猫が走っているときに立ち止まるのは?
猫が走っているときに立ち止まるのは、こんな理由があるようです。
- 疲れたから
- 安全確認
- 付いて来ているかを見ている
1 疲れたから
猫は走るのがとても早く、トップスピードは時速約50km、100mを6秒弱で完走できるスピードで走ることができます。ですが持久力はそれほどでもなく、10秒〜20秒で疲れてしまいます。
ですから、走っていた猫が急に立ち止まるのは、ただ単純に疲れたからと考えられます。
猫と遊んでいても突然パタリと止めるのは、疲れて休息を取っているのですね。
回復するとまた動き始めます。
2 安全確認
猫が安全だと思う距離は、大体2mと言われています。
脅威を感じているものから2m程度離れれば、ひとまず安心みたいです。
安全圏に来て立ち止まり、ホッと一息ついてから振り返って、危険はないか確認しているようです。
3 付いて来てるかチェックしている
なぜか、見知らぬ猫が話しかけてきて、「こっちに来て」と誘われる人がたまにいます。
猫が、きちんと後からその人が付いて来ているかチェックするため、立ち止まることもあるようです。
知らない猫に誘われたら、とりあえず乗っかって付いていってみてはいかがでしょうか?
あなたの知らない世界に、連れて行ってくれるかもしれません。なぜか、某ハンバーガーショップに連れて行かれた、という方もいます(笑)。
その他の猫の謎行動
猫ってたまに、人からすると謎な行動を取ることがあります。
その意味も合わせて、見ていきましょう!
仰向けになる
急所であるはずのお腹を堂々と出し、仰向けになっていることがあります。
敵に襲われたら絶対危ないこの体勢、なぜ猫はあえてするのでしょう?
これは、飼い主さんを信頼していて、周りに危険がないと感じているときや、「遊ぼう!」と誘っているとき、そして暑いときが考えられます。
我が家でも、オス猫が良くこの体勢をしていますが、廊下を歩くと、この仰向けの状態で落ちているので、思わずプッと笑わせられます。
仰向け、なんか気持ちいいみたいですよ。でも、暑い!と感じている場合もあるので、そのときはなるべく、猫が涼しく過ごせるようにしてあげた方が良いでしょう。
ご飯を前足で隠そうとする
家の中では砂がありませんが、一生懸命ご飯の周りを、前足で掻いて隠そうとするときがあります。
これは「砂かけ」という動作で、食べきれないご飯をひとまず隠して、後で食べようとする習性だという説があります。また、「こんなまずいもの、見たくもないにゃ!」と砂かけしている、という説も。
我が家の猫では1匹、この砂かけをする猫がいますが、他の猫の残り物にもすることがあるので、母ゴコロで「仕方ないわね〜」と、そこにいた痕跡を隠そうとしているような気もしますし、グルメな子なので、「こんなのもう食べたくにゃい!」と隠している気もします。
家に来た当初からやっている習性で、数年経った今でもなかなか抜けません。
どう頑張っても家の中じゃ砂は、かけられないのですけどね〜
首を変な方向に曲げる
猫を見ていると、首が変な方向に曲げたり、すっごいねじれていたり、人からすると驚きの姿勢になることがあります。猫液体説があるように、猫の体は本当にふにゃふにゃです。
これは、猫の背骨が柔軟性に富んでいるからです。骨と骨の間にある靭帯や、背骨の間の椎間板も非常に柔軟にできています。ですから、人からするとありえないような姿勢も、涼しい顔でできてしまうのです。
体の柔軟性には個体差があり、我が家の猫では、オス猫が特にふにゃふにゃしています。
寝ているとき、ありえない方向に首が曲がっていることがあって、ちょっとホラーにさえ、感じることが。
まとめ
猫が走っているときに立ち止まる理由、お分かりいただけたでしょうか?
立ち止まって後ろを振り返るからと言って、決してバカにしている訳ではないのですね。
また、猫の謎行動についても見ていきました。
人にとっては不思議に見えても、猫には猫なりの理由があるようです。
猫のこと、知れば知るほどもっと知りたくなるのは、私だけでしょうか?