猫が外を見ているのはどうして?
猫が窓の外を見ている理由
- 縄張りの確認
- 鳥や他の動物を見ている
- 外を眺めるのが好き
猫は自分の縄張りの範囲で生活するので、縄張りを守る意識が強く、室内飼いの場合、「室内が自分の縄張り」となります。そのため窓から他の猫が入って来ないか、いつも確認しているんです。
また外を知らない完全な室内飼いだと、外に出たいという意識は薄いので、窓の近くに飛んでいる鳥を眺めたり、日向ぼっこついでに外を眺めるのが好きという理由多いようです。
室内飼いがストレスにならない理由
車の多い街中のマンションや一軒家で飼っている猫は、安全のために完全な室内飼いが主流です。飼い主の皆さんは窓の外を眺めている猫を見て、外に出してあげられないことがストレスになっているのでは?、と気に病まれているかも知れません。
ですが猫達は案外、室内暮らしを満喫しているんですね。
それは猫達が縄張りを重視する生き物だからです。猫が暮らしている室内に他の飼い猫が居て「縄張り」がない場合、猫にストレスを与えてしまいますが、室内が猫にとって「落ち着ける縄張り」であるなら、完全な室内飼いでもストレスを感じずに生活が送れるということです。
室内飼い猫と外飼い猫の違い
猫は外に出たいと思っているの?
完全な室内だけで飼う猫は、縄張りである室内の暮らしに満足して外に出たいと言う意識は薄いようです。
ですが外飼いの猫と同じように、室内飼いの猫も一度、外に出てしまうと自分の縄張りが外に広がってしまい、毎日、外の縄張りの確認に行かなければ落ち着かなくなってしまうようです。
猫が外の縄張りの確認に行こうとして、鳴いたり、ドアを引っ掻いたり、走り回ったりするようになります。
再び、室内飼いにするには「縄張りの問題」で猫にストレスがかかり室内飼いが困難になるということですね。
また外で暮らしていた野良猫を連れ帰った場合、外飼いなら問題はないのですが、室内飼いにするのが難しいと言われる原因はこの部分にあります。
室内と外のメリット・デメリット
室内を縄張りとしている室内飼いの猫と、室内と外の両方を縄張りとしている外飼いの猫。
どちらが幸せなのか猫を飼っている方なら考えることも多いですよね?。では、まず二つの飼い方にどんな所に違いがあるのか、室内飼いと外飼いのメリットとデメリットを挙げていきます。
室内飼いのメリット・デメリット
一生を室内で暮らす室内飼いの猫の最大のメリットは、その安全さ病気や寄生虫への感染の低さにあります。
人にも移ることのある猫の病気を未然に防ぐことが出来るのは一緒に暮らす上でメリットとして大きいですよね。
また排泄物の問題による近所トラブル防止も出来る他、外飼いと比べ、平均的な寿命は長く、寿命は17歳くらいといわれます。
デメリットは室内での事故。主にお風呂場での事故や電気コードへの感電が多く、運動不足による肥満になりやすいようです。
外飼いのメリット・デメリット
室内と外を縄張りとして生きる外飼いの猫の最大のメリットは、猫の気分で室内と外に出入りが出来る為、ストレスが少なく自然と自由運動することで肥満になりにくいことです。
また、デメリットは多く、病気や寄生虫に感染しやすいことや、交通事故に遭いやすい、迷い猫になりやすいなど心配な点が多く見られます。
まとめ
窓の外を眺め安全な生活を送る室内飼いと、窓の外に出ることが出来る外飼い。
どちらもメリット、デメリットがありますが飼い主として大切なのは、周りの環境に合わせて飼い猫に安全な暮らしを作ってあげることも責任の一つのように思います。