1.縄張りを守りたい
猫が外を気にしているのは、縄張り確認のようなものです。どの猫にも縄張り意識が強くあります。子猫の頃から外の世界を知らない猫は、家の中が縄張りです。自分の縄張りに、侵入者がいないかを監視しているのでしょう。
外には、あまり見慣れない光景が広がっています。動くものに「あれは危険か」「何か近づいてきた」となると、神経を集中させて見張ります。無事に侵入を防げれば、「よし!任務完了!」と満足そうにしているのです。
2.縄張りが気になる
外に出た経験のある猫、元々野良猫として生活した経験がある猫は、外の世界がどんなところかを知っています。一度でも外に出た猫は、縄張り範囲が広がります。
外にも縄張りがあると、気になってしまうのでしょう。猫の縄張りは、その猫によっても広さは違いますが、一度縄張りを広げてしまうと、確認しないと気になって落ち着かなくなるそうです。
しかし、猫は縄張り意識が強いだけで、広げたいとは思いません。外を見ているから出たいと言う訳ではなく、外を知らなくても幸せに暮らしています。縄張りを広げると、外に行きたがるので、外に出さない方が猫のためにも良いと思います。
3.興味や刺激になる
外を見るのは、猫のストレスの穏和をしてくれるそうです。猫は、退屈になると外を見てしまうことがあります。家の中ではない物を見たり、感じたりできるからです。
車が走る、風のにおい、人が通る、猫や犬、植物が揺れる、鳥が飛んでいるなどが、猫の脳を刺激してくれます。窓の外を眺めているだけで、楽しい気分を味わえたり、スリリングな気持ちになったりできるのは、日々の退屈しのぎに良いのでしょう。
4.外を眺めるのはリラックス
猫が外を見るのは、何も考えたくないとき、落ち着きたいとき、気分を変えたいときに、窓から外を眺めたりします。同居猫とケンカした、飼い主さんがいなくて寂しい、などの色んな感情から、外を眺めて気分を落ち着かせようとするのです。
安全な場所から外を見るのは、猫もリラックスしやすいようです。我々も、何も考えずにぼーっとしたくなることってありますよね?猫がぼーっと外を見て、気分転換してしまう気持ちがわかりますね。
5.窓の前は心地よい場所
外を眺めるのが好きだからと言う理由もありますが、窓の前は日が当たる場所でもあります。猫はいつも外を眺めて日なたぼっこをしたいのです。外が見える窓の前が、自分の特等席なのでしょう。外が見えない環境は、猫には可哀想なことなのかも知れません。
太陽の光を浴びるのは、人間にも言えますが大切なことなのです。自律神経を整え、血行促進、健康な体作り、毛質改善など、猫に良い影響を与えてくれます。ただ、紫外線を浴びすぎるとよくないので、直接日が当たらないようにしてあげましょう。外を見られるような、遮光カーテンを付けてあげると良いですね。
6.猫の声がする
外から猫の鳴き声がすると、外が気になってしまうようです。猫の発情期の時期になると、外の猫たちはケンカが増えます。メス猫争いのときの猫の声は、すごく激しい声で取り合います。いくら家の中にいても、猫の声に反応してしまうようです。
もし飼い猫が去勢手術をしていない場合、外の猫に便乗してしまうことが多いです。大きな声で鳴き出したり、外に出たがる行動をしたり、オス猫にケンカを仕掛けたりしてしまう可能性があります。手術を終えていれば、外の猫の声に反応はしますが、あまり気にしないことが多いでしょう。
まとめ
いつも外を見ている猫の理由について書きました。猫は外を見るのが好きなんですね。一番は、縄張りの確認でしょうね。
「何もなければそれでよし!」と後は外を眺めて「日なたぼっこでもするか」とのんびり過ごしているのでしょう。たまに外を見ている猫が、尻尾を太くしていたり、そわそわしたりしていることもあるそうですね。