1 猫同士で集まる
夜な夜な猫がぞろぞろと集まる、猫の集会があります。域によって場所も様々ですが、広場や公園などに猫が集まり、情報交換やお見合いをしているそうです。
何をしているかは定かではないのですが、集まるのは仲間や友達だからこそではないでしょうか。家の中でも猫が集まっていることがあります。
毛繕いをしてあげるなどして、そこには猫だけの空間ができています。
2 猫同士心配する
猫が猫を心配する場面をよく見かけます。
時には、叱られてしょんぼりした猫の所に駆け寄って舐めてあげたり、一人で寝ている所に行き寄り添って寝たりする光景を目にします。
猫が猫を思いやるのは、寂しいと言う気持ちと、心配と言う気持ちからくる仲間意識があるのではないでしょうか?
これは、猫同士だけの話ではなく、人間にも同じような行動を見せるのです。
3 猫が仲間を探す
猫は仲間の存在についてどんなふうに思っているのでしょうか?
長い時間過ごした相手が、姿を消したり別れがきたりしたら、さすがに気づくことができると思います。
猫が仲間の存在を意識するのは、それだけ関係性ができていたからなのです。声が嗄れるまで泣き続け、食欲もなくなり、悲しそうにする姿を見せる猫がいると言うのは事実です。
猫が仲間意識を持つのは、信頼関係や愛情が深く関係しているからなのではないでしょうか?
猫と仲間意識について
猫に仲間意識はない
猫に仲間意識があるのかについて、結論から言うとありません。
これは猫は群れをつくらず、単独で生きる生き物だからこそ言えるのでしょう。
人間にも、一人でいる方が楽だからと言う考えの人がいるように、猫も猫とつるむのはめんどくさいと思うのかも知れませんね。
一度離れると忘れる
猫には、血縁関係もなく一度離れたら忘れてしまうと言います。
猫の記憶から家族と言う概念がなく、久しぶりに会っても「誰?」と言う感覚になるのです。
知能があると言われていても、匂いが変われば記憶も薄れ、しまいには威嚇してしまう関係にもなるのです。
猫が単独で生きる動物であるからこそ、寂しいなどの気持ちや仲間意識も低くなる理由でしょう。
猫同士が暮らせば仲間意識も芽ばえる!?
仲間意識がないとほぼ断定しましたが、一概には、なくもなさそうです。多頭飼いをしている人は、猫には仲間意識があると思うでしょう。
同じ縄張りで生活をする猫同士が仲良く暮らすのを見たら、仲間意識があると思えますよね。
むしろ、縄張りの中でお互いに譲り合いながら暮らしているのです。共に暮らしてきた猫がいなくなると、食欲や元気がなくなり探し回る猫もいます。
そんな猫たちを見ていたら、愛情や友情も成り立つのかも知れません。たとえ仲が良くなくても、お互いに害にならない存在なら「ケンカする理由もないのでいいか」と言う考え方なのでしょう。
環境も仲間意識を変える
猫が単独で自立心が強い、仲間と暮らしても仲間意識が弱いと言うことをお伝えしました。仲間意識を持たないのは、生きるのに必要がないからとも言えます。
弱肉強食の世界では、弱いと生きていけません。自分が生きるために誰かを助けている余裕などない、必死の世界なのでしょう。
では反対に、食糧もあり、敵もいない安全な環境ならどうでしょう?猫の習性も自然に変化する可能性があるのではないでしょうか?
一緒に遊んだり、温もり合ったりする環境に身を置けば、猫も仲間意識が芽生えるのは有り得ることだと思います。
まとめ
猫には、仲間意識があるのかについて説明しました。猫が仲間意識を持たないのは、単独行動で群れを作らないからです。
でも、環境が変われば猫にも仲間意識が芽生えてくると言えるのです。猫の習性がそうであっても、もとにある性格は変わりません。
猫には、愛情深く献身的な感情が備わっている生き物だと思います。仲間意識がないようであるのも、猫の魅力なのかも知れませんね。