猫が飼い主の上で寝る時の3つの気持ち

猫が飼い主の上で寝る時の3つの気持ち

この記事では「猫が飼い主さんの上で眠る時どんな気持ちになっているのか」や「そもそも飼い主さんの上で眠る理由は何?」といったテーマについて詳しく紹介します。

猫が飼い主の上で寝るのには理由がある

膝の上で眠る猫

人懐っこい猫や、長年一緒に住んでいて信頼関係ができている猫だと、飼い主さんの上に乗って眠ってしまことがあります。とても可愛らしい行動ですが、実はこの行動には、猫なりの意図や理由があってやっているのです。

そこで今回は、猫が飼い主さんの上で寝る理由や、飼い主さんの上で眠っている時の気持ちなどについて詳しく紹介していきます。

なぜ飼い主の上で寝る猫がいるの?

膝の上で丸くなって眠る猫

猫が飼い主さんの上で眠るのには、主に以下3つの理由が考えられます。

暖をとるため

猫の祖先は砂漠に住んでいたため、その名残で寒さに弱い傾向にあります。特に、冬場になると寒さをおぼえて暖を求める猫が多いのです。そのため、なかには人間にくっついて暖をとる猫もいます。

人間の体温は、猫の体温と比べると約2~3度低いです。つまり、人間の体温は猫からしてみたら程よい温度であり、からだを温めるのに適しているといえます。

冬場はいつも飼い主さんの上に乗ってくるのに、夏場になると飼い主さんにベタベタしなくなるといった行動が見られる場合、気温によって行動を変えている可能性が考えられます。

飼い主さんを信頼している

単純に飼い主さんのことが好きだから、上に乗っかって眠っている猫もいます。猫は警戒している相手に対して、ホイホイと簡単に近づくことはしません。

つまり、猫の方から近づいてきて、さらに上に乗って眠るというのは、飼い主さんのことを相当信頼しているということです。また、日頃猫からスリスリされたり、スキンシップをとることが多かったりする場合、猫が飼い主さんのことを「自分の所有物だ」と認識していることも考えられます。

自分のものだと思って飼い主さんににおいをつけているため、眠る時も自分のにおいがする場所で眠りたいと思っている可能性があります。

何か要求がある

「お腹が空いた」「かまってほしい」などといった要求がある時に、飼い主さんの上に乗っかって横になる猫もいます。

飼い主さんが朝眠っている時、早起きした猫が「早く起きてごはんの用意をして!」と伝えるために、わざと飼い主さんの上に乗っかったりすることがあります。なかには飼い主さんを起こすために、わざと顔の上に乗っかって確実に起こそうとする確信犯な猫もいるんです。

また他にも、飼い主さんがテレビやPC、携帯などに夢中になっている際、「そんなの後回しにして、早く遊んでよ!」という猫の意志を伝えるために、飼い主さんの膝の上などに乗ってきて邪魔をする猫もいます。

甘やかし過ぎに注意

上記のような行動を猫にとられて、ごはんを与えたり遊んであげたりしたという経験が過去にある場合、猫は「飼い主さんの上に乗っかって邪魔をすれば、自分の要求が通るんだ」と学習をします。

そのため、何か要求がある時は、飼い主さんの上に乗っかるという行動が習慣化されていることも考えられます。

猫が上に乗っかってくる行動が可愛くて、つい甘やかしたくなりますが、ごはんの与えすぎなどは肥満や病気の原因になりかねないため、要求の内容によっては甘やかしすぎに注意が必要です。

猫が乗ってくる位置は猫によって違う

膝の上で眠そうにしている猫

飼い主さんのお腹や膝、胸、顔の近くなど、乗っかってくる位置は猫の気分などによって変わってきます。

顔、頭の付近

顔に乗ってくる場合は、先述したように要求を通すことを目的としてやっている場合もありますし、お腹や膝などに乗ってくる場合は、安定感を求めて眠っている可能性があります。

足元

また、足元などで眠ることが多い猫は、飼い主さんに対して甘えたいけどまだ少し警戒心を持っている場合や、思いっきりベタベタすることは好まないクールな性格であることも考えられます。

まとめ

膝の上で眠るグレーの子猫

猫が飼い主さんの上に乗ってくるのには、きちんとした理由があるのです。どういった理由にせよ、猫が上に乗ってきて眠るということは、それなりに信頼関係があるといえるでしょう。

スポンサーリンク