猫がおしゃべりする理由とは?気持ちや性格による違いなどを解説

猫がおしゃべりする理由とは?気持ちや性格による違いなどを解説

猫はニャーと鳴くことができますが、普段はそれほど鳴くことはありません。しかし、おしゃべりな猫や、理由があっておしゃべりになる時があります。どのような理由があるのか、おしゃべりなときの対処法などをご紹介します。

猫がおしゃべりする理由

拡声器を持っている猫

飼い主さんとのコミュニケーションしたい

猫がおしゃべりする理由(目的)は「飼い主さんとのコミュニケーション」です。

  • 飼い主さんになにかして欲しい時
  • 嬉しい事があった時
  • 飼い主さんに文句がある時

このような時に、猫はよくおしゃべりするようです。

性格や個体差で「おしゃべりな猫」「無口な猫」に分かれる

猫がおしゃべりになるかは、その猫の性格や個体差が大きいようです。

もともとおしゃべりをしない猫でも、飼い猫となることでいつまでも子猫のような行動をとり、「おしゃべりしで飼い主にアピール」するようになるとも言われています。

野良猫はあまり「おしゃべりしない」

野良猫を観察していると分かりますが、猫はあまりおしゃべりすることはありません。

実は、猫同士のコミュニケーションでは鳴くことは少なく、しっぽや体の姿勢などを通してやり取りしていることが多いようです。

猫同士で鳴くのは、争いを避けるための「ウー」「シャー」などの警告や、「ウオーン」などの繁殖期のアピールのときくらいです。

猫が「ニャーニャー」と鳴くのは、人間に向けて何かを訴えているときで、飼い主さんに注目してもらうためなのです。

猫がおしゃべりするときの気持ち

しゃべっている猫

飼い猫がおしゃべりをしていたら、何を訴えているのか考えてみましょう。

寂しい

特に子猫は、母猫や兄弟猫がいないと寂しさや不安からおしゃべりになるようです。成猫でも飼い主さんの姿が見えなくなると、一人でおしゃべりしながら探すことがあります。分離不安症の可能性もあるでしょう。

遊んで、ごはん、トイレ

猫が「ニャーン」とおしゃべりしている理由の中で一番多いのは「遊んで」「ごはん」「トイレ」、この3つではないでしょうか。ごはんの時間が近づくとおしゃべりが始まるという猫は多いと思います。飼い主さんが不在で留守番をしている時間が長い猫は、遊びたいと訴えている可能性もあります。運動不足にもなり、ストレスから体調を崩すこともあるので、猫の相手をしてあげましょう。

猫はきれい好きな動物なので、トイレの片づけがされていないと訴えることがあります。さらに、トイレに行く前に教えてくれる猫や、トイレのあとに「おしっこしたよ。ウンチしたと」と教えてくれるおしゃべりな猫もいます。

体調が悪い

猫が体調を崩していて、それを訴えて鳴くためおしゃべりになっている可能性があります。食欲やウンチ、おしっこ、ケガをしていないかなどチェックが必要です。ストレスによって鳴いている可能性もあります。

発情

発情期になると、普段と違う大きな鳴き声を出すことがあります。近所迷惑にもなってしまうほどの鳴き声で、避妊去勢手術を受けていない猫で、これを抑えることは難しいです。

返事、飼い主さんとの会話

猫が鳴いた時に飼い主さんが話しかけたり、普段から飼い主さんが猫によく話しかけるなどの場合、自然と返事をしたり、おしゃべりをするようになることがあります。また、猫の性格によっては、そのときあった出来事を飼い主さんに報告したいがためにおしゃべりをする猫もいるそうです。

猫がおしゃべりでうるさい時の対処法

主張している猫

遊ぶ

おしゃべりな猫が一人で遊べて誤飲の恐れがないおもちゃや、キャットタワー、キャットウォークを用意したり、飼い主さんと遊ぶ時間を設けたりすることが対処法になります。遊ぶ時間は猫によって変わりますが、一日10分ほどでも猫は満足します。

無視

猫がおしゃべりしているのはかわいらしく見えますが、鳴くと飼い主さんが来ると学習してしまうと困ります。そういったときは、無視をすることが対処法です。「鳴くと構ってもらえない」ということを覚えてもらいます。

避妊去勢手術

発情によっておしゃべりになっている場合は、避妊去勢手術を考えます。繁殖の予定がないのであれば、一度動物病院で相談をしてみましょう。

おしゃべりが上手な猫

しゃべる猫しおちゃんです。上手におしゃべりしていますよね。

まとめ

少年と猫

猫がおしゃべりであるときの理由は、主に飼い主さんへの要求の場合が多いです。ずっと鳴かれても困るので、状況に応じた対処が必要です。しかし具合が悪い時もあるので注意しましょう。まったくおしゃべりをしない猫もいますが、動画にあるように猫とおしゃべりできたら楽しいですね。

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