猫がチラ見する気持ち
猫がチラッとこちらを見るときってありますよね。寝ているときや、遠くから一瞬、何か確認されたような気がしませんか?猫はどんな気持ちでチラ見したのでしょうか?
1 いい匂いがしたにゃ!
キッチンで何か料理を始めると、猫がチラ見をすることがあります。寝ているときに、薄目を開けてこちらを見ています。「いい匂いがするにゃー」「でもくれないでしょ」と思ったようで、そのまま眠りについてしまいます。
2 どこに行くにゃ!
飼い主さんが少し動くと、チラッと目を光らせることがあります。椅子からたったとき、他の部屋に行こうとしたとき、扉を開けたときなど「どこに行くにゃ?」「ついて行こうかな…」と言う少し心配性な猫ですね。
チラ見をしながら心の中では「飼い主さんがどこかに行ってしまうのではないか…」と言う不安が葛藤しているようです。
3 やかましいにゃ!
飼い主さんが物音を立ててしまうと、猫もチラ見してきます。「やかましいにゃー」と迷惑な気持ちのチラ見です。
また、そそっかしい飼い主さんの行動に「どんくさいにゃー」と呆れた様子でチラ見をするときもあります。ゆっくり寝かせてほしいと言う気持ちの目線を送っているのでしょう。
4 気になるにゃ!
とにかく飼い主さんの動きが気になって仕方ないようです。飼い主さんが動くと見てくる、声を出すと見てくる、顔の向きを変えるだけで見てくることも。
いつも飼い主さんに遊んでもらっているからかも知れません。「何かしてくれるのか?」「楽しいことがあるのか?」気になる〜!という気持ちになっているのですね。
5 心配するにゃ!
私たちが気づいていないときにも、猫はきっとチラ見しているのでしょう。チラ見をするのには、心配だから気になるという場合もあります。単純に気になるからではなく「大丈夫かな?」「心配だな」と思ってチラ見をしている可能性ですね。
飼い主さんの姿を確認してしまうのは、落ち着かない様子の飼い主さんだからかもしれません。動きが忙しない、ウロウロしている行動が、猫にも落ち着かない気持ちを伝えてしまっているのでしょう。
6 びっくりにゃ!
いつも大きな声を出さない飼い主さんが、突然大きな声を出すと「怖い!」とびっくりしてチラ見をします。
また、猫が飼い主さんに「ダメ!」と叱られたとき、最初はびっくりして離れていきますが、少し時間がたつと「もう怒ってない?」とチラ見することもあります。叱られてもめげないのが猫です。飼い主さんの様子を見て、すぐにケロッとしています。
7 いつもと変わらないにゃー
猫は寝ていても、脳を休めている時間は少なく、ほとんど起きている状態です。家の中でも、猫の睡眠は深くありません。時々目を覚ましては、変わった様子がないか確認します。だから、いつもの定位置に飼い主さんがいるとホッとします。
逆に猫がふと目を覚ましてチラ見したときに、いつもの位置に飼い主さんがいないと不安になります。「いない!?いつの間に?」と焦って家の中を確認しに行きます。飼い主さんを見つけると「良かった」と安心するのでしょう。いつもと変わらないことが猫は幸せなのですね。
まとめ
飼い主をチラ見する猫の気持ちを紹介しました。確かに、猫はじっと見つめてくるときもあれば、何かを確認するようにチラ見するときもありますよね。寝ながらチラ見、高い場所からチラ見、通りすぎざまにチラ見、振り向きチラ見など、いろんな手法で見ているのです。
猫と目が合うとニッコリしても、サラっと流されてしまいショックを受けることもあります。チラ見したときは、飼い主さんを確認したいだけの場合が多いようですが、チラ見ではなくじぃっと見てきたときは、何かお話したいときなのでしょうね。