猫がいろんな部屋に移動する心理
1.飼い主様について行っている
お部屋を移動して作業している時に、フト気付くと愛猫が近くでくつろいでいた。そんな経験をしたことのある飼い主様は多いですよね?これは愛猫が飼い主様といつも一緒にいたいという心理から、飼い主様の後をついて行っているということが考えられます。
つまり、猫がいろんな部屋を移動するのは部屋の中を行ったりきたりする飼い主様の後をついてきているということが考えられるのです。家事に忙しくいそしむ飼い主様の後をついて行くだけではなく、トイレやお風呂にまで一生懸命ついてくる姿はとっても可愛いですよね。
2.日当たりのいい場所に合わせて移動している
猫は日向ぼっこが大好きです。そのため、太陽の光が差し込む時間に合わせていろんな部屋を移動しているという可能性が考えられるのです。
午前中は朝日が差し込むリビング、お昼は和室、夕方は西日の射す玄関付近といった具合に、観察をしていると太陽の光が差し込む場所を探して猫が移動している場合もありますので、注意深く観察してみたら面白いかも。
3.室温に合わせて移動をしている
特に冷房や暖房をつける時期に言えることですが、猫は自分の体温を調整するために部屋を移動している場合もあります。
寒い冬の日、暖房の入った部屋でくつろいでいたけど暑くなって寒い部屋に行きたくなったり、暖房がきいていないけど暖かい毛布などが部屋にある部屋に移動することもあります。
暑い夏の日も同様で、冷えすぎた冷房の部屋にいたかと思ったら、窓が開けられている部屋に移動していたりと、自分で冷暖房のオンオフができない猫ちゃんは、自分が移動をすることで体温を調整しているのです。
4.パトロールをしている
猫ちゃんは縄張り意識の強い動物で、自分の縄張りである家の中も常に異常がないのか目を光らせています。そのため、毎日のパトロールも欠かすことはありません。
何か異常はないか?不審者はいないか?などのチェックをするために部屋をうろうろしているのです。毎日同じ時間にいろんな部屋を移動するという愛猫は、まさにパトロール中なのでお仕事の邪魔をしないようにソッと見守ってあげるようにしましょうね。
5.特に意味はない
猫ちゃんがいろんな部屋を移動することに、特に意味があるわけではなくただ何となく、ということも考えられます。
特に猫ちゃんは自由奔放で気分屋という特徴を持っているので、何となくいろんな部屋に移動したかった、いろんな部屋で居眠りをしたかったという猫らしい考えから頻繁に部屋を移動しているのかもしれません。
そうだとしたら、猫らしいなとちょっと納得してしまいそうですよね。
猫がいろんな部屋に移動する病気
猫がいろんな部屋に移動をするのは、猫ちゃんの性格や生活スタイルにもよって変わってきますが、中には病気によってお部屋をウロウロする症状が表れているのかもしれませんよ?
泌尿器系の病気
トイレのあるいろんな部屋を行ったり来たりしてウロウロしている猫ちゃんなら、泌尿器系の病気が考えられます。膀胱炎や尿路結石などの場合は「痛くてトイレができない」という理由でいろんな部屋を落ち着きなくいどうしている可能性があります。
もし愛猫にそのような症状が見られたら、一度トイレに異常はないか?体調に変化はないか?考えるようにしてみましょう。
甲状腺機能亢進症
いろんな部屋をウロウロしたり、落ち着きが無くなったりする病気の代表ともいえる病気が甲状腺機能亢進症です。この病気はホルモンが過剰に分泌されることで様々な症状を引き起こしてしまいます。
いろんな部屋をウロウロしたり、落ち着きなくソワソワしている場合は甲状腺機能亢進症を疑ってみるようにしてください。
認知症
認知症による徘徊がいろんな部屋をウロウロする原因となっている場合もあります。猫の認知症は、いろんな部屋をせわしなく移動する他にも、夜泣きや粗相、食欲の低下といった症状が見られますので、愛猫の様子を落ち着いて観察してあげるようにして認知症かどうか見極めてあげるようにしてくださいね。
まとめ
猫がいろんな部屋を移動するのは、生活環境が大きく関わっていたんですね。確かに、猫は涼しい場所や暖かい場所を自分で探すといいますから自分の安心できる快適な場所を常に探求しているのかもしれません。
皆様も愛猫がいろんな部屋を移動する理由が何なのか、一度愛猫の一日の行動を尾行してみてはいかがですか?もしかしたらいろんな部屋を移動する隠された秘密を知れるかもしれませんよ?