猫が早歩きするのはどんな気持ちの時?
猫って走りはしないのに軽快に早歩きをすることがありますよね。
「なんで走らないんだろう?」「身軽だなあ」などと思うことがあると思いますが、猫が足早に歩くときにはある気持ちがあるようです。
そこでここでは猫が足早に歩くときの気持ちについてご紹介させていただきます。
1.動くものが見えたとき
猫は「動くもの」つまり、狩猟本能が狩られることがあると「捕まえよう!」と思います。そうなれば少しずつ距離を縮めて狙いを定めるためにソロリソロリそして軽快に早歩きで近づくのです。
ボールや猫じゃらしなどのおもちゃや、窓の外から見える鳥やネズミなどの小動物を見つけるとそのように行動をしてくれますよ。ときには、飼い主さんの動く手を見つけただけで足早に狙いを定めて近づいてくることもありますよ。
2.おやつや餌が入れてもらえたとき
猫は自分の大好きなおやつやキャットフードを入れてもらえると「匂い」や「餌がお皿に入る音」を聞いて一目散に来ます。
「やった!ご飯だ!」と言わんばかりに早歩きでキッチンまでやってくるでしょう。また多頭飼いの場合は餌やおやつを取られてしまう可能性もるので、他の猫と競争をするように早歩きでやってくることもありますよ。
3.ビックリしたとき
猫は神経質な生き物なので、なにかあるとビックリしてしまうこともあります。例えば飼い主さんが知らない人を自宅に招いたり、電話やインターフォンなどの大きな音、工事の音などが聞こえると突然ビックリしてしまうそとがあります。
そのように猫も突然驚くようなことがあれば「なになに!?」と腰を抜かしたように背を低くして足早に警戒をして歩くことがあるようです。
4.逃げたいとき
猫は自分が怖い思いをするとその場にいるのが嫌で足早にその場を離れることがあります。
例えば「犬などの自分よりも大きな動物がいたとき」「聞いたことがないような音を耳にしたとき」「飼い主さんがいつもと格好が違ってどうしていいか分からなくなったとき」などに恐怖のあまりにパニックになったり、早歩きでどこかへ隠れに行くことがあります。
5.飼い主さんに甘えたいとき
猫は飼い主さんのことが大好きですよね。
猫は飼い主さんに甘えたい気持ちがあるのに、飼い主さんがバタバタとしていてどこかへいなくなってしまうようなことがあると「待ってよ!行かないでよ!」と慌てて早歩きで飼い主さんの後ろを付いていくことがあるようです。
このようなときには、飼い主さんは猫をスルーして寂しい思いをさせてしまわないようにたくさんスキンシップをとってあげてくださいね。
猫があまり走らないのはなぜ?
猫はトイレをした後に猛ダッシュするトイレハイのように瞬発的に走る事はあっても、長距離を走ってる光景はあまり見かけないですよね。猫は持久力よりも瞬発力に優れているので、ジャンプなどの縦移動に優れているのです。
ですから、走ると早いのですが長距離を走り続けることができないので基本的には「早歩き」になるのです。猫が走るようなことがあれば、「余程のこと」があったということになりますね。
まとめ
猫は横移動よりも縦移動に優れており、瞬発力はあるものの、持久力はないのであまり走ったりすることがなく興味があることやなにかあれば「早歩き」をします。
猫は狩猟本能が狩られるような「動くものを見たとき」や、「おやつや餌が入れてもらえたとき」「ビックリしたとき」「逃げたいとき」「飼い主さんに甘えたいとき」などに、早歩きをすることがあるようです。