猫が病気に!?雨の日はカタツムリやナメクジにご注意!

猫が病気に!?雨の日はカタツムリやナメクジにご注意!

カタツムリやナメクジは、人にそれほど人気がある生き物ではありませんが、猫が興味を示すかもしれません。カタツムリやナメクジに、視線が釘付けになる愛猫・・・。そこまででしたら良いのですが、ちょいちょい攻撃やガブッと攻撃は、カタツムリやナメクジだけでなく、猫によっても危険です!どんな点が、危険なのでしょう?

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

カタツムリやナメクジで猫が病気になる原因

カタツムリを見つめる黒猫

完全室内飼いの猫ならばいざ知らず、外出する猫や緑豊かなお庭で遊ぶ猫など、カタツムリやナメクジに遭遇する可能性は十分あります。眺める程度でしたら問題ありませんが、猫が食べてしまうと、「肺虫症」と言う病気にかかってしまうかもしれません。

カタツムリやナメクジに寄生している寄生虫が猫の体内に入り、それが腸の粘膜からリンパ菅を通って肺へと移ってそこに卵を産み付けるのです。肺虫症にかかると咳やくしゃみ、呼吸困難などの症状が起こります。

健康な猫では無症状な事も多いのですが、免疫力の弱い子猫や老猫では、重症になることも。

幸い、日本ではまだほとんど感染例がないのですが、グローバル化の進んだ現状では、いつ海外から持ち込まれてもおかしくはありません。決して楽観はできないのです。

万が一の事を考え、猫をなるべく外に出さないようにしたり、庭にいるカタツムリやナメクジを駆除したりなど、対策を施しておくのに越した事はないでしょう。

カタツムリやナメクジ以外にも注意!

猫の足元にいるナメクジ

猫がカタツムリやナメクジを食べなくても、肺虫症にかかる可能性があります。それは、カタツムリやナメクジを食べたネズミ、鳥、カエルなどを食べた時です。

また、カタツムリの足から分泌される粘液にも寄生虫の幼虫が含まれている事がありますので、猫の体にカタツムリが触れるのも、要注意です。体についたカタツムリの粘液を猫が舐めとって、寄生虫が体内に入る可能性があるからです。

カタツムリやナメクジ駆除に有効な方法は?

机の上にいるカタツムリに興味がある猫

例えば庭にいるカタツムリやナメクジを駆除したいと思っても、猫に害が及ぶような方法は使いたくありませんね。猫に害なくカタツムリやナメクジを撃退する方法としては、カフェインと銅がオススメです。

使用後のコーヒーや紅茶を乾燥させ、カタツムリやナメクジが出そうな土に混ぜたり、銅板を置いたりすると撃退できます。

または、市販の「ナメトール」と言う駆除剤を使っても良いでしょう。この駆除剤は猫にも優しく、猫がいるご家庭でも問題なく使えます。ただ、たまにカタツムリやナメクジの死骸が転がっている場合があるかもしれませんので、気をつけてください。

外出する猫の場合、カタツムリやナメクジとの接触を完全に防ぐのは難しいでしょうから、寄生虫予防薬などを定期的に投与して、感染を防いであげましょう。寄生虫予防薬はいくつか種類がありますので、どれが良いかはかかりつけの獣医師に相談すると良いでしょう。

まとめ

石の上でカタツムリを見つめる猫

小さな生き物が大好きな猫は、寄生虫がいようがいまいがお構い無しに、ちょっかいを出そうとします。普通の虫などでしたら食べなければ、寄生虫が猫の体内に入ることはほとんどないでしょう。

カタツムリやナメクジの場合、猫の体に触れるのも感染リスクがあると言う事ですので、よけい気をつけなければいけません。肺虫症になる寄生虫が日本に上陸しないよう、祈りたいところです。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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