猫に砂肝は大丈夫?
砂肝は、猫が食べることができる食材のひとつです。猫のおやつとして砂肝が販売されているくらいですから、猫は砂肝を食べても大丈夫です。
生の砂肝を食べる猫ちゃんの動画です。生の砂肝は、猫によって好みがあるようですね。
こちらは湯がいた砂肝を与えています。よく食べていますね。
猫に砂肝を与えた時の効果
- 貧血の予防
- 新陳代謝を上げる
- 毛艶をよくする
砂肝というのは、鶏の胃の筋肉の部分です。正確には、砂嚢(さのう)と呼ばれる部分で、飲み込んだ砂で、食べた虫などを、胃に送る前にすりつぶすための器官です。
砂肝には、貧血予防の効果が高い鉄分、新陳代謝を活発にし、毛艶をよくする亜鉛、ビタミンK、ビタミンB12などが含まれています。
肥満気味な猫にも砂肝はおすすめ
砂肝は高たんぱく低脂肪低カロリーなので、体重が気になる猫ちゃんにもおすすめの食材です。また、肉食の猫はたんぱく質を多く摂取する必要があります。砂肝は、猫のおやつやキャットフードのトッピングなどにおすすめです。
猫に砂肝を与える方法
砂肝は、猫の主食ではなくおやつとしてあげましょう。主食にするのであれば、手作りご飯だけでは栄養バランスが難しいので、普段は総合栄養食を与え、週に1回程度砂肝を使った手作りご飯を主食で与えるのがいいかもしれません。
砂肝を使った猫ご飯を作る場合、調味料は必要ありません。他の食材を混ぜて与えるなら、猫に与えてはいけない食べ物に注意しましょう。特にネギ類は絶対に与えないで下さい。豚肉や魚介類は必ず加熱しましょう。
砂肝ジャーキーの作り方
薄くスライスした砂肝を、クッキングシートにのせて200度のオーブンで20分焼いたら出来上がりです。
砂肝を使った猫のおやつおすすめ5選
砂肝は猫用おやつとしてペットショップなどでも豊富な種類があります。ここでは、通販で購入できる砂肝のおやつをご紹介します。
AKANE 猫用のふりかけおやつ 猫用削り節 砂肝 30g
砂肝を削って使いやすい形にした猫のふりかけおやつです。かつお節エキス入り。キャットフードにふりかけたり、おやつとしてそのまま与えることもできます。安心の国産です。
国産 ハーブで育った鶏砂肝のジャーキー 50g 犬猫用おやつ PackunxCOCOA
無添加・無着色の鶏砂肝を使った健康志向のペット用ジャーキーです。ハーブ入りの飼料で育てた国産鶏肉を使用しているので、臭みがなく、低脂肪です。
国産 無添加 まるごとチップ 鶏の砂肝 和歌山 猫用おやつ ドッグツリー dogtree
和歌山県産の鶏の砂肝をミンチ後チップ状に形成した猫用おやつです。手で簡単に割れ、キャットフードのトッピングにもできます。安心の無香料・無着色・保存料無添加です。
友人 新鮮ささみふわふわ猫用 40g
良質な鶏の砂肝を削って作った猫用スナックです。ふわふわでやわらかく、生後半年の子猫から高齢猫にも与えることができます。
チャオ (CIAO) キャットフード まぐろ&ささみ 砂肝チーズ 85g
こちらは、砂肝が入っているウエットフードです。小さくカットした砂肝、ささみ、まぐろ血合肉にチーズを加えています。
砂肝以外で猫が食べられる食べ物
肉食動物である猫は、鶏肉が大好き。猫は必須アミノ酸が11種類ですが、鶏肉にはそれらの全てが含まれていますので、栄養面でも猫にとって優れた食材といえるでしょう。
また、高たんぱく低カロリーなので、たんぱく質を多く必要とする猫には最適です。鶏肉には、ナトリウム、リン、カリウムなども含まれています。鶏肉は、茹でるか蒸して与えるのが好ましいです。
ささみ
柔らかいささみは、消化吸収も良く、食欲が落ちている時などにおすすめ。必ず茹でて与えましょう。茹でることで水分も含まれますので、水分補給もできます。
鶏モモ肉
栄養価は高いですが、カロリーもむね肉より高めなので、食べ過ぎに気をつけましょう。
皮
鶏肉の皮は、コラーゲンが豊富で、猫の皮膚の健康維持に役立ちます。カロリーが気になる猫ちゃんには、焼いたり茹でたりして脂肪分を落としてから与えると良いでしょう。
レバー
鉄分が豊富で貧血の予防に効果が高いレバー。ただし、猫が食べ過ぎるとビタミンA過剰症になりますので、与える場合は少量を週に1回程度にします。生ではなく必ず加熱してから与えて下さい。
まとめ
手作りの猫ご飯で利用されることの多い砂肝。砂肝は高たんぱく低カロリーなので、ダイエット中の猫ちゃんにもおすすめです。
砂肝でジャーキーなどを作っておやつとして与えても猫ちゃんが喜びますよ。市販の猫用おやつでも、砂肝をつかった商品はジャーキーや削り節など、種類が豊富です。砂肝を、猫のおやつやキャットフードのトッピングにしてはいかがですか。
人間は食物から摂取したβカロテンを体内でビタミンAに変えることができますが、猫はその合成ができないので、ビタミンAを食物から摂取する必要があります。
そのため、猫用の総合栄養食には十分なビタミンAが含まれていますので、普段猫用総合栄養食を食べている猫ちゃんはビタミンAが十分に摂取できています。
ビタミンAは多少過剰に摂取しても大丈夫な栄養素ではありますが、あまり過剰に摂取すると関節や繁殖時の異常などが現れます。