猫がほふく前進する3つの理由
1.獲物を見つけて近寄ろうとしているとき
猫が獲物を見つけると、体制を低くして目を丸くします。獲物が遠くにいるときに、ほふく前身をしながらゆっくりと忍び寄っていきます。このとき、足音を立てないように爪を隠して歩きます。
2.知らない場所にいるとき
猫は、常に自分のテリトリーがあり、そこで生活をしています。縄張り意識が強いので、他の猫の侵入を嫌います。反対に、自分の知らない場所にいる状況も怖いのです。なので飼い猫を外に出して、手を離すと体制を低くしてほふく前進するのです。家の中でも、知らないものに対しては体制を低くして逃げるように歩きます。
3.寝ている所を邪魔されて移動するとき
猫が、スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている所を見ていると、ちょっかいをかけたくなることがありませんか?あまりにしつこいと、猫も嫌がり起きてしまったり、その場から移動してしまったりします。眠くて動きたくないけど、離れたい気持ちからほふく前進のように少しだけ移動します。
猫がほふく前進するときの気持ち
1.獲物を見つけたとき
猫は動く物を見つけると、狩猟本能から獲物を捕ろうとします。好奇心から、獲物を狙うその気持ちは、緊張感やわくわく感などが入り交じっているようです。そのときは集中しているので、声をかけても獲物の動きを観察しているので反応しません。
2.知らない場所にいるとき
人間は、自分の知らない場所や物に好奇心を持ったり不安になったり感情は様々です。猫の場合は、知らない匂い=恐怖心、警戒心、不安な気持ちでいっぱいです。体制を低くしてその場から動けなかったり、安全な場所に逃げるようにほふく前進で歩き回ったりする猫もいます。
3.寝ている所を邪魔されるとき
猫の睡眠は、ほとんどが浅い眠りです。何かあれば、咄嗟に逃げられる状況でいるため脳はほとんど起きているのです。私たちでも、ぐっすりと眠っているときや、お気に入りの場所で寝ているときに邪魔をされると迷惑ですよね。なので猫も同じ気持ちで「邪魔しないで」と怒ります。
猫の体制でわかる気持ち
猫は、恐怖心や警戒心の気持ちのときに、体を小さく見せようとします。反対に、攻撃前や威嚇などで怒っているときには体を大きくするのです。気持ちから、体を大きく見せたり小さく見せたり表現しているのです。つまり、猫のほふく前進は不安や緊張から身を隠そうとしているようです。
猫の不思議な行動
猫の不思議な行動は、人間の目には分からなくても必ず意味があるのです。私の飼っている猫の不思議な行動を紹介します。これは、毎日の習慣行動でもあります。
ご飯を食べた後鳴く
一匹は、ご飯を食べた後「ニャー」と鳴きます。鳴きながら部屋を歩きます。知らない人に「食べたよ」と報告しているのでしょうか?
寝る前になると暴れ出す
一匹は、運動不足かストレスなのかはっきりしませんが、興奮したように暴れだします。自分の尻尾を見て追いかけたり、隠れたり、走り回ったりしています。疲れるとそのまま寝たりします。
トイレに物をいれる
トイレの砂をかけるのが苦手な猫がいます。砂が挟まるのが嫌なのか、手の動きは一生懸命にかけているのですが、何もかけられていないのです。それでも諦めずにトイレに物を入れて匂いを隠そうとします。スコップやタオルやぬいぐるみ等を入れるのです。
飼い主のそばにいる
甘えたいときに、そばに寄ってくることもあります。膝に乗ってきたら撫でてあげるとゴロゴロと喉を鳴らし喜びます。飼っている猫は、ほとんどそばにいることが多いです。そばで見守ってくれている気がします。
猫のストレス対策
このような不思議と言える行動は、ストレスが関係しているかも知れません。猫は人間が思っているよりも、ストレスを抱えやすい生き物です。室内だと生活環境からストレスも溜まりやすいと思います。運動不足、ご飯、トイレ、スキンシップ全て猫がストレスを抱えてしまう原因のひとつです。猫の行動を見て、問題がないかを知り対処していきストレスを軽減してあげなければいけません。
まとめ
猫のほふく前進する理由をまとめました。敵に見つからないように少しずつ進むポーズから、人間がほふく前進する理由と似ているかも知れませんね。また猫の行動は、不思議でもあり意味のある行動でもあることが分かります。