すぐ寝転がる猫の心理は?
猫って活発なイメージですが、なぜか飼い主さんの前ですぐゴローンとしてみたり、どこでも突然無防備にゴローンとしたりすることがありますよね。この猫がすぐに寝っ転がることには、いくつかの理由があるようです。
1.愛情表現をしているから
猫は言葉や表情で気持ちを表現することは難しいですが、「突然寝っ転がって飼い主さんを見つめる」「飼い主さんを見ると寝っ転がる」などということがあれば、それは「愛情表現の1つ」でしょう。
猫は大好きな飼い主さんを見るとお腹を見せてゴロにゃんこをしたり、甘い鳴き声で「ニャーン」と鳴いたりしてくれることがあるでしょう。もしこのように愛情表現をしてくれたときには、飼い主さんはスルーせずに、たくさんスキンシップをとってあげるようにしてくださいね。
2.構ってアピールがしたいから
猫ってなぜか突然飼い主さんの目の前でゴロンゴロンと転がってみたり、飼い主さんの元へわざわざやって来たりして寝っ転がることもありますよね。
「足元で何をしてるの?」「突然なに!?」と思ってしまいがちですが、猫がこのような愛くるしい行動をとるのは「触ってよ〜!」「構ってよ!」などとアピールをしているのです。
また触ってあげても満足しないようなときには、「遊ぼう?」と誘ってきてくれているという可能性もあるでしょう。そのようなときには、ネズミやボールのおもちゃを目の前に持ってきてあげると、ハイテンションになって遊んでくれますよ。
3.発情期だから
猫がゴロンゴロンとして、いつもよりも寝っ転がるようなことが増えるときはオスメス問わずに「発情期」である可能性があります。
特に生後5か月を過ぎたメス猫で避妊手術をしていなければ、「寝っ転がる」、「スリスリとする」、「独特な鳴き声を出す」、「夜鳴きをする」などすることが特徴でもあります。独特な鳴き声を出していつも以上にゴロンゴロンとしているときには、きっと発情期なのでしょう。
4.マーキングをしているから
猫はスリスリと顔をしてきたり、ゴロンゴロンと寝転がって家具や飼い主さんに体を擦り付けるような仕草をしたりしてくることもありますよね。これはただ寝転がっているのではなく「匂い付けによるマーキングをしている」という可能性が高いでしょう。
猫は顔の周りや肉球などから、フェロモンのような匂いを放っていますので、その匂いを付けて「これは私のものだ!」というマーキングなのです。
家具の周辺にする場合には「自分の縄張り」だということを表しており、飼い主さんのところで寝転がったりスリスリしたりする場合には「これ(飼い主さん)は私のもの!」という気持ちの現れでもあるのです。
5.暑いから
猫は突然コテンと寝転がってみたり、人通りの激しい自宅の廊下に倒れるように突然寝転がったりしてしまうこともありますよね。これはもしかすると「暑いから」寝転がっているのかもしれません。
猫は部屋を移動して自分の体温調節をしています。
例えば、お風呂場や玄関のタイルやフローリングの廊下などは「涼しい」ということを分かっているので「暑いよ~」と言うように寝転がっているのでしょう。
また寝相を見てみて伸びをしていたり、ゴロにゃんこをしたりしているときには、暑いから伸びてしまっているということも考えられますから、エアコンなどで適度に温度管理をしてあげるようにしてくださいね。
猫も人間のように熱中症になってしまいますから、よく様子を見ながら快適に過ごせるように心がけてあげましょう。
6.リラックスしているから
猫が無防備にお腹を見せたりして、ゴローンと飼い主さんに踏まれてしまうような場所で寝転んでいたりするのは、単純に安心できる場所で「リラックスしているから」「気分転換をしてくつろいでいるから」という理由が考えられます。
猫は警戒心が強く、本来であれば無防備になることはありませんが、自宅の環境に慣れていたり飼い主さんと信頼関係が築けていたりするのであれば、このようなことをしてくれるでしょう。
7.太っているから
猫はどこでもここでもすぐに寝っ転がってしまうことがありますよね。それはもしかすると太り過ぎが原因によって体が重たく、歩くのがしんどいのかもしれません。
平均体重より重たいようであったり、成猫なのにあまりにも寝転がったりしていることが多くて遊ぶことに興味を示してくれないときには、動物病院へ相談するのも1つの手段でしょう。
まとめ
猫を飼っているとなぜかすぐにゴローンと寝っ転がってしまうことありますよね。それは愛情表現であったり、マーキング、暑かったり、リラックスをしているときに見せてくれるということが多いです。
猫が飼い主さんに愛情表現をしていたり、アピールをしたりして寝っ転がるときにはたくさんスキンシップをとってあげましょう。