猫が寒がりの理由は?
猫が寒がりな理由は、どのようなことが考えられるのでしょうか?
猫は冬の寒さや夏のエアコンや扇風機が苦手なことが、よくありますよね。
日中には陽のあたる場所を好み、なるべく暖かいところで過ごそうとしますが、猫が寒がりな理由って意外にも分かりませんよね。
猫が寒がりな理由について、ご紹介させていただきます。
先祖が砂漠で生息していたから
猫が寒がりなのは、先祖が砂漠で生息していたからです。
猫の先祖は、リビアヤマネコという野生の動物でした。
リビアヤマネコは、熱い砂漠地帯に生息し、暑さ、乾燥などに強い体を備えていました。
一方で、砂漠地帯には水がなかったために、寒さに耐えるという機能は備わっていません。
それにより、現在の猫も寒さには弱く、そして水嫌いになっているのです。
しかしすべての猫が寒さに弱いというわけではなく、ロシアなどのとても寒い国で育った猫達は進化を遂げ、毛がフサフサになり、寒さに耐える機能を備えています。
猫の筋肉量が少ないから
猫が寒がりなのは、筋肉量が少ないからということもあります。
猫は運動神経には優れますが、普段はいつでも昼寝ばかりをしているので、他の動物に比べて筋肉の量は少ないです。
筋肉の量が少ないということは、体温の調節もうまくできないので、寒さにとっても苦手になってしまいます。
脂肪がある、または筋肉がある場合には、寒さに比較的強くなるので、肥満体型の猫は、細い猫よりも寒さには強いでしょう。
猫が暖をとりがちな10の場所
猫が暖をとりがちな場所はどのようなところがあるのでしょうか。
猫は夏場に暑いとお風呂場や玄関、フローリングのところなど、自分で涼しいところを見つけて、過ごしていますよね。
一方で、とても寒い冬には猫はどのように対策をしているのか、気になりますよね。
猫が暖をとりがちな10の場所について、ご紹介させていただきます。
1.飼い主の布団の中
日が沈み、暗くなると冬の寒さは一段とひどくなりますよね。
そんなときには猫は、人の体温で暖をとります。
夜であれば、飼い主の布団の中や真上などにくっついて、寒くないようにしているのです。
2.コタツの中
猫はこたつで丸くなる、という歌があるように、猫は暖かい場所が大好きです。
冬の時期には、猫は暖かい飼い主の入るこたつに、一緒に入ることもあるでしょう。
近年では、猫用のペットこたつも販売されているので、こたつ好きの猫ちゃんは必見です。
3.車のボンネット
野良猫は冬の寒さに耐えながら外で過ごしていますよね。
そんな野良猫の暖をとる場所として多いのが、車のボンネットです。
車はエンジンを切ったあとはしばらく暖かい状態がつづきます。
それによって猫は、車のボンネットに入り込み暖をってしまいます。
車を使わないときであれば良いのですが、そのまま走行してしまうと、猫の怪我の原因にもなってしまうので注意が必要です。
4.猫同士でくっついて
猫同士でくっついて暖をとります。
仲のよい多頭飼いの猫や、野良猫たちは、寒い冬に猫同士でくっついて、1か所で眠ることがあります。
野良猫は、基本的に縄張り意識が強いので、簡単に一緒に集まることはできませんが、兄弟猫などであれば、仲間意識もあるので、冬の時期には一緒にくっついて、寒くないようにしています。
5.電気カーペット
寒い時期になると、飼い主さんが床に電気カーペットを敷くことがありますよね。
電気カーペットは猫にとってはまさに天国で、地面にくっついて寝ます。
電気カーペットはこたつほど熱中症になる可能性も低く、猫の暖をとるのにはおすすめですので、電気カーペットの上に、毛布などを敷いてあげると良いでしょう。
6.段ボールやキャットハウスの中
猫は寒いときには、自分サイズの狭いところで眠る傾向にあります。
狭いところであれば、比較的暖かい空気が空気がこもりやすいので、自然と冬場にはキャットハウスなどで眠るでしょう。
そして、段ボールなどの箱であれば保温性に優れているので、猫は暖をとるときによく使います。
7.ストーブの周辺
猫はストーブの周辺の、暖かい空気が大好きです。
ストーブの目の前だと、空気も乾燥をしているので、まりおすすまできませんが、ストーブのあるお部屋だと、全体的に温くなっているので、猫も暖をとるでしょう。
8.陽のあたる場所
寒い冬でも、太陽の当たる窓際に座るととても暖かいですよね。
猫はもともと、日向ぼっこが大好きなので、寒い時期であっても陽のあたる場所を好みます。
9.湯たんぽなどの暖かいところ
冬になると、飼い主さんがお布団に、湯たんぽを置くことがよくありますよね。
そして、その次の日にそのままにしていると、ほんのりと暖かい湯たんぽに猫がくっついて、眠っているということもよくあります。
猫にはペット用の湯たんぽがあるので、毛布などに包んで使ってあげてくださいね。
10.高い場所
暖かい空気は、下よりも上にたまりますよね。
猫はそれにより、自然と高い場所で眠ったり過ごすようになります。
例えば、本棚の上やキャットタワーの上などで暖をとるでしょう。
まとめ
猫はもともと、熱い砂漠地帯に生息していたことや、筋肉量が少ないことによって、とっても寒がりです。
そんなときには、飼い主の布団や湯たんぽ、ストーブ、電気カーペットなどにくっついて、暖をとることがよくあります。
近年では、ペット用の保温グッズがたくさんありますので、活用してみてくださいね。