猫が忍び足になる心理とは?
猫はどうして、忍び足になるのでしょうか?その心理に迫っていきましょう!
1.獲物を捕獲するため
猫は獲物を捕獲するために近づくとき忍び足になります。当たり前ですが、ドスドスと音を立てて近づいたら、獲物にバレて逃げられてしまうからです。
忍び足でそっと近づきスキを狙って獲物に飛びかかり、捕獲するのです。余談ですが、猫がしょっ中毛づくろいをするのは、体のニオイを消して獲物に気づかれないようにしているためなのだそう。
音とニオイ両方を消すことで、猫自身の気配を感じさせないようにして、狩りをするのですね。生きるための涙ぐましい努力です。
2.相手を刺激しないため
他の猫など、刺激したくない相手の側を通るとき忍び足になります。
筆者宅の猫も、ヤンチャな猫が近くにいるとき、相手に飛びかかられないように、そ〜っと、空気も揺らさないほどの神経を使って忍び足で通り過ぎます。
猫も猫で、いろいろと気を使っているのだな、と思います。
忍び足で他の猫の前を通り過ぎるときは、何とも言えない緊張感が漂います。なるべく動かないように全身を緊張させて、ソロ~っと動く。
きっとパワー全開で精神を研ぎ澄まし、少しでも相手が動いたら、すぐに逃げ出せる用意をしているのでしょう。無事に通り過ぎたら、足早にその場を去ります。
3.遊びに誘っている
おもちゃだけでなく、追いかけっこや隠れんぼなどで遊びたい猫もいます。猫が忍び足で近づいてきたら、何かの遊びに誘ってくれているのかも。
近づいてきた猫に気がついて、猫が逃げたら追いかけても良いですし、どこかへ隠れたら、探してあげてください。もしかしたら待ち伏せして、飼い主さんを驚かせるかもしれません。
猫と一緒に遊ぶ、楽しい時間になりそうです!
4.自信がない
自分よりも強い相手がいるときや、何かがあって自信を失ってしまった猫は、忍び足で歩くことがあります。
例えば、今までボス猫として君臨していた猫が、ボスの座を奪われ、突如として自信と威厳を失うことがあります。
今まで家の中を我が物顔で歩いていた猫が、部屋の隅を忍び足で歩くという、ちょっと哀愁漂う光景です。
5.ちょっと怖い
怖いときも忍び足で歩きます。
今まで聞いたことがないような未知の音がしたり、知らない場所に行ったりしたとき、忍び足で歩くことが多いです。「なんだ、なんだ?」と未知の恐怖に対して身を縮こませ、歩くのです。
人でも怖いときは同様の行動を取りますね。あたりを伺いながらなぜか、忍び足になってしまいませんか?
お腹が地べたに付くくらい身を低くして、歩くことも。猫が恐怖を感じていたら、その原因を取り除いてあげてください。
まとめ
猫が忍び足になる心理は、基本的には獲物を捕獲するためですが、その他にいろいろと複雑な事情が絡んでいる場合もありました。
一時的に忍び足になっているのなら問題ありませんが、いつも忍び足で歩いていたら、もしかしたらストレスを感じているのかもしれません。
猫が快適に過ごせるよう、配慮してあげたいですね。