猫が飼い主に熱い視線を心理
「私のこと見てる?」と飼い主さんが殺気を感じるほど、猫が「ジーーッ」と熱い視線を送ってくることありますよね。
飼い主としては、「何で見られてるんだろう」と疑問に思ってしまいそうですが、実はこの行動は猫にとって意味があります。
ここでは、猫が飼い主に熱い視線を送る心理についてご紹介させていただきます。
1.ごはんが欲しい
猫は一番お世話をしてくれる人に対して「何らかの要求したいことがある」ときに、熱い視線を送ることが多いです。
例えば、
- お腹が空いたな
- 違う餌を入れてほしいな
- 餌のお皿が空っぽだよ
などと飼い主さんへ伝えて「ごはんちょうだいよ!」と言いたいときに、ひたすら熱い視線を送ることがあります。
飼い主さんがお掃除やお洗濯などでバタバタとしていても、ひたすら座りながら目で追ってくるときは、もしかするとこのことが伝えたいのかもしれません。
2.遊びたい
猫は走り回って遊んだり、飼い主さんがいなくても一匹で遊んだりすることもあります。しかし、時には「飼い主さん、遊ぼう!」と伝えたいことがあります。
例えば、
- そこのボール投げてよ!
- ネズミ取ってきたよ
- 猫じゃらしで遊んでよ
などと言いたくて、飼い主さんに熱い視線を送って見つめていることがあります。
また、自分で遊んでいるにも関わらず、飼い主さんを見つめるときには「見てみて!こんなことできたよ!」「こんなネズミ捕まえたんだ!」などと見せびらかしたくて、熱い視線を送っていることもありますよ。
3.構ってほしい
猫は気分屋ではありますが、甘えたがりであったり、抱っこが大好きだったりなど、それぞれの猫に性格がありますよね。そんな可愛い猫ですが、飼い主さんのことが大好きで「構ってちゃん」のこともあります。
- こっち見てよ〜
- 触りに来てよ
- ここにいるよ!
などと、飼い主さんに気がついてほしくてひたすら熱い視線を送ることも。
そんなときに飼い主さんが気がついて触ってあげられれば、ゴロゴロと喉を鳴らして幸せな気分になってくれたり、ニャーンと甘い声を発してくれたりしますよ。
4.警戒している
猫は「警戒しているとき」に怖くてジッと固まって、その対象物を見つめることがあります。
例えば、
- 飼い主さんがいつもと違うことをしている
- ヘルメットやマスクをしていて誰か分からない
などということがあれば、「何かされるかもしれない」と不安を感じ、恐怖心や警戒心から「熱い視線」と受け取れるような見つめ方をすることもあるのです。
5.不満がある
猫は結構「わがまま」です。そんなときに飼い主さんに伝えたいと熱い視線を送って、「不満だよ〜」と訴えかけていることがあります。
例えば、
- このごはん飽きたよ
- トイレが汚いよ
- おやつ何でくれないの?
- 今日遊んでくれてないよ
- またどこかへ行っちゃうの?
などと飼い主に対して「こうしてよ」と思うことがあって、不満が少しでもあると熱い視線を送って伝えようとする傾向があります。
6.嫉妬をしている
多頭飼いで自分だけがあまり構ってもらえていなかったり、留守番が多かったりすると、「嫉妬心」から自分からあまり近づかなくなるのですが、様子が気になり熱い視線を送ることがあります。
可愛らしい「ツンデレ」のような態度でもありますが、放っておくと猫のストレスの原因にもなってしまいますので、きちんと気がついて「留守番してくれてありがとう!」とたくさん撫でてあげたり、ブラッシングをしたりするなどして、コミュニケーション不足を解消できるようにしましょう。
7.飼い主さんを狙っている
猫は獲物を狙うときに、熱い視線を送るようにジッと静かに見つめます。
姿勢を低くし、狙うように飼い主さんを見つめているときには、「ヤッホーイ!」と言わんばかりに飛びついてくる可能性もありますので、怪我をしないように防御してくださいね。
また元気で好奇心旺盛な証でもありますので、おもちゃを使ってその調子で遊ばせてあげましょう。
8.寂しい
猫は寂しいときに、
- どうして放ったらかすんだろう?
- 気がついてよ
と伝えようとして、熱い視線を送ることがあります。気分屋で単独行動を好むとはいえ、飼い主さんのことは大好きなので、構ってもらえないと寂しさのあまりに熱い視線を送ることもあるんですね。
9.考えている
猫は考え事をしているときに、ジーッと熱い視線を送りながら頭をフル回転させていることがあります。例えばジッと見つめて、
- そろそろおやつもらえるかな
- 何をしているんだろう
などと飼い主さんの様子を「観察をして考えている」ときにこのような行動をします。
まとめ
猫は何か不満があって要求したいとき、伝える手段として熱い視線を送ることがあります。
猫が熱い視線を送る心理は今回のような9つのことが考えられますので、原因を見つけて猫を満足させてあげられるようにしてあげてくださいね。