<猫と人の共生の為に 地域猫活動を知ってください> 殺処分ではなく、人道的に猫を減らす方法が地域猫活動です。

<猫と人の共生の為に 地域猫活動を知ってください> 殺処分ではなく、人道的に猫を減らす方法が地域猫活動です。

地域猫活動とは?なぜ必要なの?しっかりとご説明していきます。 餌やり行為との違いをしっかりとご理解ください。 地域猫活動を多くの皆様が知って下さる事で 殺処分をなくし、猫と人が穏やかに共生できる未来に向かう事が出来ます。 是非、皆様に「地域猫活動」を知って頂きたいと思います。

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猫の繁殖力をご存じですか?

檻の中の子猫

猫の繁殖力は大変強く、1頭のオス1頭のメスがいる事で年間に70匹前後にまで増えるというデータがあります。

猫が好きな人にも嫌いな人にも

猫が好きな人は、猫が殺処分されるのを可哀想だと思います。ですが、野良猫に迷惑している人達がいる事も考えなくてはいけません。

野良猫に迷惑している人達も決して猫の殺処分を歓迎している訳ではないのです。猫好き、猫に迷惑している、どちらの観点から見ても平和的に人道的に野良猫の絶対数を減らしていく為の活動が地域猫活動です。

TNR活動

動物病院に居る猫

地域猫活動は、まずTNRを行います。
TNRとはTrap(捕まえて)Nuter(不妊手術をし)Return(元の場所に戻す)という意味でそこで生きている野良猫を、不妊手術する事で増えないようにする。

そして、地域で管理する猫(地域猫)としてご飯や掃除などはボランティアが行いその一代限りの命を見守る。それが地域猫活動です。

現代では家猫の平均寿命は15年前後と言われますが、野良猫の平均寿命は3~5年です。そのわずかな期間だけは地域でその命を見守っていき、猫を徐々に減らしていきます。

東京都練馬区や千代田区は自治体でこのボランティアを支援しており、成果も出ています。殺処分がこの10年で確実に減ってきている理由に、地域猫活動の力は強く影響しています。

ただの餌やりは絶対にダメです

餌を食べる子猫

不妊手術をせずに、可哀想だからと餌やりだけをする行為は猫の為になりません。
平成29年度の猫の殺処分数が約3万4千頭ですがそのうちの約8割が産まれたばかりの仔猫であるという事実があります。不妊手術をせずに餌をあげる事で、この可哀想な命を産み出している事に目をつぶってはなりません。

猫が好きだからこそ、無責任な餌やりはやめて、餌をあげたいならば自分が連れて帰って家の猫にする、もしくはTNRして地域猫にしてあげてください。

餌やりだけをする人の弊害は他にもあります。

きちんと地域猫活動をしている人が、餌やりだけをする無責任な行為をしていると誤解される事。周囲の人の理解を得にくくして、地域猫活動全体の理解を得る弊害になっています。

可哀想だからと安易に餌をあげる事をせずに何をすることが1番猫の為になるか、考えてあげる事も猫を愛する目線から必要な事です。

責任を持って関われないならば、何もせずにいる事も大切な場合もあるのです。

費用について

カルテを書く獣医

野良猫の手術の為に数万の手術費用を支払うのはなかなか出来る事ではありません。

どうぶつ基金のように民間の団体で手術チケットをを出してくれる団体もありますし野良猫の不妊手術の為に安価に手術を行ってくれる病院も各地にあります。

また、補助金を出してくれる自治体も増えています。

町会で補助金を出して、野良猫を人道的に減らそうと考える地域も増えてきています。

あなたの町ではどのような支援が受けられるか?支援してくれる病院はあるか?など調べてみてください。沢山の人が頑張っている事実が見えてくると思います。

さくら耳について

さくら猫

TNRされた猫には耳にカットをして印をつけます。

そのカットされた耳がさくらの花びらのような形になっている事からさくら耳と呼ばれています。さくら耳になった猫は万が一保健所に連れていかれても管理者がいる猫として扱われ殺処分を免れるという報告がなされています。

もしもさくら耳の猫をみかけたら、誰かが不妊手術をしてあげ管理している猫だと知って下さい。餌やり行為をみかけたら、さくら耳になっているかを確認してみてくださいね。

猫にも人にも明るい未来を目指して

猫を抱っこする女性

野良猫が増えて迷惑する人が悪い訳ではありません。人が暮らしていく事はベースにあっても良いと思います。

ですが、殺処分という方法では本当に猫を減らす効果も期待出来ないというだけではなくやはり野蛮で可哀想な方法だと思います。知恵のある人間だからこそ出来る方法があるのですから、猫と人の為に地域猫活動を広めて、当たり前のものとし、殺処分をなくしていきましょう。

そして、猫と人が共に幸せに過ごせる未来を作っていきましょう。

碓井朝美

一般社団法人HappyTabby理事。「獣医師とつくろう、猫も人も笑顔で共生する社会」を理念に、Happy tabby Clinic(猫の不妊手術専門病院)と提携し猫の不妊手術を普及させる為活動しています。獣医師と共作した地域猫の絵本「お母さんのらねこのおはなし」をクラウドファンディングを募って出版し、大阪府の小中学校に寄贈しました。こちらからご購入頂けます。この絵本の収益は全て野良猫の不妊手術のお費用に使わせて頂きます。

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