猫が顔を舐める時の5つの気持ち

猫が顔を舐める時の5つの気持ち

猫が顔を舐める時どのような気持ちでなめているかご存知ですか?幸せそうに舐める、一心不乱に舐める、舐めた後に噛まれる、鼻を舐める、むしろ舐めてくれない。色々な猫の仕草がありますが、そのひとつひとつにどのような思いが隠されているのかみてみましょう。

猫が自分の顔を舐める時の3つの心理

猫の舌
  • 猫がお食事後自分の顔を舐める時は自分を綺麗にしている
  • 猫が叱られたりした時のストレスで自分の顔を舐める
  • 猫が自分の顔を舐める時はそろそろお休みの時間

自分の顔を舐める心理1:食事後のお掃除

猫が自分の顔を舐める、洗うといった行動をよく見られるのは食事後なのではないでしょうか?猫はとても綺麗好きな動物で汚れたところや少しでも違う匂いが付いていると、自分で舐めることで匂いを消したり汚れを取ったりします。

それは口元が汚れる食事も同じです。口の周りについたご飯の食べ残しを自分でペロペロと舐めることで綺麗にしているのです。

 

自分の顔を舐める心理2:ストレス

飼い主に怒られたりして心が動揺している時、自分を落ち着かせるために顔などを舐める行動が猫には見られます。これは「転移行動」といって、怒られるなどしてたまったストレスを体を舐めることで発散しているのです。

あまりにも頻繁に体や顔を舐める場合は何かストレスを抱えているのかもしれません。病気の可能性もありますので、心当たりのあるかたは近くの獣医師に相談しましょう。

自分の顔を舐める心理3:眠い

猫は自分が眠る前に入念に体を舐めることで綺麗にしてから眠りにつきます。目を細めお気に入りの場所に横になりながら顔を舐める場合はもうすぐ眠るサインです。邪魔をしないようにそっとしておきましょう。

猫が飼い主の顔を舐める時の5つの気持ち

猫舐める
  • 付いている知らない匂いを消すため顔を舐める
  • 愛情表現のために顔を舐める
  • 欲求を伝えるために顔を舐める
  • 顔を舐める事で飼い主の事を心配してくれている
  • 甘えている時に顔を舐める

飼い主の顔を舐める理由1:付いている知らない匂いを消すため

飼い主の顔や手を舐める猫の心理として、飼い主の匂いを確認して知らない匂いを消したいという思いが隠されています。

大好きな飼い主に自分の知らない匂い、あまり慣れない匂いが付いている事が落ち着かないため、自分の匂いを付けるためにペロペロと舐めるのです。お風呂上りや、外出から帰ってきた後にペロペロと舐める場合はこれが原因なのです。

飼い主の顔を舐める理由2:愛情表現のため

猫は親しい猫とはお互いを舐めることとでその愛情を表現します。それと同じで、飼い主に愛情を示すために舐めるという行為を行っているのかもしれません。

愛猫が顔を舐める時、貴方も愛猫の体を優しく撫でてあげてください。きっと幸せそうな顔をしてさらに舐めるはずです。またはそのまま安心して寝てしまうかもしれません。愛猫とコミュニケーションをとるためにぜひたくさん愛情を伝えてあげてください。

飼い主の顔を舐める理由3:自分の欲求を伝えている

ごはんが欲しい、遊んでほしい、かまってほしい。そのような欲求を伝えるために飼い主の顔を舐める猫もいます。特に朝や夜、飼い主が寝てしまって暇なときもっと遊んで!起きて!と顔を舐めることで起こそうとしてくるのです。またお腹空いた!と舐める子もいます。

飼い主の顔を舐める理由4:飼い主の事を心配してくれている

飼い主が落ち込んでいたり、泣いていたり、病気で体調が悪い時に飼い主のことを舐めることで元気づけようとしてくれる優しい猫もいます。「大丈夫?元気をだして!」と一生懸命言ってくれているようで思わず抱きしてめてしまいますよね。

飼い主の顔を舐める理由5:甘えん坊であるため

特に男の子の猫や母猫と短期間しか一緒にいられなかった猫に多く見られますが、母猫から十分にもらえなかった愛情を埋めるために飼い主の顔を舐めることで母猫と過ごす日々を思い出しているということもあります。

母猫と共に過ごせなかった分、貴方に愛情を求めて甘えているのでその時は思う存分甘えさせて下さいね。

猫が飼い主の顔を舐めた後噛む理由

あっかんべー

飼い主の顔を舐めた後に噛む猫ちゃんにお困りの方はいらっしゃいませんか?なめられるだけでもあのザラザラとした舌が痛いのに、さらに噛むとなるとげんなりしてしまいますよね。

猫が舐めた後噛むのはグルーミングの一部

猫が舐める後に噛んでくる理由でまずあげられるのが、飼い主に愛情表現として舐める中で甘噛みも含まれているからなのかもしれません。舐めるという仕草の中に噛むことが含まれていますので、愛猫にとって悪気はありません。

しかし痛いことを放置しておくのもよくないので、噛まれたらわざとらしく痛い!と叫んでみてはいかがでしょうか?言葉はわからなくてもニュアンスは伝わりますのでやめてくれるかもしれません。

舐める飼い主の顔や手に興奮して噛む

最初は愛情表現や、何かの欲求を伝えるために舐める行為をしていた猫も舐めるうちにテンションがあがってきて思わず噛んでしまうこともあります。

特に手を舐めるときには、その手の動きが獲物のように見えて遊んでほしいと思っていた猫には魅力的に映ってしまった可能性があります。この時も放置していると、噛み癖がついてしまうので手を噛んではいけないことを教えてあげたあとに猫じゃらしで遊んであげましょう。

愛猫が舐めてくれない

愛猫が舐めてくれないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんが、猫が舐める、舐めないは個体の性格によって大きく違いが出ます。けっして舐めてくれないから飼い主に愛情を向けていないわけではなく、舐めることを特にしない猫なだけです。

きっと他の行動で愛情表現をしてくれているはずです。舐める以外の愛猫の仕草や行動を注意深く見守ってみましょう。

まとめ

猫舐める

今回は猫が顔を舐めることについてご紹介しました。猫にとって顔を舐めるのはリラックスと愛情表現が含まれているのですね。猫の舌はその構造上、ザラザラしていてなめられると非常に痛いのですが、飼い主を舐める行為は猫にとって愛を伝えているのです。

ここは我慢して舐める猫ちゃんに愛情を向けて答えてあげてはいかがでしょうか?

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