猫にも寂しいという感情はある
猫は表情があまり顕著に出ないため、感情がないと思われがちですがそんな事はありません。一緒に暮らしている方ならご存知ですね。猫は実に様々な感情を持っており、相手の気持ちを察する能力も高いです。ですから、猫に隠し事はしづらいかもしれません。
我が家の子は1匹、甘えん坊の寂しがり屋がいるので、寂しい時にどんな行動で示すのか、良く分かります。実体験も交えて、お伝えしていきますね!
猫が寂しい時に取る行動
猫が寂しいと感じると、どのような行動を取るのでしょうか?メジャーなものを挙げてみました!
- 甘えような声で呼ぶように鳴く
- 行動の邪魔をする
- 前足を交互にふみふみする
- 側を離れず近くにいる
- 寂しそうな顔をする
1.甘えような声で呼ぶように鳴く
「ナ〜オ」と割と大きめの鳴き声で甘えたように鳴く事が多いです。一説によると、子猫の頃に母猫を呼ぶ鳴き声なのだとか。この鳴き声で鳴いている時に構うと、その後も良く鳴くようになるので構わないように、と猫を譲り受けた動物シェルターから教えて貰いました。
構わないようにしているのですが、我が家の子は未だに鳴いています(笑)。大抵は、誰の姿も見えない時や部屋のドアを閉めている時などに鳴きます。きっと「どこにいるの〜?寂しいよぉ〜」と鳴いているのでしょう。同じ家の中に、いるのですけどね〜!
2.行動の邪魔をする
パソコンや見ている新聞の上に座る、というのは猫の定番ですね。「そんなの見てないで、私を見て!」という構って欲しいアピールだそうです。これも寂しい気持ちの表れでしょうね。お邪魔猫の仕方は様々で、ネット上でも良く写真が公開されています。中には思わず吹き出してしまうような面白いものもあります。堂々と目の前に陣取られるのは困る事もありますが、少しでも構ってあげると良いでしょう。
3.前足を交互にふみふみする
目を細めゴロゴロと喉を鳴らしながら、前足を交互にふみふみ・・・これも猫の定番ですが、子猫の頃を思い出している、と言われています。ふみふみする場所は、飼い主のお腹やふわふわした毛布など、柔らかいものにする事が多いです。ふみふみは子猫の頃、母猫のおっぱいを出すのに行う仕草なので、やはりその感触に似た場所を選ぶのでしょうね。
我が家では、寂しがり屋の方は毎日のようにふみふみしています。眠くなるとするみたいですが、ママを思い出し、哀愁を感じているのかもしれませんね。ふみふみ中は構わず、猫がしたいようにさせた方が良いようです。我が家の子だけかもしれませんが、手を出すと迷惑そうな顔をされます・・・
4.側を離れず近くにいる
気がつくと側にいる、布団に潜ってくる、などは寂しいから飼い主の側にいて、安心したいのでしょう。飼い主としては嬉しいですよね!抱っこ好きな子なら、抱っこしてあげても、喜ぶかもしれません。
我が家の寂しがり屋は抱っこ嫌いなので、近くに来る割りに、抱っこしたりスキンシップをはかろうとすると嫌がる、という、ちょっとややこしい性格をしています。
5.寂しそうな顔をする
猫は顔の筋肉が少ないので、表情が作りづらい構造をしています。それでも、表情や全身から醸し出す雰囲気で、なんとなく寂しい感じが分かる事があります。特に猫と長い年月を過ごしてきた飼い主さんなら、良く分かる事でしょう。
我が家の子は私が出かける時、玄関に来てちょっと寂しそうな顔をする時があります。そんな顔をされると後ろ髪を引かれてしまうのですが、外出しない訳にもいかないので、仕方ありません。寂しがり屋の猫の場合は、一緒にいる時に充分コミュニケーションを取るようにしてあげましょう!!
猫が寂しいと患う「分離不安」という病気
いつも一緒にいる人や動物と離れる事で寂しいと感じるのは、どの動物も同じです。それが過度になると、「分離不安」という精神的な病気になり、困った行動を引き起こす事があります。大きな声で鳴き続けたり、家の中のものを破壊したり、攻撃してくる事もあります。
また、飼い主の布団に粗相する、過剰にグルーミングする、自分の尻尾をかじる、といった行動に出る場合もあります。猫にこれらの行動が見られたら、不安を感じないように工夫してあげると良いでしょう。
例えば、外出時には飼い主のニオイがついた洋服、タオルなどを置いておく、猫が退屈しないグッズを用意しておく、フェリウェイというフェロモン製剤を家の中にスプレーしておく、などです。
フェリウェイには気持ちを落ち着かせる効果がありますので、もしかしたら不安になっている猫の気分を、和らげてくれるかもしれません。そして、布団への粗相を防ぐ為にも、寝室のドアは閉めて外出した方がよいでしょう。その他にも、ペットシッターを頼む、新しい猫を迎えるという手段もあります。
我が家は分離不安という訳ではありませんが、最初に迎えた子が寂しがり屋の方だったのでやはり、長い時間お留守番をさせると寂しがっていました。もう1匹が来てからは平気になりました。
1匹の時は帰宅すると玄関まですっ飛んで来てくれていましたが、もう1匹が来た後は、それはもう落ち着いたものです(笑)。「あ、帰ってきたんだ〜」とばかりに、フツ〜の態度で迎えてくれるようになりました。
ただ、多頭飼いには相性がありますので、この方法が必ずうまくいくとは限りません。猫から離れられない程になってしまったら早めに獣医師に相談し、対応策を考えましょう。
まとめ
