猫が飼い主におしりをくっつけるのは?
猫が飼い主さんに、おしりをくっつけてくるのは、こんなサインです。
- サイン1 挨拶
- サイン2 おしり触って
- サイン3 信頼してます
- サイン4 自分が守るにゃ
- サイン5 安心するから
サイン1 挨拶
猫にとって相手のおしりの匂いを嗅ぐのは「挨拶」です。おしりの匂いを嗅ぐことで、その猫の個人情報が分かるそうです。ですから、飼い主さんに向けておしりをくっつけてくるのは、「こんにちは~。嗅いでも良いにゃ。」と挨拶をしているのです。
上位だと思っている相手にしかおしりを向けない、と言われていますから、愛猫に尊敬されていると思って良いでしょう。さすがに匂いを、本当に嗅ぐことはないと思いますが、撫でるくらいしてあげると喜ぶのではないでしょうか?
サイン2 おしり触って
猫のしっぽの付け根には神経がたくさん通っています。ここを軽く叩くと猫は気持ち良いのだとか。飼い主さんにおしりをくっつけて、「叩いてにゃ」と要求してくる猫もいます。我が家の猫も1匹、おしりを叩かれるのが好きな子がいます。
叩いてと言ってくる場合、私の横にくるか、おしりを向けてきます。「変な趣味だなぁ」と思いながら毎回要求に応えていますが、猫にとったら特別変わった要求ではないのでしょうか?
サイン3 信頼してます
猫がおしりを相手に向けると言うことは、結構命がけの行為です。どこから攻撃されるか、分からないのですから。それをあえて飼い主さんの方に向けてくる、と言うことは、よほど飼い主さんのことを信頼しているのでしょう。「この人なら、攻撃はしてこないだろう」と、おしりをくっつけるようです。
サイン4 自分が守るにゃ
飼い主さんを敵から守るため、周囲が見渡しやすいように、おしりをくっつけているのかもしれません。まるで頼りがいのあるヒーローのようです。「飼い主さんは、自分が守る!」と、カッコヨイ雰囲気を醸し出しています。家の中では大した敵がいるとは思えませんが、ここは猫の好意を受けておとなしく守られましょう!
サイン5 安心するから
飼い主さんが背後にいてくれると猫自身が安心する、という心理もあるようです。いくら猫が身体能力が優れているからと言って、やはり後ろは死角です。いつ何が襲いかかってくるか分かりません。そんな弱点とも言える背中を、飼い主さんに預けることで安心を得ているのです。しっかりと愛猫の背中、守ってあげてくださいね。
猫の仕草で分かる喜怒哀楽
猫は言葉こそ話しませんが、全身でその気持ちを表しています。ここでは、猫の喜怒哀楽にフォーカスしてみました。
喜
猫が喜んでいる時は、ゴロゴロ音を立てたり、しっぽをピンと立てたりします。表情や雰囲気でも、なんとなく嬉しそうなのがにじみ出ていることでしょう。
怒
猫が怒ると毛が逆立ち、「シャー」と大きな口を開けて、それはものすごい迫力です。このような状態の時はうかつに近づいてはいけません。そうっと猫を刺激しないように立ち去るのが一番です。
哀
寂しい時は鳴き声で知らせることが多いようです。猫がやたらと鳴く、夜泣きをする時は、寂しさを感じているのかもしれません。また、いつもよりも甘えてスリスリしてくるようなら、留守番が長くて寂しかったのかもしれません。
楽
猫が楽しさを感じるのは遊んでいる時が多いのではないでしょうか?目はランランと輝き、生き生きとした表情になります。虫などの獲物を見つけた時も、猫は楽しそうに目を輝かせます。
まとめ
人にとってはあまり嬉しくない、猫がおしりをくっつけてくる行為。猫は決して悪気があってやっている訳ではないので、叱らないであげてください。猫におしりをくっつけられて困る、と言う飼い主さんも多いですが、そのような場合は反応しないことも大切です。
猫の好意を無下にするようではありますが、下手に反応すると、猫にはそれが嬉しくて繰り返すようになるかもしれません。猫がおしりをくっつけてきたら、何も言わずにすっとその場を去りましょう。そうすれば猫も、そのうち分かってくれるでしょう。