猫にしっぽで叩かれるのは?
猫が飼い主さんをしっぽで叩いてくるのには、どんな心理が隠れているのでしょう?
心理1 怒ってる
猫がしっぽを激しく振る時は怒っている時です。怒りを飼い主さんにぶつけているのでしょう。
何か怒らせるような事しちゃいました?例えば眠そうな猫をしつこく触ったとか、もういいよ!って言われてるのに撫で続けたとか…。
それで怒り心頭に発しているのかもしれません。触らぬ神ににゃんとやら。
怒ってる猫はそっとしておくのが1番です。くわばらクワバラ…
心理2 構ってアピール
飼い主さんの注意が猫以外にいっている時。「にゃんでこっち見にゃいの?構ってよ!ベシベシ」と、飼い主さんの気をひこうと必死のアピールをする事が。
構ってあげると非常に喜びますが、いつも気まぐれに対応されているお返しに、たまには無視してみても良いかもしれません。
それができる飼い主さんは、なかなかいないかもしれませんが。
心理3 マーキング
猫のしっぽの付け根にはフェロモンを分泌する器官があります。しっぽで飼い主さんをバシバシ叩くと、フェロモンが飼い主さんに付くので、「飼い主さんは自分のモノ」と主張する事ができるのです。
そうです、猫に所有されちゃってます。
「私はモノじゃ~い!」と思うかもしれませんが、猫にしたら愛情表現の一種でもあります。大目に見てあげてください。
でも猫に所有される事に、喜びを感じてしまう飼い主さんが大半でしょう。
心理4 何かの確認
猫があさっての方向を向きながら、飼い主さんをしっぽでバシバシ…、一見失礼な行動ですが、これは恐らく、「飼い主さんがいるかどうか」、「しっぽを振ったら何かに当たったので、それは何か探っている」などの心理が考えられます。
いや、もしかすると「そこ邪魔だから、どいてくれない?」かもしれません。
猫の本当の気持ちは猫にしか分かりませんが、「飼い主さんがいるかどうか」だったら可愛いですね!
ヒマ潰しに叩かれているような気がしなくもありませんが…。いずれにしても信頼している相手にしかしないでしょうから、多少失礼な行為でも温かい目で見てあげましょう。
心理5 お腹が空いた
多いのが、寝ている時に顔をバシバシ叩かれるケース。これはご飯の要求だと考えられます。
「お腹、すいたんだけど?いつまで寝さらしていらっしゃるの?」と、早くご飯を出してお腹を満たせ、とおっしゃっています。
これがまだ起きる予定の時間ならば良いですが、ひどい時は深夜に起こされる飼い主さんも。
立派な安眠妨害行為となりますので、置きエサをしておくか、自動給餌器を導入して難を逃れてください。
心理6 あやされてる?
母猫が子猫をしっぽであやしている姿、見た事ありますか?
母猫のしっぽを獲物に見立てて、子猫は飛びついたり噛みついたりして遊びます。
もしかすると飼い主さんを自分の子供だと思っていて、あやしてくれている可能性も?
実際、赤ちゃんをしっぽであやしてくれる母性溢れる猫もいます。こうなったらもう、子猫になった気分であやされてみては、いかがでしょうか?
またいつもと違った猫とのコミュニケーションが体験できますよ!
まとめ
猫がしっぽで叩いてくる時。そこにどんな心理が隠されているのか、察するのはなかなか難しいかもしれません。
悩んだ時は、しっぽを振る速さを参考にしてみてください。早ければ怒りの感情が含まれており、ゆっくりならば穏やかな気持ちだという事です。
普段、猫のしっぽの動きを良く見ていると、大体の心理が分かってきます。間違っても怒ってる時に、下手にちょっかいを出さないようお願いいたします。それがお互いのためでもあります。
しっぽを通じて猫が発信している心理、敏感に察してあげてくださいね!