猫が危険を察知すると…?
猫は危険だと感じることがあると、こんな行動をとるようです。
1.逃げる
危険を察知した時の猫の行動No.1。まずはその場から走って逃げる事で、安全を確保しようとします。危険だと思うとさささ~っと音もなく去って行きます。気が付いたら猫が姿を消していた、なんてのは良くあることです。
猫が本気を出すと、時速50kmで走ることができます。その分あまり長続きはしないのですが、とてもじゃないけど人が追いつけるスピードではありません。
2.鳴く
危険を感じたとき、よく鳴くようになる場合があります。大きな地震が来る前に、やたらと猫が鳴くようになった、というケースも。猫や動物には地震を感じる能力があるようなので、普段あまり鳴かない猫がたくさん鳴くようになったら、何か災害が起きる前兆かもしれません。
3.落ち着きがなくなる
落ち着きがなくなるのは、猫も人も同じですね。ウロウロと落ち着きなさげに動いていたら、猫が危険を察知しているのでしょう。飼い主が解消できることなら、猫を危険から守ってあげましょう。
4.外に出たがる
大きな地震の前に、外に出たがる猫も多いようです。普段外出しない猫なら、なおさらです。外に出ても必ずしも安全ではないのですが、そんな様子が見られたら何かが起きる可能性があります。避難の準備をしておいても良いですね。もちろん猫と一緒に避難できるよう、準備しておきましょう。
5.甘えてくる
危険がある時に、甘える猫もいるようです。普段と猫の様子が違ったら、何かが起きるかもしれないと気をつけておくと、いざという時、慌てなくて済むかもしれません。
6.ガタガタと震えて怯える
猫がガタガタと震えて怯えていたら、よほどの危険を感じているのでしょう。それは自然の脅威かもしれませんし、大きな音かもしれません。他の猫の存在に、怯えることも。
猫の性格によっても、怯えやすい猫とそうでない猫がいるでしょう。臆病な猫の場合、あまりに危険を感じるとストレスになり、体調を崩してしまうことも考えられます。ストレスを感じないような環境作りを、心がけましょう。
7.体調不良
危険を感じて、体調不良になってしまう場合も。猫はストレスに弱い生き物なので、十分注意してあげましょう。この程度なら大丈夫、という慢心は危険です。猫は人以上に繊細な動物なので、「この程度で?」という事でも、体調を崩すことがあるのです。気をつけてくださいね。
8.隠れる
危険を察知した時、身を隠すのは当たり前です。猫は狭い場所や暗い場所が落ち着くので、そのようなところにすかさず入り込むでしょう。そのような身を隠せる場所がない場合、ストレスを感じてしまいます。猫がいつでも隠れられるよう、場所を確保しておきましょう。
9.寝る
「危険を感じているのに、寝る?」信じられないような話ですが、ある動物園では、地震が起きる数日前に、トラなどのネコ科の動物が屋外で眠っていた、という報告があります。
どうして寝てしまうのか理由は分かりませんが、もしかしたらいざという時に全力で逃げられるよう、寝て体力を温存しているのかもしれません。
10.高いところに登ったきり降りて来ない
高いところに登ると周りを見渡せるため、安心する猫は多いです。なので、危険を感じた際、高いところに行って安全を確保します。そこで危険が去るのを、じっと待つのです。
もし猫が中々降りて来ない場合、何か危険を察知しているかもしれません。周りの状況を、確認してあげましょう。ただ、猫は登るのは得意ですが降りるのは苦手なので、降りられなくなっている可能性もゼロではありません。猫の様子を見て判断しましょう。
11.背中をビクビクさせる
危険を察知して、背中をビクビク動かす場合もあります。ちょっと分かりにくいですが、良く観察してみましょう。嫌がっている時も、背中がビクビクと動きます。猫がそのような仕草をしていたら、気をつけてあげてください。
まとめ
中国では、猫など動物の行動から、地震を予測する研究がされているとか…。人よりも敏感な猫の勘を頼りにすれば、ある程度被害を避けられるかもしれませんね。猫がなぜ、ご紹介したような行動を取るのか、その原因を探ってみてください。