白猫の子猫に多い特徴
白猫の特徴
- 完全に真っ白な被毛の猫はめずらしい
- 子猫時代は真っ白でも歳を取ると違う柄が出ることがある
真っ白な猫ちゃんってとっても優雅でかわいくて憧れますよね。そんな白猫は実は完全に真っ白な猫ちゃんは稀なのです。大体の猫は体の一部に白以外の模様が入っている子がほとんどです。
子猫の場合、生まれてすぐは真っ白だった白猫が年を取るにつれ段々と色が出てきて10歳近くになると最初から白以外の模様が入っていたかのような姿に・・・なんてことも。
実際に我が家の愛猫の1匹は、生後3ヶ月の時に里親制度を使い迎え入れた時は耳の先から尻尾の先まで真っ白な、それはそれは可愛い白猫だったのですが3歳を過ぎた辺りから顔の中心の鼻と目の間に茶色い模様が出てきました。
今現在8歳となったその愛猫は顔や体に茶色の毛が生えてまるで顔が茶色く汚れている猫のようになってしまっています。このように子猫の時は真っ白でも歳を取ると違う柄になることが雑種の場合はよくあることを覚えておきましょう。
白猫に多い目の特徴
- 銅色薄茶色緑色青色の4種類の目がある
- 青色の目の白猫は高確率で聴覚障害を持っている
白猫ちゃんの目の色はメラニン色素が薄い関係で緑色と青色の目の色を持つ猫ちゃんが多いと言われています。
また、覚えておいてほしいのが白猫で青い目、ブルーアイを持つ猫は高確率で聴覚障害を持っているということです。
これはどういうことかというと、白猫の持つ遺伝子(W遺伝子といいます)が内耳にある組織に影響を与える為難聴になると言われています。青い目の白猫はこの遺伝子を持っている確率は高いです。
この聴覚に影響する遺伝子は全ての白猫が持っているわけではございませんが、多くの白猫が持っています。
実際に青目なしの白猫の難聴報告は20%未満に対し両目とも青い目を持つ白猫の難聴報告は50~80%にも上ります。
難聴の猫との接し方
しかし、完全室内飼いの場合難聴の愛猫を飼うと言っても特に困ることはありません。なぜなら猫は耳で音をキャッチし天敵や危険を察知していますが、室内飼いの場合天敵が襲ってくることもなければ危険が迫ってくる心配もそうそうないからです。
ただ、急に近づいたりすると驚いてしまいますので、後ろから近づく場合は足音を大きくして近づいてあげ床の振動で気づかせてあげること、外に出ると車や自転車の音が気づかず事故の原因となるので外には出さないことを心がけましょう。
子猫は白猫に限らずみんな青い目
ちなみに生まれたばかりの子猫ちゃんは白猫や他の色の猫など関係なくみんな青い目の色をしています。これをキトンブルーといい生後2か月あたりから徐々に本来のその猫が持つ目の色に変わっていきます。
ですから生後2か月以内の白猫の子猫を迎え入れた場合、その猫が必ずブルーアイの猫とは限らないので注意しましょう。
白猫に多い性格の特徴
- 警戒心が強い
- 飼い主への独占欲が強い
- 繊細でクール
自然界で生きていく中で、白い被毛は遠くからでもとても目立ち天敵に狙われやすいです。その為か、白猫はとても警戒心が強い子が多く気が強くクールな子が多いです。
また飼い主への独占欲が強く、新しい猫が自宅に来た場合敵意を剥き出しにし場合によっては攻撃をする子もいます。その反面、子猫から白猫を人の手で飼い猫として育てた場合、マイペースで誰に対しても社交的になる場合もあります。
ちなみに我が家の白猫は、生後3か月の子猫時代から育てていますがとても繊細でクールで来客があった場合どこかに隠れてしまい姿を見せなくなり、お客様が来るとひょっこりと顔を出します。
その為、結局は猫の性格は育った環境やその猫ちゃんが本来持っている物が性格となります。こういう性格の子が多い程度に思っておいて下さいね。
白猫の子猫を迎え入れる方法~里親制度を利用する~
里親制度とは?
