猫の足踏みはどんな気持ち?
1 動く物を発見したとき
猫が動く物に反応してしまうのは言うまでもありません。
特に小動物など、自分よりも小さな物を獲物の対象として見てしまいます。
動く物を見ると、「絶対捕まえてやる!」と言う闘志が湧いて、足踏みをしてしまうようです。
2 向こうに猫がいるとき
離れた向こう側にいる猫に近づくときに、足踏みをします。
相手に気づかれないように、少し隠れながら足踏みしています。猫に勢いよく飛びかかり、びっくりさせたかったようです。
「驚くだろうな」と言う気持ちで、うきうきしながら軽くステップを踏みます。猫がじゃれて遊ぶときも、足踏みして追いかけ合います。
3 飼い主の足が気になるとき
飼い主の足が対象物になることがあります。
指を動かしたり、足を揺らしたりすると、「気になる!」と興味をもちます。
飼い主が気づかない所から足踏みを始めているようです。遠くから猫が走って飛びかかってくるようです。
4 高い場所に飛ぶとき
高い場所に乗る前に床で足踏みをします。5、6回ほど足踏みしてから、勢いよく飛びます。
そのときに気になることがあると足踏みを辞めて、飛ぶのを断念することもあります。
猫は飛ぶ前の準備と集中が必要なようです。
5 見え隠れするとき
猫の好きな動きに、見え隠れしている物があります。一番興味をそそる動きのようです。
見えたときに行くか、隠れたときに仕留めるかなどを考えながら足踏みをします。
「タイミングが大事」「焦ってはいけない」など、考えながら様子を伺っているのでしょう。
6 床が熱いor冷たい
猫の手足が床についているときに、足踏みしているのは、温度からきているようです。
熱いのか、もしくは冷たいのか、そのときの気温にもよります。足を着いているのが「辛い」と感じているようです。
猫が床で足踏みする理由
慎重派だから
猫はどちらかと言うと、慎重な性格と臆病な性格なのです。
興味を持ってもすぐに攻撃できない部分と、相手の動きを予測して確実に仕留めたい部分があるのです。
まずは、下調べをしてからじゃないと、危険と思うのが猫の考えなのです。
なので、足踏みの時間も少し長かったりします。
準備運動は大切
猫が獲物を捕れる確率は半分以下です。それでも諦めずに獲物と戦います。
猫が獲物を捕るときに欠かせないのが準備運動です。関節を伸ばして、勢いよく走り出せるように足を慣らしているのです。
対象物を見つけると、「逃がさんぞー」と気持ちを入れて足踏みをするのでしょう。
興奮しているから
猫が足踏みをしているときの表情は、瞳孔が開いて鼻に力が入って、少し興奮しているように見えます。黒く大きな目を左右、上下に動かして「今か?まだか?」と興奮気味になっているようです。猫が闘牛のように見えたりもします。
失敗できないプライド
猫が高い所に行くときは足踏みをしますが、準備運動と助走をつけていることがわかります。
プライドの高い猫は「失敗なんてできない」「かっこいい所を見てほしい」と言う気持ちもありながら、助走をつけているのでしょう。
バランスをとっている
猫の足踏みをする仕草はふたつあります。
かたい地面で足踏みをする場合、柔らかい所で足踏みする場合があります。
対象物がいるときは必ず、床など、かたい所で足踏みをしてバランスをとります。
バランスの取れない場所で足踏みするのは、眠いときや甘えたいときなどで意味合いも変わってきます。
それに、足に力が入る場所で足踏みしないと、猫もケガしてしまいます。
まとめ
猫が床を足踏みする気持ちについて紹介しました。
猫が何かに反応したときに、よく足踏みしていることがあります。
また、猫が足踏みをするのは、運動不足と言うのもあるのかも知れません。体を動かしたいと思っているときに、猫の目にとまれば、対象物になってしまうのでしょう。