猫が猛ダッシュする気持ち
1 何やら見つけてしまった
猫が突然走り出してしまう理由で多いのが、何かを発見したとき。よくあるのは、虫を見つけた時です。猫が一点を見つめていたかと思うと急にダッシュします。
興奮していたわけでもなく寛いでいると思っていたのに急に走り出し、必死に追いかけようとすることありますよね。それは小さな虫を見つけたときなのかも。猫は、人間には気づかない小さな虫でさえも見つけてしまうのです。
2 体を動かしたい
飼い主さんには理解出来ないかも知れませんが、これは猫の習性からくる行動でもあるのです。狩猟本能がある猫は、獲物を捕まえたい気持ちと体を動かしい気持ちがあるもの。刺激を求めるハンター精神を常にもっているから、寝てばかりいても退屈に思ってしまうのでしょう。ずっとじっとしていたせいでウズウズしてしまったときに、猛ダッシュするんですね。
3 体が痒い
猫は体が痒い時も、急に猛ダッシュしてしまうことがあります。痒みが治まらない気持ちから「痒いにゃー!」と走ってしまうのでしょう。痒い時にどうしようもできないと、我々でも「うおー」とイライラしたり暴れだしたくなるものです。とくに痒みに手が届かない場合は、走り出してしまう気持ち、わかりますよね。
4 ストレスを発散させたい
猫はストレスによる不満からも、急に走り出すことがあります。飼い主さんに言葉で伝えられないなら、何かしらの行動を見せなければと思うのかも。飼い主さんに遊んでもらえない、トイレが汚いなどなど…。
同居猫に対してストレスを感じる猫もいます。いじめられてイライラしたり、思い通りにいかないことがあったりして、やり場のない気持ちから走り出してしまうのでしょう。不満が募り、それがストレスになったときに発散するための自然現象なのでしょう。
5 スッキリした!
猫がウンチをした後に、トイレから猛ダッシュすることがありますよね。飼い主の間では「トイレハイ」「ウンチハイ」などと言います。ウンチをした後に走り出してしまうのは、「ほっとした」「上手く出来た」と言う気持ちからなのでしょう。
猫が排泄をすると言うのは、無防備な状況で、危険を晒している状態なので緊張しています。トイレが無事に終わったことでテンションが高くなり、走り出してしまうのでしょう。
猫が急に走り出した時のために気をつけること
部屋を片付けよう
猫は本能や習性で走り出すので、やめさせることはできません。それよりも、猫が急に走り出しても安全な環境を作る方が良さそうです。虫を追いかけている時は、猫も虫だけに集中しています。高い場所から落ちたり、滑ったりと言うこともあるのでしょう。急に走り出した場合でも、猫が興奮していれば、ところ構わず踏みつけて行きます。ケガや事故を防ぐ為にも整理整頓や、危険になる可能性がある物は常に片付けるようにしましょう。
運動は大事
猫が急に走り出すのは、夜中に多いのですが昼間でもあることです。猫がハンター精神を持っている以上、体を動かして運動をするのはストレス発散に繋がります。それを止めるのは、猫のストレス発散の妨げになってしまいます。夜中に元気になるのも、猫の本能からくるものなので走らせてあげたいですね。早朝や夜中に走られると困る人は、昼間や寝る前にしっかりと運動をさせておきましょう。
体調管理が出来ているか
猫の体調に問題があるせいで走り出してしまうこともあるので、飼い主さんは猫の体を調べて下さい。痒みや痛み、急な痛みや吐き気などの違和感からも走り出してしまうそうです。猫が痒みを感じるのは、アレルギー、皮膚炎、ノミ、ダニなどからきている事も多いようです。
長い間走り回ったり、何度も走り出しているのであれば、猫の体を確認してみましょう。呼吸の仕方やぐったりしていないかと言う点も見過ごさないようにしましょう。
まとめ
猫が急に走り出す心理と注意点を紹介しました。運動が目的で急に走り出しても、体を動かすのは5分程度です。運動をするのは、猫の健康にもなるのでやめさせる必要はありません。
ただ、ストレスや不満から走り出す猫も多いようなので、原因を取り除けるように心がけてあげましょう。