里親とは、事情があって飼えなくなった猫や望まぬ妊娠、出産により生まれてしまった子猫を飼い主または保護団体が責任を持って飼ってくれる人を探す方法です。里親制度を利用する方法としては次の方法があります。
- 各地にある猫の保護団体に問い合わせる
- WEBサイトを利用する
- 地域情報紙のペット欄を見る
- SNSなど、個人で里親を募集している方と連絡を取る
一般的にはこの4つの方法があります。白猫の子猫は全国でもたくさん募集をしていますので、各団体や猫の保護活動をしている方に連絡をすれば白猫の子猫ちゃんをすぐに紹介してもらえます。ただ実際に里親制度を利用する場合、一般的には審査が行われます。
里親の審査
この審査とは難しいものではなく、この里親は責任をもって最後まで猫を飼ってくれるのか?猫ちゃんに病気や怪我が発生した場合責任をもって動物病院に連れて行ってくれ適切な治療を受けさせてくれるのか?など、猫ちゃんを飼う上で当たり前のことを審査されるだけです。
白猫の子猫を飼う時の心得
今現在、空前の猫ブームが訪れている日本では猫ちゃんを家族として飼い始めているが急増している反面、無責任に猫を捨てる人も増えているのが現状です。捨てられた多くの猫ちゃんは、保健所に連れていかれ殺されます。
そんな不幸な猫ちゃんを増やさないために、猫を飼うことを考えている方はもう一度自分がそんな無責任な飼い主にならないか考えてみてくださいね。
おすすめ里親募集サイト
里親募集をしている猫ちゃんの写真が掲載されていますので、自分のお好みの白猫の子猫を見つけることができます。また、子猫は手間がかかるのでちょっと・・・という方は成猫の白猫を迎え入れるという手もあります。
成猫も子猫もとっても可愛いことには変わりはないので、自分好みの白猫を探してみましょう。
また、各団体や個人の保護主さんから猫ちゃんを譲り受ける場合それまでにかかったワクチン代や去勢代などをお支払いする必要があります。
その猫ちゃんの健康状態などにもよりますが、だいたい2万円ほどのお支払いが多いです。その点だけは予めご了承くださいね。
白猫の子猫を迎え入れる方法~ペットショップやブリーダーから購入する~
白猫の純血種の種類
白猫の子猫をお迎えしたいと思った際は雑種だけではなくもちろん純血種も存在します。
- アメリカンカール
- メインクーン
- ラグドール
- ミヌエット
- アメリカンショートヘア
- オホサスレス
- カオマニー
- サイベリアン
- スコッティシュフォールド
- ノルウェージャンフォレストキャット
- ペルシャ
- マンチカン
- セルカークレックス
- キプロスアフロディーテ
ザっと例をあげただけでもこれだけの白猫になる猫種が存在します。その種類もとても人気な猫種から聞いたこともないような猫種まで様々ですよね。
これらの猫種はそれぞれ特徴や性格、目の色や被毛の長さなど全く違います。
白猫の子猫を純血種で受け入れたい場合は、まずはご自身の好みと生活環境からどの猫種が相性がいいのかじっくり考えてみてはいかがでしょう?
ブリーダーやキャッテリーから子猫を迎え入れる
- 直接問い合わせて会いに行く
- 親猫と会える
- 飼育環境を確認できる
- アフターフォローがある
白猫の子猫の信頼できるブリーダーかどうかの判断が難しい場合、直接ブリーダーやキャッテリーを調べて問い合わせる方法が有効です。
インターネットで検索するとその猫種のキャッテリーやブリーダーがたくさん出てきますので、直接問い合わせて訪問してみましょう。
直接親猫と会いどんな白猫なのかを見る事が出来ますし、ブリーダーと顔を合わせどんな環境で生まれ、育てられたか直接見ることができるのでとても安全で安心な方法です。
またブリーダーやキャッテリーから購入した場合、購入後もアフターフォローがついていることが多いので、何か困ったことや気になることがある場合すぐに問い合わせることができるのも利点の1つです。
ペットショップで子猫を購入する
- 確実に白猫の子猫がいる保証はない
- 悪徳なブリーダーから仕入れをしている可能性がある
猫種が決まったらペットショップへ!そう思った方、その飼いたいと思った猫種によってはペットショップにはなかなか出回らない猫ちゃんかもしれません。
また白猫の子猫をお探しの場合猫種によっては大変珍しくなかなかお目にかかれないかもしれません。さらにペットショップの場合、悪徳ブリーダーから買い付けている残念なペットショップの可能性があります。
そもそもペットショップで生体販売を行っているのは、今や日本くらいで諸外国では犬も猫もブリーダーから直接個人で買い付けるのが一般的です。
悪徳ブリーダーが繁殖させた子猫は先天的な疾患や母猫が劣悪な環境で無理な繁殖をさせられ生まれた子猫などが存在します。本当に信頼できるブリーダーから買い付けているペットショップか?購入する前にしっかり見極めましょう。
まとめ
- 白猫は成長とともに柄や色が出てくる事が多い
- 真っ白な猫は珍しい
- 子猫の場合白猫でなくてもみんな青い目をしている
- 白猫の目の色:銅色、薄茶色、緑色、青色
- 白猫で青い目:難聴の可能性がある
- 白猫の性格:警戒心が強い、飼い主への独占欲が強い、繊細でクール
- 白猫の子猫が欲しいと思ったら:里親・ペットショップ、ブリーダーで探す
いかがでしたか?白猫の子猫はとてもかわいく、魅力的な為大変人気です。特に青い瞳の白猫はその幻想的な姿から里親希望者が後を絶ちません。
高確率で難聴になると言われていますが、その障害に負けないくらいの大きな愛情で包んであげて素晴らしい猫ライフを送ってくださいね。
40代 女性 ころちゃん
ブルーアイのため保護猫で引き取った時から難聴でした。生まれつきなのでしょうね。獣医さんにも診ていただきましたが治るとかではなく染色体の問題でした。それでも、耳は聞こえませんが、元気で活発でいて、慎重な性格でした。
他の猫ちゃんとも仲良くていつも、一緒にいていました。ご飯もカリカリに鰹節をトッピングしたらいつもよりたくさん食べてくれました。
白猫ちゃんというのは心臓が弱いと聞いたことがありましたが、この猫ちゃんは、心臓は大丈夫だったです、耳は難聴だったため鳴き声が小さくてなかなか聞けなかったのですが、共に暮らすうちに声が大きくなり元気におしゃべりをするようになりました。とても性格のよい優しい猫ちゃんでした。