猫の種類と4つの品種の分類について

猫の種類と4つの品種の分類について

猫の種類と一言で言っても、猫の血統を登録する組織に認定されているだけでも100種類以上存在します。もちろん、登録されていない猫の種類もあります。加えて、ブリーダーたちの手で新しく生み出される猫種もありますから、今後増えていくことも考えられます。猫にはどんな種類があるのでしょうか?

猫の種類は200種以上

パソコンを見る2匹の子猫

猫の種類を1つ1つ見ていくと、100以上ありますから、とてもご紹介しきれませんので(読む方も大変です!)、短毛種・長毛種・純血種・雑種と大きく4つの種類に分けてご紹介します。

猫の種類 短毛種と長毛種

長毛種の猫

猫の種類は被毛の長さで、短毛種と長毛種に分けられます。それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

短毛種

短毛種とは、その名の通り被毛が短い猫の種類を言います。短い故に毛が絡みにくく、週に1回程度のブラッシングを行えば充分なほど、お手入れは楽チンです♪後は猫が自分で毛づくろいをして綺麗にするでしょう。

毛が生え変わる換毛期(春から夏にかけてと、秋から冬にかけて)以外は、抜け毛もそれほど目立ちません。猫が毛を飲み込んで体内で固まってしまう「毛球症」にもなりにくいと言われています。

短毛種の代表的な猫の種類は、アビシニアンやアメリカンショートヘア、シャム猫やスコティッシュフォールドなどが挙げられます。

長毛種

長毛種は、その長く豊かな被毛で豪華さを感じさせる猫の種類です。ふわふわとして流れるような美しい被毛に、憧れを抱く人も多いでしょう。被毛を美しい状態で保つには、お手入れは必須となってきます。1日1〜2回程度のブラッシングで、毛並みを整えます。

お手入れを怠ると、被毛が汚れてしまったり、絡まって毛玉になったりしてしまいます。そうなると、プロの手によるケアが必要となる場合があります。また、毛玉が出来てしまうと、その中で菌が繁殖し、皮膚炎の原因となることも。

長毛種の場合は1本1本の毛が長いので、抜け毛も目立ちます。換毛期には部屋に毛が舞うことが考えられますので、なるべくブラッシングで抜け毛を取り除いた方が良いですね。抜け毛を取り除くことで、毛球症の予防にもなります。

長毛種の代表的な猫の種類は、ペルシャやヒマラヤン、ラグドールやメインクーンなどが挙げられます。長毛種の中でも毛が抜けにくい品種があるようですので、もし抜け毛が心配な場合は、事前に確認すると良いですね。

猫の種類 純血種と雑種

雑種の猫

猫の種類は交配の仕方により、純血種と雑種に分けられます。

純血種

特定の遺伝子を持つように作られた猫の種類のことで、固定化された性格や外見を持っているのが特徴です。そのため、成長後もある程度性格や体格の予測がつきますし、しつけがしやすいので、初心者も飼いやすいと言われています。ペットショップやブリーダーで販売しているのは、ほとんどが純血種です。また、純血種と純血種をかけ合わせた猫をたまに見かけますが、「混血種」と呼ばれています。

ただ、特定の遺伝子疾患を持っている場合もあり、病気にかかりやすい可能性があります。寿命も短めだと言われますが、きちんとケアを行えば長く生きることもあります。

雑種

様々な猫の種類が混じった猫を雑種と言います。野良猫はほとんどが雑種です。稀に捨てられてしまった純血種の野良猫もいますが…。雑種猫の場合は、体が丈夫で病気しづらいと言われています。成長後の性格や体格などの予測はつけづらいですね。逆にそれが楽しみと言えば、楽しみですが。

雑種猫の場合、外で育っていることが多いので、室内飼いではかかりにくい猫エイズなどにかかっている可能性も考えられます。外にいた猫を飼う場合には、検査をする必要があります。

まとめ

おもちゃで遊ぶ猫

血統書つきの純血種でも雑種でも、猫に優劣はありません、というのが私の意見です。飼えばどんな種類の猫も可愛くなるのが人情ですし、ペットショップにいる猫を見ていると、種類は違っても猫のしぐさに変わりはないなぁと思います。もちろん、猫の種類によって、性格の差はあるでしょうが。これからも猫たちと楽しく暮らしていくため、分け隔てなく可愛がっていきたいです!

投稿者

40代 女性 marie

今、長毛種の猫たちと暮らしています。長毛種の猫を飼った手応えとして言えるのは、短毛種の方がやはり飼いやすいのではないかという点です。

例えば、我が家の猫たちの被毛は、もふもふ、ふわふわ。見た目はそれぞれ「ぬいぐるみ」なのですが、毛質は三者三様で皆、違います。毛質の違いによって対応の仕方も変わります。使用するコーム(櫛)の種類や、専用のグルーミングスプレーも使い分けています。
そうはいっても、日々の努力とは無関係に、毛玉のできやすい毛質もあります。そうなると、わたし自身も緊張感なく「ああ、また毛玉」と思うようになりました。

しかし、まさかの大失敗!「毛玉」と思って見過ごしていた、小さく丸いものが毛の生えた腫瘍だったのです(後に検査をして、手術し、切除しました)。長毛ゆえに見逃してしまう点があるということを、その時、実感しました。

短毛種と違って、毛に被われているからこそ注意してケアしてあげなければと思いました。ところが、その他にも長毛によって見逃してしまうケースが後を絶ちません。ストレスによる脱毛が進んでいたのに、これを早期発見できませんでした。

また記事中にもあるように、長毛種の猫の毛は一本一本が長いので、当然、毛は部屋中を舞います。時期によっては空気清浄器を使用しています。このような猫の毛が飼い主の衣服に付着するのは当然のことで、外出先で目立ち、友人には笑われますが、わりと困ってしまうことも頻繁にあります。

わたし自身は、短毛種、長毛種、純血種、雑種に関係なく「猫」そのものを愛しているのだと思うのですが、もしかしたら長毛種を偏愛しているのかもしれません。過去を遡ると、実は猫だけではなく、遥か昔に飼っていた犬も長毛でした。
猫のやわらかな手触りこそ、飼い主の心を癒す穏やかな日常の基盤でもあり、始まりです。痛みを主張することも、違和感を言葉にすることもできない猫たち。毛球症につながらないよう、日々のケアを怠らず、これからも注意していきたいと思います。

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