猫の香箱座りに隠された2つの気持ち

猫の香箱座りに隠された2つの気持ち

猫が前足を折り畳み、犬でいう伏せのような態勢を香箱座りと言います。香箱座りは、他の動物には出来ない猫特有の仕草のひとつです。何気ない日常的な所作のひとつですが、一見意味のない行動の中にも隠れた気持ちが込められています。

猫の香箱座りが可愛い

香箱座りの猫

香箱座りは猫しかできない!

前足を折り畳んで座る香箱座りは、同じネコ科のライオンやトラには出来ない猫の固有の仕草です。前足を胸毛に隠しているように見えるので、後ろから見るとぬいぐるみのような愛らしさがクセになります。

この座り方がお香を収納する箱に似ている事から香箱座りと呼ばれるようになりました。最近では、香箱座りが可愛いと評判になり、SNSで香箱座りをしている猫の写真の数が爆発的に増加しています。

猫が香箱座りをするのはどうして?

香箱座りする白黒の猫

リラックスしている証

香箱座りは、すぐに次の動作に移さない仕草です。したがって、猫が香箱座りをしている時は、ひじょうにリラックスして安心している好ましい状態であると考えられます。

香箱座りしている時は表情も和らぎます。目は半開きで全体的にトロンとしている表情をしています。また、耳は上に向かっています。リラックスしている状態なので、香箱座りをしている猫は少し眠たい状態でもあります。

猫の香箱座りを見かけたら、あまり刺激せずにそっとしておくようにしましょう。

猫が香箱座りするのは飼い主に気を許している

猫の香箱座りは、リラックスしている時に見せる仕草ですが、この姿を飼い猫がしている時は飼い主に心を許している証拠です。警戒している相手や慣れない場所では、絶対に香箱座りの態勢は取りません。

野良猫が香箱座りをしていたら?

リラックスする猫

したがって、道端で猫が横座りをしている姿は見られても、香箱座りをしている場面はなかなか見られないと考えられます。もし、外で猫の香箱座りを見る事が出来たら、その周辺は猫の縄張りである可能性が高いです。

まとめ

香箱座りで眠る猫

飼い猫であれば、香箱座りは猫ちゃんが慣れてきたら頻繁に見られる動作であると考えられます。

リラックスして眠たそうにしている表情まで見る事が出来れば、飼い主として信頼されている証拠です。

しかし、香箱座りをしている時、猫ちゃんは次の行動をすぐに起こす事が出来ません。
危険な状態に陥っても即座に自身の身を守る事が不可能に近くなります。

よって、可愛いからといって抱き上げたり執拗に構うと警戒されてしまい、飼い主の前であっても香箱座りを見せなくなる可能性も高まります。

猫が香箱座りをしていたら、飼い主は構うのではなく、そっとしておく事が重要です。

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