猫はどうして天井を見つめるの?2つの理由といくつかの仮説

猫はどうして天井を見つめるの?2つの理由といくつかの仮説

猫が天井や壁を見つめる仕草をしたら「何か見えてる?」と思いませんか?猫にしか見えないものと言えば、ゾッとする話になってしまいますが、実際はどうなのでしょう?猫が天井を見つめる本当の理由に迫って見ましょう。

猫が天井を見つめる理由

キジトラ

猫が天井を見つめる2つの理由

猫が天井を見つめたり、じーっと何かを凝視している姿を見かけたことありませんか?何かを見つめる様子に「なに?」と嫌な雰囲気をつくってくれますよね。猫が天井を見つめる理由は2つです。「耳を澄ましている」「常同行動」から見つめるそうです。この2点についてもう少し詳しく見ていきましょう。

猫の耳は地獄耳

振り返る茶トラ猫

猫が天井を見つめる理由には、猫にだけ聞こえる音や気配からきているようです。猫の耳は、とても優れていると言われていますよね。人間には聞き取れない音まで察知できると言われ、高音になると3倍以上の聴覚があると言われています。超音波のような音まで聞き取ることが出来るようです。猫の聴覚がここまで優れている理由は、獲物を捕る為に必要だからなのでしょう。小動物の声や動きを感じ取れるように、聴力を発達させたそうです。
虫の飛ぶ音や、些細な気配にも敏感に察知できるように、耳を澄まして天井や壁を見つめていたと言うことなのです。

ストレスによるもの

目を細める猫

猫が天井を見つめる理由のひとつには、ストレスによる常同行動からきていることもあるようです。猫が天井や壁の一点をずっと見続けたり、何度も繰り返すような時は、ストレスからきている可能性があるそうです。耳を澄ましている場合は、一時的な行動と取れますが、長い時間見つめると言うのは、同じ行動を繰り返したり、落ち着かない行動を繰り返すなどストレスが関係している場合があるようです。天井を見つめる以外にも、しつこく毛繕いをしたり、同じ場所を行ったり来たりなども常同行動なのです。
猫がストレスを抱えていたり、葛藤してしまうような要因がないか、生活環境を見直す必要があるでしょう。

猫が天井を見つめる説

猫は霊感を感じている!?

怯えて上を見つめる猫

猫が天井や何かを見つめたら、そこに霊的な要素があるという風に思っている人も多いようです。
人間には見えていない空中を見る怖い現象が猫には感じる「フェレンゲルシュターデン現象」と言う噂がありました。しかしこの現象は、たんなる仮説でありウソの噂が広がったようです。猫が天井などを見つめるのは、霊感があるからと言う説は肯定できないのでしょう。ただ、中には霊感のある猫や直感が冴える猫もいるそうなので、完全否定はできないのかも知れません。

猫の第六感

ちぢこまる猫

このような噂がたつのは、猫の不思議な場面をよく目にするからなのでしょう。
そう感じる原因は、人間には察知出来ない秘めた力が動物には備わっているからなのです。動物にも、第六感があると言います。第六感は、視覚や聴覚などでは感じられない感覚を言います。言葉では伝えられない感覚を味わうので、霊的な要素として言われてしまうようです。
猫にも第六感があるそうですが、人間とは違う感覚が備わっている事から、謎めいてしまうのでしょう。例えば、地震を予知したらいつもと違った行動を見せたりします。落ち着きがなくなったり、大きな声で鳴いたりする行動が、猫のもつ第六感だろうと言われています。きっと、自然界で生きる動物には、異常を察知する力が備わっていて不思議ではないのでしょう。

まとめ

上を見る子猫

どうして猫は天井を見つめるのか?についてお話してみました。きっと多数の人は、猫に霊感があるからとか、オバケが見えているなどと思っているのではないでしょうか?私もその一人でした。
しかし、猫が天井を見つめるのは耳が良いからで、音を聞き分けていたからと言うのが結論だったようです。何もない場所をじっと見つめると、飼い主さんも少しパニックになりますが、猫は音の正体を感じようと集中していただけだったようです。もしも猫がぼーっとする事が増えたり、一点を見つめ続けるようであれば、ストレスになる要因がないかと言う所にも注意していきましょう。

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