7つの作戦と行動パターン
1. 体の上に乗ってくる
飼い主が座る膝の上に乗ってくる、寝ている体の上に乗ってくる行動にはわざとらしさがあります。猫も言葉で伝えられないので、態度で遠回しに伝えているようです。飼い主の体の上でじっと居座り、どんと構えて飼い主が動くのを待っているのです。
2. 大きな声で鳴く
猫が聞こえるように大きな声で鳴くと「どうしたの?」と思ってしまうのですが、気を向かせる為にやっている行動なのです。わざと、飼い主に見えない場所で何度も鳴いて気を引こうとします。名前を呼ぶと鳴くのを辞め走って寄ってきますが、あれは作戦だったのかも知れません。
3. 歩行の邪魔をする
飼い主さんが歩く方向に、猫も一緒に歩く事があります。飼い主の横で歩いたり、前を歩いたり何だかわざとらしいと思う事があります。歩行の邪魔をしてくるのです。急に止まったり、つまずきそうになる度に「わざとしてる?」と問いかけてしまいます。
4. 粗相をする
猫が粗相をするのは、ある意味仕方ない事なのでしょう。「こうでもしないとあなたは気づいてくれないでしょ」と言う意味もこもっているのです。飼い主を困らせたい気持ちには、猫のストレスがあるのです。粗相をするのは、猫の作戦でもあるようです。
5. 可愛い顔をしてくる
おねだりの時は、可愛い顔をしてアピールします。「可愛いね」と言われるのをちゃっかりわかっているようです。可愛さをアピールして、飼い主さんとコミュニケーションをとりたいと思っているのでしょう。
6. 邪魔をしてくる
「これ絶対わざとしてる!」と言えるのは邪魔をしてくる行動です。飼い主の作業や集中している所に来ては、邪魔してくるのです。雑誌の上に寝転んで見たり、テレビの前に座って見えなくさせたり、畳んた洗濯物を崩したり、などたくさん邪魔をされます。邪魔をしている時の猫の顔は常にクールです。
7. 聞こえないふりをする
猫って聞こえないふりをしませんか?飼い主に叱られて誤魔化したり、飼い主が話しかけても、聞こえないふりをされてしまいます。都合の良い時は、ちゃんと名前に反応するのにめんどくさいと思うと、知らんぷりをしてくる事があるのです。また、わざと知らんぷりをするのは、飼い主さんに近づいて欲しい気持ちもあるのです。
わざとらしい行動をするのは
猫のわざとらしい行動には、こんな理由があるのかもしれません。
構って欲しいから
猫がわざとらしい行動をとるのは、構って欲しいからなのでしょう。「相手にして欲しい」「寂しい」「甘えたい」などの気持ちの表れなのです。一人でいるよりも、好きな人のそばにいたいからあらゆる作戦をしてみるのです。猫が人懐っこいのもわかる気がしますね。
気持ちに気づいて欲しいから
猫にも感情があって「愛されたい」気持ちがあります。愛に飢えている猫は、気持ちに気づいて欲しくて、わざと鳴いたり気を引く行動をとります。猫がこのようなアクションを起こしてきたら、愛されたいと思っているのかも知れませんね。
記憶を蘇らせている
猫のするわざとらしい行動には、記憶が関係しているのです。決して、わざとしている行動とは言えません。昔の記憶を蘇らせているからなのでしょう。「こうすれば遊んでもらえたな」「このポーズは撫でてもらえたな」「体に乗れば動いてくれたな」などの経験と記憶から実行するようです。猫は経験を生かして、あらゆる作戦を立てて行動する所もあるようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも / ♀ / キジトラ / 2.5kg
猫のわざとらしい行動には、いろんな気持ちがあるのです。わざとちょっかいを出したり、邪魔をしてくるのは気持ちに気づいて欲しいからなのです。
猫の行動がどんどん大きくなるのは、飼い主さんが鈍感なのか全く反応をしてくれない場合も考えられます。猫の気持ちに気づいてあげて、頭や体を撫でてあげるだけで気持ちが落ち着く事があります。猫のわざとらしさには、飼い主さんに愛されたいと言う気持ちが隠されているのでしょう。