猫が爪をたてるのはいつ?
猫ってふとしたときに爪が出ていて、飼い主さんのズボンや衣類に引っかかってしまって、ビックリしてしまうことがありますよね。
では猫はどのようなときに、「爪をたてる」という行為をするのでしょうか。猫が爪を立てるときに、よくあるシチュエーションについてご紹介させていただきます。
1.爪研ぎをするとき
猫は爪を研ぐときに、爪を立ててバリバリと激しく爪研ぎをします。猫は爪研ぎをすることで、古い爪を剥がして、「鋭利な爪」を維持しようとしています。
これは「狩猟本能」が残っており、獲物がいたときに、すぐに仕留めることができるようにしておきたい、という気持ちや、天敵に襲われたときに、武器として役立てるため、爪を鋭利にしておこうとしているのです。
また、あちこち家具に爪研ぎをして、イタズラをするときにも爪を立てています。猫が爪研ぎをするのは、単に爪を研ぎたいだけのこともありますが、「自分の縄張り」だという主張をするために、家具など、あちこちでしてしまうこともあるのです。
自分の縄張りである主張をするため、そしてなるべく強くて、大きい猫だと思わせるために、高い場所に爪研ぎをするんですよ。
2.伸びをするとき
猫はンーっと伸びをするときにも爪をたてます。
猫が伸びをするのは、寝起きのときに血液の巡りを良くしたり酸素を回らせるため、このような行動をするこきもありますし、自分を落ち着かせようとしているときにも、このような行動をすることがあります。
この伸びをするときには爪がピン!と出ていますよ。
3.遊んでいるとき
猫は遊んでいると、自然と爪をたててしまうことがあります。猫じゃらしで遊んでいると、うっかり飼い主さんが手を引っ掻かれてしまったり、足蹴りによって、手を傷つけてしまうこともありますよね。
これは猫が、おもちゃである獲物を捕まえようとしているので、爪を立ててしまうんですね。
このようなときには、飼い主さんは怪我をしてしまわないように、気をつけるようにしてくださいね。
4.リラックスしているとき
猫と一緒に過ごしていると、ズボンに爪が引っかかってしまったりすることもありますよね。「どうして爪を立てるの?」、「何か嫌なことをしちゃったかな?」と悩んでしまうこともあるかもしれませんが、猫は「リラックスしているとき」にも爪を立てる傾向にあります。
飼い主さんに向かって爪を立てるときには、リラックスしているという理由や、飼い主さんに爪周辺から放つフェロモンのような臭いをつけて、「私のもの」という主張をしているのかもしれせん。また、ふみふみしている時も爪が出ています。
飼い主さんにとっては痛いかもしれませんが、猫にとっては愛情のある証なんですね。
5.怒っているとき
猫は恐怖や警戒心がマックスに到達すると、ウーッとうなったり、シャーッ!と威嚇をして爪を立てることがあります。
このときに猫パンチをされると、鋭い爪によって相手は怪我をしてましうのです。野良猫同士の喧嘩などでも、猫パンチで攻撃しあっているのを目撃することもあるかもしれませんが、このときには鋭利な爪を武器にして縄張り争いなどをしているんですね。
まとめ
猫は怒っているときや、おもちゃで遊んでいるときなどに、「爪を立てる」傾向にありますが、飼い主さんといてリラックスしているときにも同じようなことがあります。
これは安心できる環境なので「力が抜けている」ことによって爪が出てしまうんですね。遊んでいるときなどには飼い主さんが怪我をしてしまわないように気をつけてくださいね。