いくら猫が大切といっても、四六時中べったりとしている訳にはいきません。寂しい気持ちも、再会の時をより盛り上がらせるスパイス、と考える事もできます。
ですが、寂しさのあまり猫が困った行動に出るようでしたら、注意が必要です。お互いが気持ちよく暮らせるよう、環境を整えていきましょう。
50代以上 男性 イチロウ
私を母親と思っているのでしょうか、朝から晩まで一緒に居ます。 トイレに立っても外で待っている程です。
母親の方としては、悪い気はしないのですが、他の仔の手前、末っ仔のみ特別扱いも出来ず、特に昨年までは我が家の最愛の猫「とら」が老い、その世話に手がかかりましたので、余り遊んでもやれずに寂しい思いをさせていたこともありました。
末っ仔は、幸いにも健康に育ち、素直な性格ですが、少し、否、可成り分離不安です。
最近、我が家を片づけ始めましたので余り一緒に居る時間が無くなり、加えてPCの前に居る時間が長いので、ご機嫌が悪いのですが、困るのは機嫌が悪いのを超えて、とても寂しい思いをしているらしいので気がかりです。
母親としても末っ仔がとても可愛いので、思い切り可愛がるのが当然かも知れません。
写真にあるような表情を見せると、少し可哀想ですから。
40代 女性 かおり
後ろをついて歩いてきたり、手を出してカリカリと腕や足を掻いてアピールしてきたりもします。
ニャオニャオと、鳴きながらキャットタワーにのぼって、寂しそうな顔でこちらを見てきたりします。
できるだけ、寂しい思いをしないように、普段は、甘えさせてあげています。
20代 女性 しー
完全室内飼いにしたので最初は外に出たがって夜中に大声で鳴いていたので、なるべく構ってやって部屋も快適になるよう試行錯誤し、夜も同じ部屋で一緒に寝るようにして夜泣きがやっと治まったと喜んでいたのに…
風呂やトイレで離れると本当に猫か?と思うぐらいの声量でギャーーと鳴き続けます。
発情期も疑ったのですがどうやら違うよう。
多頭飼いを考えています。
どうせ貰うなら保護猫を、と譲渡サイトを覗いても条件に多頭飼い不可と書かれている場所が多くて困っています。
なるべく幸せな猫生を送らせてやりたく、頭を捻る毎日です。
30代 女性 まきこ
私が仕事をしているときにも邪魔をしてくるときがありますので、よく遊んであげてから、お仕事を始めます。
午前中から、出掛ける日には早くから感づいていてナーオと言いながら睨み付けて嫌がります。しかし、用事を済ませなくてはいけないので、帰ってきたら遊んであげるねと言って出掛けます。帰ってきたら、家中を使っていっぱい遊んであげます、とても喜びますよ。
最近は、出かけても帰ってきたら遊んでくれるとわかったみたいで、嫌がらなくなり玄関も通してくれるようになりました!
50代以上 男性 ガメラ小僧
50代以上 女性 きょんきょん
夜になると 枕元にきては ニャーニャーと 布団に入れてーと せびってきます。
腕を枕にごろごろ喉をならしながら しばし寝ていきます。が
このごろ こっちに来てーとばかりに 呼びにくるんです。 何度も何度も・・・
具合でも悪いのかと心配になるのですが、抱っこをすると落ち着いて満足そうです。
歳をとってから 余計に甘えん坊になった気がします。
現在 腎不全で定期的に点滴治療をしています。
一時はもうだめなのかと思うほど弱ってしまったのですが、
新入り猫ちゃんが来てから、若いパワーをもらったのか
追いかけっこをするまでに元気が出ています。
ずーっと長いお付き合いをしてくれることを願っています。
女性 匿名
また粗相も多く覚えたと思いきや粗相を繰り返して頭を抱えています
覚えたはずなんだけどなー。猫の嫌いな臭いがするものなど買って試してみます
寂しいのか、今のトイレが気に入らないのか
30代 女性 りっちゃん
先生『マリンちゃん粗相する様になったんですか。きっと寂しいんですね。正直言って治すのは難しいと思います。怒られるのはマリンちゃんわかってやっているんです。怒られるでもいい、私を見て。と怒られるという動作でも構ってくれると思ってるんです。』と。それからトイレに行く時間をメモして、5時間以内に戻れば外出や用事で目を離しても可、とわかりました。人間の赤ちゃん用のお漏らし防止シーツを布団の上に敷き、いざ粗相されてもシーツパッドを洗濯するだけで手間を減らしました。そして、不思議なことに長年続いたこのオネショ行為が、2匹目となる野良の子猫を我が子に迎えてからピタリと無くなりました。プライド高い子だったので、オネショした恥ずかしい自分を見せたくなかったのかも知れません。長くなりましたが、この経験から猫は人並みに普段から考え感情を持ち、更に生活環境の中で変化して行くのだと学びました。もし、不安症からの粗相で悩んでいる方がおられましたら、長く付き合って下さい。その子の一部として見てあげて、自分の生活の一部にしちゃって下さい。不思議と苦では無くなります。
女性 匿名
分かりやすい文章でかつ程よくユーモラスな書き方をされている時もあって(^^)
その言い方はどうなのっていう嫌味な書き方をされてたり、身勝手な不平不満を書き連ねていてただの愚痴吐きになっているような読んでいて呆れてしまうほど不愉快な記事を書くライターさんもたまに見かけますが、ひよしりんさんの記事はどれを読んでも一切そんな書き方はしてなくて、記事の内容がタメになるのは勿論のこと、読んでいてとても気持ち良く穏やかな気分にさせてくれます。
これからもひよしりんさんの記事もっと読みたいな!
楽しみにしてます!