意外と多い…!猫の『肛門トラブル』3つ

意外と多い…!猫の『肛門トラブル』3つ

猫種の多くは肛門が被毛に覆われています。特に長毛種は肛門周りがよく見えない事もありトラブルをうっかりと見逃しやすい場所です。それでは大切な愛猫の肛門についてしっかりと見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 肛門嚢炎

肛門を見せる猫たち

肛門には肛門嚢と言われる匂いを出す袋が、おおよそ時計の4時と8時の位置にあります。この肛門嚢から出る液は猫の情報の一つで、マーキングとしてもコミュニケーションツールとしても使われています。

通常は便を出す時に、中の分泌液も一緒に出てしまいますが、細菌に感染して出口が塞がり炎症が起こると分泌液が出なくなり肛門嚢炎となります。

お尻が臭ったり、猫がお尻を引きずるように床にこすりつけて歩いたり、何度も何度もお尻を舐めているときは疑った方が良いでしょう。全体的に元気がなくなり悪化すると破裂して膿や血膿が出て来ます。

2. 痔

トイレから顔を出す猫

猫が便秘気味であったり、無理にかたい便を出すと痔になってしまうこともあります。肛門や肛門周りの被毛に血が見られた場合は切れ痔の可能性があります。ただし黒っぽい便をする時は内臓からの出血と考えられます。

出血が見られたり猫の様子がおかしいのであれば、すぐに病院へ行きましょう。

3. 便が肛門周りを汚してしまう

子猫をトイレから出す飼い主の手

猫はお尻周りのブラッシングを特に嫌がります。しかし長毛種の場合、肛門周りの被毛がからまったり、フェルト状に固まってしまうこともあり、排便時にお尻周りが汚れてしまう事があります。

便を出しやすいように、そして猫が自分で肛門周りを舐めやすいように被毛の固まりを残さないようにお手入れしましょう。

下痢便の場合も肛門周辺が汚れます。ただし肛門は繊細な場所ですので柔らかく優しく水分を残さないようにそっと拭いてあげましょう。

腸内環境を整える

缶詰に寄りかかって眠る猫

排便を良くするには食事を見直したり、水分を多く摂取したり腸内環境を整えるのが良いでしょう。程よい堅さの便ならば痔も出来にくく軟便にならなければお尻周りもそこまで汚れません。

猫の体調は年齢、季節、ちょっとしたストレスで変化してきます。少しでも様子がおかしければ、すぐに病院を受診しましょう。

まとめ

振り向く子猫

意外と多い…!猫の「肛門トラブル」3つについてお伝えいたしました。

肛門にトラブルがあると猫も辛いですし飼い主もストレスが溜まりやすいですよね。起こりやすい問題点と対処法を知っていれば慌てずに向き合えます。ぜひ、快適なお尻生活を愛猫にも味合わせてあげたいですね。

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