猫が舐めて噛む6つの理由
猫が舐めてから噛む理由はどのようなことが考えられるのでしょうか。
近寄ってきてくれて、飼い主もうれしい気持ちになっているのに舐めて噛む行為をされると「嫌だったのかな?」「何で噛むの?」と思ってしまいますよね。
では、猫が舐めて噛む理由はどのようなことが考えられるのでしょうか。理由をいくつかご紹介させていただきます。
愛情表現のつもり
猫が飼い主のことを舐めていたのに噛む理由の一番は愛猫なりの「愛情表現のつもり」ということがあげられます。
猫は子猫を舐めたり、兄弟を舐めてあげることがありますよね。この舐めてあげるということは「仲間意識をしている」ということです。
これを飼い主にもしているということは、飼い主のことを信頼して仲間だと思っているということです。しかし、時たま気に入らないことがあったりすると噛むこともあるようです。
猫はマイペースな性格ですのでこのように舐めていたのに噛むということをしてしまうようです。
油分を摂取しているつもり
猫は人間の食べ物を欲しがったり、フライパンを舐めてしまうことがありますよね。猫が飼い主を舐めて噛む理由は「油分を摂取しているつもり」ということがあげられます。
飼い主の手などを舐めて油分を摂取しているのですがこれは「食べ物」だと思ってるので噛むという行為をしてしまうこともあるんですね。
何かに気がついて欲しいから
猫は話をすることができませんよね。猫が飼い主に何かを言いたいときに舐めて噛む行為をすることがあるようです。
猫はどこかが痛いときに舐めたり、痒いときには噛む行為をします。もしかすると皮膚炎など、どこかに疾患があったり怪我をしてしまっている可能性もあるので猫の体を入念にチェックしてあげてください。
甘えている
猫は甘えていることによって舐めて噛む行為をすることがあります。特に眠たいときなどに「母猫」を思い出して飼い主のことを舐めてきますよ。
しかし、長時間舐めてからカプッと噛むこともあります。このようなときには、たくさんスキンシップをとって寝かしてあげてください。
獲物だと思っている
実は猫が舐めてから噛むときに「獲物だと思っているから」という理由もあげられます。猫は獲物を捕まえたら、まず食べる前に舐める行為をします。それからガブッと噛むのです。
もし、爪がでた手でじゃれてきながら舐めて噛むようであれば飼い主の手を獲物やおもちゃだと認識してしまっている可能性も考えられるでしょう。
グルーミングをしてあげてるつもり
猫は飼い主を舐めて毛繕いをしてあげているつもりのときがあります。飼い主の手を舐めているのですが、まれに噛むことをしてしまうことも。
しかし、この場合は猫は悪気はなく飼い主とコミュニケーションをとっているつもりなのです。
猫が舐めて噛む時の対処法
猫が舐めて噛む時の対処法はどうすれば良いのでしょうか。猫が舐めて噛む時には様々な原因があげられます。原因によって対処法も異なりますのでいくつかご紹介させていただきます。
体を入念にチェック
猫が飼い主のことを舐めて噛むときには「皮膚炎など」を患っていて飼い主へ訴えている可能性もあります。ですのでそのようなときには、猫の体に異常がないか入念にチェックしてみましょう。
他にも
- きちんとおしっこをしているか
- キャットフードを食べているか
- 元気があるか
などもチェックしてあげてください。
油分を摂取している場合
猫が飼い主の手を長時間舐めてからカプッと噛むときには「油分を摂取しているつもり」の可能性が高いです。というこは、猫の体内に油分が不足している可能性もあります。
そのようなときには、ドライフードばかりでなくウェットフードをあげてみたりしてみてください。日頃から同じ餌ばかりにせずにたまには違うキャットフードを与えることも対処法でしょう。
撫でて気をそらす
猫が甘えてきて飼い主の手を舐めて噛むときには、噛まれてしまう前にまくさん撫でて気をそらすようにしてみましょう。
噛む前に手をのけて、猫をたくさん撫でてあげることによって猫も自然と眠りにつくこともあるでしょう。
怪我をするほど酷いときは
飼い主が怪我をするほど噛む行為が酷いときには、きちんとした対処をしなければいけません。少々手荒ではあるのですが猫が舐めてしつこく噛む行為をつづけるときには「柑橘系の香り」を手につけてみてください。猫はレモンやオレンジなどの柑橘系の香りが苦手です。
手を舐めて噛む行為をしようとしたときに、この臭いがすれば猫は退散してくれるでしょう。
猫が舐めて噛まれたときはどうすればいい?
猫が舐めて噛まれたときはどうすればいいのでしょうか。
猫がペロペロと舐めてくると「なついてくれているんだな」とうれしい気持ちになってしまいがちですが、猫の唾液にはたくさんの食べかすや菌が含まれています。
もし舐めてから噛むということをされて、飼い主に怪我などの傷口があれば、感染症になってしまうこともあります。猫が舐めて噛む行為をしてきたときには、まず飼い主は洗い流してきちんと消毒をしておくことが大切です。
放置をしていると
- パスツレラ症
- 疥癬症
- 猫ひっかき病
これらのような感染症になってしまう可能性があります。
そのままにしていると、発熱をしたり体がダルくなってしまったりする症状がでてくるのできちんと対処をすることが大切です。
猫が舐めて噛む行為をするのは「いつものことだから大丈夫」と思っていても思わぬ病気になってしまうこともあるのできちんとケアをしてくださいね。
まとめ
猫が飼い主を舐めて噛むときには
- 愛情表現のつもり
- 油分を摂取しているつもり
- 何かに気がついて欲しいから
- 甘えているから
- 獲物を捕まえたつもり
- グルーミングをしているつもり
これらのような理由があげられます。
いずれにせよ猫の唾液には食べかすや菌がたくさんいますので飼い主の健康面を考慮するとやめさせた方が良いでしょう。