猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまう心理
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、どうしてでしょうか?
飼い主の衣類をどこかへ運んで、満足そうな顔をしていると根負けしてしまいます。猫が飼い主の洗濯物を持って行く心理とは何なのでしょうか?
1 素材が好きだから
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、衣類の素材が好きだからでしょう。猫には好きな素材があり、ふわふわのモコモコの生地が好きです。フリース素材、タオル地、ウールなどの素材でできた生地を好む猫が多いようです。
冬になると、フリース素材の服やセーターなどの猫が好む生地が主になるので、猫が洗濯物を見つけてしまうと、どこかへ持って行こうとするのでしょう。
2 狩りの練習をしている
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、狩りの練習をしているからとも言われています。飼い主の靴下などを口に運んで、部屋の隅やケージの中などに持って行ってしまうようです。
洗濯物を運んでいるときの猫の表情は、意外と真剣です。運んだ後の達成感も感じさせます。猫は飼い主の洗濯物を、獲物に見立てて狩りの練習をしているようです。
3 匂いがするから
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、においがするからです。例えば、飼い主さんの着ていた服のにおいに反応してしまうこともあります。
脱いだ靴下を「くんくん」と匂ったり、「ペロペロ」としてしまったりすることがあります。靴下からフェロモンのにおいがするからだそうです。
猫は洗った後の洗濯物も、好きなにおいなのです。洗いたての洗濯物は、お日様のにおいがして猫が好むようです。
4 おもちゃと勘違いしている
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、おもちゃと勘違いしているのでしょう。例えば、飼い主の靴下です。
靴下を丸めておいておけば、猫はボールと思い遊び出してしまいます。つまり、猫は遊んでいるうちに遠くの方まで洗濯物を持って行ってしまうのでしょう。
5 寂しい気持ちの行動
猫は寂しい気持ちのときに、飼い主の洗濯物を持って行ってしまうようです。飼い主さんに構ってもらえないことで、洗濯物を持って行って自分に目を向けてもらおうとするのでしょう。
注意されることは構ってもらえていると思うのです。猫が飼い主さんの脱いだ服でくつろぐのは、飼い主さんの体温から温もりが感じられるからなのでしょう。
6 飼い主が好きな証拠
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、飼い主さんが好きだからです。飼い主さんの匂いが、自分の好きな匂いなのでしょう。
もし猫が飼い主さんの洗濯物を持って行ったら、好かれている証拠だと言う気持ちで怒らないようにしましょう。
猫が洗濯物を持って行くときの注意
猫の行動に気づいてあげよう
猫が飼い主の洗濯物を噛んだり、食べてしまったりすることがあるそうです。これは「ウールサッキング」と呼ばれています。遊びのつもりで噛んでいても、エスカレートして穴が空くほど噛んだり食べてしまったりするのです。衣類以外にも、袋、紐、ゴム、プラスチックなどを噛むようです。
猫がウールサッキングするのは、親離れができていない、寂しい、ストレス、遺伝、栄養不足などが考えられます。猫が飼い主さんの洗濯物などで遊んでいるだけなら問題ありませんが、激しく噛んだり吸ったりしていたら、食べてしまう前に辞めさせましょう。
猫が洗濯物を持って行かない対処法
猫が洗濯物を持って行ってしまう前に、洗濯物を片付けるようにしましょう。脱いだら洗濯機に入れる、洗濯後の衣類などはすぐに片付けるようにしましょう。毛布やタオルなどを持って行ってしまうこともあるので、そのときは監視できる状態にしておきましょう。
もし猫がウールサッキングをしたら、食物繊維が不足しているかも知れません。噛みごたえのあるフードを与えてあげると良いそうです。また、ストレス発散させてあげたり、スキンシップをとったりするようにしましょう。
まとめ
猫が飼い主の洗濯物を持って行ってしまうのは、好きな素材、におい、狩りの練習、構ってほしいなどの心理があるようです。
私の飼っている猫も、モフモフの素材の物を口に加えて運んでしまいます。運んで満足そうにしているので、邪魔しないようにしています。
しかし、猫が衣類などを激しく噛んで食べてしまうようなことがあれば要注意です。猫の行動をよく見て、誤飲に気をつけていかないといけませんね。