマーキングする意味があります。本能で行っているためやめさせることはできません。
しかし、爪とぎをする場所と、爪とぎをしてはいけない場所を教えることはできます。しつけをする間、猫にネイルキャップをつけることで家具や壁に傷がつくことを防げるのです。
猫のネイルキャップは接着剤で装着しますが、爪の古い層がはがれることで4週間~8週間ほどで自然に取れます。その間に猫が気にいる爪とぎを設置し、猫に爪とぎをしてほしくない場所にカバーをします。
ネイルキャップをしていても、猫が爪とぎの動作をするので、しつけができたか確認ができるのです。爪とぎのしつけができれば、猫にネイルキャップを使用しなくてもよくなります。
利点2. ケガを防ぐ
猫によっては飼い主さんとじゃれるときに爪を出してしまうことがあります。大人ならすぐに避けることもでき、爪が当たっても軽いけがで済むかしれません。
ですが、小さな子どもの場合、引っかかれてケガをするのが心配ですよね。小さな子どもがいるので猫にネイルキャップをしているという飼い主さんもいます。
猫自身のケガを防ぐこともできます。治療中の傷や、体の一部分をかきすぎてしまう場合、後ろの爪に猫のネイルキャップを装着することでケガを防ぐことができるのです。
猫の前足には装着せず、後足だけ装着している飼い主さんもいます。エリザベスカラーを装着できない猫にはとても役立つという口コミがありました。
問題点1.ネイルキャップに対するストレス
猫の爪にはめるだけ、と簡単に対策ができるネイルキャップですが、全ての猫が装着になれてくれるわけではありません。爪先に違和感を覚えてストレスとなることもあります。
猫の爪は指先に収納できるような構造で、状況に応じて爪を出しています。猫のネイルキャップをすると、爪をすべて収納できなくなってしまうため、不快感を覚えることがあるのです。
また、猫の爪とぎには「ストレス発散」という意味もあります。思うように爪とぎができないことや、爪とぎによるマーキングができないというストレスを抱えてしまう猫も中にはいるということも問題点です。
問題点2.手間がかかる
接着剤を使って猫の爪にはめ込むだけのネイルキャップですが、初めは猫が嫌がって外してしまうことがあります。その都度つけなおさなければなりません。装着しても猫の活動量によっては、早くて2週間でとれてしまうことがあります。
また、接着剤が乾くまでは猫が動いたり、猫がネイルキャップを外したりしないようにしなければならないため、手間や費用がかかると感じる場合があります。
猫の爪へのネイルキャップの付け方
猫のネイルキャップにはサイズがあります。猫の成長段階や体の大きさに合わせて選びましょう。
- 猫の爪が伸びている場合、先端を少しカットしておきます。
- ネイルキャップに接着剤を入れ、猫の爪に装着します。
- 接着剤が乾燥するのに5分ほどかかるので、その間猫がネイルキャップを取らないようにします。
ネイルキャップは装着してから爪の生え変わりで、古い層がはがれる4週間~8週間ほど持ちます。色が豊富なので、分かりやすい色の猫のネイルキャップを装着しておくと、外れた場合見つけやすいです。体の無害な素材で作られ、飲み込んでも安全という商品を選びましょう。
まとめ
ハンターである猫の爪の威力は大きいですよね。猫と遊んでいて飼い主さんが手を引っかかれてしまうこともあれば、猫が爪とぎをして家具や壁がボロボロになってしまうこともあります。
うまくしつけができればいいですが、どうしてもできない場合は猫のネイルキャップを使うという方法があります。爪にカバーを付けるため、爪による被害を防ぐことができます。猫が後足で体を過剰にかいてしまうなど、猫自身のケガを防ぐことも可能です。
しかし、猫にネイルキャップをつけることは、猫によってはストレスを感じることもあります。利点と問題点を考えて使用したいですね。