自分の体を吸いながら寝る猫の気持ち4つ
1、甘えたい気持ち
猫が自分の体を吸いながら寝る時に考えられるのは、幼いころに母猫に甘えながら寝た記憶を思い出しているためだと考えられます。通常猫は子猫時代を母猫にたくさん甘えて育ちますが、飼い猫の場合何らかの事情で母猫にまだまだ甘えたい盛りの時に引き離されたため、親離れが十分にできなかった場合があります。
そのような猫は、成猫になっても母猫に甘えたい気持ちが残っているので母猫のおっぱいを吸っている気持ちを思い出して自分の体を吸っているのです。甘えたい気持ちというよりは、母猫を恋しく思う気持ちといったほうが正しいかもしれませんね。
2、寂しい気持ち
猫が自分の肉球や尻尾などを吸いながら寝ている時、愛情を求めて寂しい気持ちになっているのかもしれませんね。特に生後2~3ヶ月の甘えたい盛りの猫ちゃんの場合は、母猫の温もりを求めて寝ている間に思わずチュパチュパしているのかもしれませんね。
そんな寂しい気持ちになっている猫ちゃんには、母猫になりきって思いっきり甘えさせてあげて寂しい気持ちを埋めてあげるようにしてみましょう。
3、おっぱいを飲む夢を見ている
猫は人間と同じように寝ている時に夢を見る動物だと言われています。そのため自分の体を吸う猫ちゃんは、母猫のおっぱいを飲む幸せな夢を見ているのかもしれませんね。
子猫に限らず、猫にとって母猫のおっぱいを吸う記憶は何物にも代えがたい記憶です。その幸せな記憶が夢に出てきて思わず、感触が似ている自分の肉球を吸う猫ちゃんは多いようです。
喉を鳴らしながら自分の体を吸って幸せそうに寝る愛猫を見かけたら優しく見守ってあげるようにしましょう。
4、ただの癖
最初こそ、母猫に甘えたい気持ちや、寂しくて恋しい気持ちになって寝ながら自分の体を吸っていたのかもしれませんが、長年続けているうちに寝ながら自分の体を吸うのが癖になってしまったことも考えられます。
ヒトでも抱き枕をがないと寝れなかったり、決まった枕じゃないと安眠ができないという人いらっしゃいますよね。それと同じでその猫ちゃんも、昔から行っている自分の体を吸う行為がないと寝れない体になっているのかもしれませんね。
体が痒かったり痛かったりする場合も吸うことがある
猫ちゃんが自分の体を吸いながら寝るのは、その箇所が痒かったり傷があって痛かったりして気になるという可能性もあります。特に肉球は意識をしてみないと、異変があったとしてもなかなか気づきにくい場所なので、愛猫が寝ながら肉球を吸ったり噛んだり、ブンブン振り回している仕草を見かけたらチェックをしてあげるようにしましょう。
また、肉球以外の部位も同じことがいえますのであまりにも異常に同じ箇所を気にしているようならば一度チェックをしてあげてくださいね。
ウールサッキングにもご注意を
自分の体を寝ながら吸うだけならまだいいですが、衣類や毛布といった布製品を吸う猫ちゃんは注意が必要です。布や毛布といった繊維質は感触がいいのか、寂しさを紛らわしたり、母猫への甘えたい気持ちを紛らわせたりするために布を吸う行動を取るのです。このような行動をウールサッキングといいます。
このウールサッキングですが、実は猫にとって大変リスクが高い行動で布を吸ったり噛んだりすることで繊維質を飲み込んでしまい、腸に詰まってしまう症状がみられることもあります。
そのような危険を愛猫に与えないためにも、布製品を吸うウールサッキングが見られた場合は対策を考えるようにしましょうね。
まとめ
猫が寝るときに自分の体を吸うのは母猫に甘えたい気持ちが隠れていたのです。特に幼いころに母猫と離れた猫は、成猫になっても親離れしていないので寝るときに子供気分で自分の体を吸う行動がよく見られるのです。そんな可愛い行動が見られたら、母猫のつもりになって愛猫をたくさん甘やかしてあげてはいかがでしょうか?