【夏の風物詩】猫が出てくる怪談3選【納涼】

【夏の風物詩】猫が出てくる怪談3選【納涼】

夏といえば何といっても怖い話や不思議な話をして盛り上がる!というのが面白いですよね。さて、そんな夏の風物詩ともいえる怪談には私たちの大好きな猫が登場する話がたくさんあります。今回は猫が出てくる怪談話を3つご紹介します。

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猫にまつわる怪談

暗闇のなかで本に手をかける猫

日本には昔から猫にまつわる有名な怪談話が存在します。その1つとなるのが『猫又』です。おそらく一度は誰もが聞いたことのある『猫又』は一言でいうと猫の妖怪となり、日本では猫又の怪談話が数多くあるのだとか。例えば有名なお話だと『猫又山の猫又伝説』があります。

1.猫又

細目で何かを見つめる猫

場所は富山県の黒部峡谷。かつてそこには大きな体をもつ猫又がいたそうです。元々は狩りの手伝いをしていた猫だったそうですが、あるとき軍兵を食い殺してしまい、怒りをかってしまった猫は黒部の山へと逃れ、その後猫又へと姿を変えたそうです。

猫又になってからも黒部の地で人々を襲い続け、ついには恐怖の対象となってしまいました。猫又に何度も襲われるという状況を解決しようと人々は代官に猫又退治をお願いし、大勢の人々が山狩りと称して猫又退治を行うことになったそうです。

そして、意気揚々と猫又退治をしようとしていた人々が猫又を見つけたとき……。あまりの怖ろしい猫又の姿を見て人々の多くは立ちすくんでしまいました。また、果敢に退治しようとした人も猫又を捕まえることができませんでした。しかしその後、猫又は追われるようにして黒部の山から姿を消してしまったそうです。かつておぞましい猫又がいた場所を人々は後に『猫又山』と呼ぶようになったのだとか……。

猫又山は実在

ちなみにこの猫又山は実在する場所で、猫又山には大きくてたびたび人を襲う猫が本当にいたそうですよ。日本各地にある山には猫又のお話がずいぶん多く残っているので、山登りをする際には猫又に出会わないようお気をつけてくださいね。

2.化け猫

夕焼けと猫のシルエット

古くから伝わる日本の怖い話には猫の妖怪『化け猫』が登場するお話も数多く存在します。その中の1つ『鍋島騒動』のお話をします。

話の舞台となるのは、現在の佐賀県にある佐賀城。ある日、佐賀城内で佐賀藩の第2代藩主鍋島光茂と龍造寺又七郎が囲碁を打っていました。2人は楽しく囲碁を打っていたものの、勝ち負けにこだわり過ぎたのか少しずつ囲碁を打ちながら言い争いをし始めたそうです。

何度も言い争うことで次第に機嫌を損ねた藩主の鍋島光茂は感情に身を任せ、又七郎を切り殺してしまいました。又七郎の母親は息子が殺されたことに嘆き悲しみ、鍋島家に強い恨みを持ちながら自害してしまったそうです。

そのとき又七郎の母親が飼っていた愛猫が母親の血を舐め、化け猫へと姿を変えました。その後化け猫となった猫は、復習のために鍋島光茂を含めた場内のものを苦しめたそうです。

化け猫は側室のお豊の方という女性を食い殺してその女性に乗り移った後、城内では様々な怪異が起こったり鍋島家の家臣はおぞましい何かをみたのか発狂してしまったり……。なかには城内のものが惨殺されるという出来事も起きたのです。しかし、最後には光茂の忠臣によって化け猫は退治されたそうです。

3.光る猫

暗闇にいる猫

昔話の怪談だけでなく、近年の日本では猫にまつわる怖い話や不思議なお話に数多く出会うことができます。そのなかの1つ『光る猫』をご紹介します。

今から20年以上も昔の話。ある日、体験者は先輩と一緒に学校の放送室を掃除していたそうです。そのとき体験者の目の前に光るなにかが急に現れてとても驚いたそうです。「今のなんだろう?私しか見ていないのかな?」そんなことを思っていると、「今光っている猫を見た?」と先輩が話してきたのだとか。

そして先輩がなにか思い出すかのように、こんなことをいったそうです。「今朝猫が死んでいて、先生たちが学校の敷地内に埋めていたんだ」つまり、その亡くなった猫が今さっき見た光る猫だったのではないか?と、先輩が真剣な表情をしながら言ってきたそうです。

そして、また光る猫が姿を現したとき、ふと先輩の足元にすり寄り服の裾を引っ張ってきたのだとか。はじめは光る猫がじゃれているのかな?とのんきなことを考えていましたが、なにか様子がおかしかったので、そのまま2人は光る猫が導く先へと歩いて行ったそうです。すると池で飼っていた鯉が全部死んでいたそうです。あわてて先生に報告してしばらくすると、光る猫はいなくなっていました。ちなみに鯉が死んだ原因はわからなかったそうです。

そして数日後、先日と同じように先輩と一緒に放送室の中にいると、また光る猫が現れ放送室の中をぐるぐる走り回りました。体験者と先輩は「何かを知らせているのかも」そう思い、放送室の中に何かないか調べ回ったそうです。ただ今回は何も異変が見つからずそのままと体験者と先輩は放送室を後にしました。

しかし次の日、台風の影響で放送室の窓ガラスが割れ部屋中にガラス片が飛び散るという出来事が起きました。2人は「光る猫はこのことを知らせようとしていたんだ」ということを知ったそうです。はたして光る猫は予知能力をもつ不思議な存在だったのでしょうか……。

このお話は少し省略して内容をお伝えしましたので、もう少し詳しく物語を知りたい方は『光る猫 怖い話』と検索すると物語を読むことができますよ。

まとめ

境内にたたずむ猫

人間にとって猫は昔からとても親しい存在だったからなのか、王道な怪談話やネットに投稿された怖い話や不思議な話には猫が登場するものがたくさんあります。

ですので、夏にヒンヤリとしたい人は、猫が出てくる怖い話を集めてみると面白いかもしれませんね。ただ、猫好きな人には少し酷な内容な話のものもありますので、猫が出てくる怪談話を調べる場合はお気をつけてくださいね。

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