猫のレスキューを消防はしてくれる?連絡する時の判断や団体

猫のレスキューを消防はしてくれる?連絡する時の判断や団体

愛猫が外に出て、高いところから降りられなくなってしまった…。野良猫が排水溝にハマって出られないようだ…。など、猫の救助が必要になる場合があるかもしれません。そんな時、猫のレスキューを消防に頼む事は、できるのでしょうか?レスキューを頼んでも良いのはどんな時か、また、猫をレスキューしてくれる団体はあるのかなど、お伝えします。

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猫のレスキューを消防に頼んでも良いのか?

綱でぶら下がる子猫
  • 飼い猫のレスキューは受けてくれる
  • 基本的には人が優先される

飼い猫のレスキューは、消防に連絡すれば受けてくれます。消防法第1条の目的と、動物の保護及び管理に関する法律の第7条に定められているからです。法律では飼い猫などのペットは財産に該当する為、基本的には愛猫のレスキューをしてくれる事になっています。

ただ、猫のレスキュー中に他の救助要請が入ったり、同じ現場に救助が必要な人間がいたりする場合は、そちらが優先されます。また、長時間に渡る保護や飼育を、消防が行うことは出来ません。

野良猫のレスキューはしてくれる?

そして野良猫は、消防ではレスキューしない事になっています。野良猫は飼い主がいないので、法律で言う「財産」には当たらない為でしょう。

猫のレスキューを頼んで良いのはどんな時?

携帯電話と子猫

猫のレスキューを消防に頼む時は、「猫の命が危ない時」でしょう。放っておいたら死んでしまう場合、119番に電話をして飼い猫の命が危ない事を伝えましょう。

レスキュー要請の通報前に出来る限りの事をする必要はありますが、どうしても難しい場合は、消防の力を借りましょう。野良猫の場合は断られる場合がほとんどなので、ご注意を。他の救助手段を考える必要があります。

東京の動物レスキューの数

東京消防庁によると、ほ乳類のレスキュー事案は年間500〜600件発生しているそうです。レスキュー事例は、以下の通りです。

  • 飼い主と共に火災に遭い、窒息ややけどを負ったペットの救助と応急処置
  • 土砂崩れによって飼い主と共に生き埋めになったペットの救助
  • 交通事故に遭い、飼い主と一緒に車両に挟まれ、骨折したペットの救急
  • 水難事故で飼い主と一緒に溺れてしまったペットの救助
  • 高い所に登って降りられなくなった猫の救助
  • マンホールに落ちてしまった猫の救助

なぜ消防が猫のレスキューを担当するのかと言うと、市役所の中に動物専門のレスキュー部門がない事や、救助に必要な機材などを有し、救助訓練を日々行っている消防が、救助に適任だからという理由があるようです。

猫のレスキューをしてくれる民間団体

獣医と猫

民間で緊急時に猫のレスキューをしてくれる団体はあまり見当たりませんでしたが、例えば多頭飼育崩壊の現場や飼い主さんが亡くなってしまった時に猫を保護して、里親さんを探してくれる団体はあります。お住まいの地域で探してみるか、動物愛護センターなどに問い合わせてみると、教えて貰えるでしょう。

また、大地震など大きな災害が起きた地域では、災害により行き場を失った猫を保護してくれる団体があることも。猫が置かれた状況や救助が必要な理由などにより、レスキューを行ってくれる団体を、探してみてください。

海外の猫レスキュー事情

猫を抱きあげるおじいさん

日本以外の先進国の動物レスキュー

日本以外の先進国では、法律や条例で消防機関がペットのレスキューや救助、応急処置を行うことが明記されている事が多いです。アメリカでは消防士や救助隊員などに対し、アニマルレスキューに関するトレーニングが行われています。

イギリスやフランス、ドイツやカナダなどでは、どのような災害現場でも人命救助を最優先にしているものの、その次にペットの救助が行われています。

ペットは家族と同じ存在である

日本でもペットレスキューの必要性が高まっているものの、まだペットを、消防などで税金を使ってまで救助する事に、否定的な意見を持つ人も少なくありません。その辺りの理解に関しては、まだまだ欧米から遅れを取っていると言わざるを得ないのが、日本の現状です。

ペットは、一緒に暮らす人にとっては家族と同じ位、大切な存在です。ですから、万が一災害現場などで飼い主だけが助かり、ペットが亡くなってしまったら、飼い主は非常に辛い思いをします。

ペットロスに陥り、ペットとの思い出が詰まった家には、住み続けられなくなるかもしれません。その事を考えると、消防機関が飼い主と同じく、ペットを救うことはとても重要という事です。

まとめ

ケージにいいる猫

災害時は消防などによるレスキューが必要になる場合もありますが、レスキューを要請しなくても済むように、飼い主さんができる事があります。

例えば、外に出ないように脱走防止策を施す、家の中の危険を取り除くなどです。日本でのアニマルレスキューの発展を期待したいですが、飼い主さんが出来る事をしっかりと行うのも、愛猫の命を守る上でとても大切です。

出来る限りの事を、行っていきましょう。

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