猫が手を伸ばす時の気持ち
猫が手を伸ばす時は、こんな3つの気持ちがあるようです。
- リラックスしている
- 甘えている
- ストレッチしている
リラックスしている
猫がリラックスした気分の時、手を伸ばす事があります。人間に例えると、ソファなどにゆったりと座っているイメージでしょうか?「ふ〜今日も忙しかったぁ。」とばかりに、休息を取っているのかもしれません。
いずれにせよ、猫がリラックスして手を伸ばす、という事は、それだけ周囲の環境が猫にとって快適だという事です。飼い主さんの雰囲気作りが素晴らしいという事ではないでしょうか?
甘えている
飼い主さんなどに甘えたい時、手を伸ばす事もあります。「構って欲しいな」という気持ちが、手に表れているのでしょう。飼い主さんを母猫のように思い、「ママ…」という気持ちも、あるのかもしれません。とっても、可愛らしい仕草ですね!
ストレッチしている
例えば起きた時、立ち上がった時など、前足を伸ばすようにストレッチします。特に寝起きは、あくびと共にストレッチをする事で、酸素を脳に取り込んで全身に行き渡らせるそうです。
すると、寝起きでもすぐに全速力で走れる位、目も体も覚めるのだとか。野生では人間のように、寝起きにボ〜ッとしていては敵に襲われてしまいますので、すばやく逃げる為に、そうなっているようです。人からすると羨ましい機能ですね。
猫が手を伸ばす状態で寝る時
猫が手を伸ばす状態で寝ているのは、リラックスしている時です。また、気温が高くて暖かい時にも、体や手を伸ばす状態で寝ていたりします。つまり、警戒心があまりなく気温が高い時に、手を伸ばすように寝るときが多いようです。
猫が手を伸ばして寝る姿はとても可愛らしく、思わず伸ばした手に触れてみたくなってしまいます。ですが、猫の手先は敏感で、嫌がられる事も。触る時はそっと、猫を起さないようにしてあげましょう。
猫が顔に触ろうと手を伸ばす時
愛猫が飼い主さんの顔にタッチしてくるのに、手を伸ばすことはありませんか?これは、かなり甘えている状態だと言われています。飼い主さんを母猫だと、思っている節もあります。可愛い!可愛い過ぎますね。
「ママ、好きにゃん♡」という気持ちが溢れて、思わず顔にタッチしようと、手を伸ばすようにしてしまうのかもしれません。こんな時はたくさん、可愛がってあげましょう!
我が家の猫のうち1匹は、なぜか甘える場所が決まっている子がいて、その場所に私が行くと付いてきて、甘え出します。その時に良く、手を伸ばすようにして顔をタッチしてきます。もう立派な成猫なのですが、甘えたい気持ちに変わりはないようです。
猫が手を伸ばすように押さえてくる
猫が手を伸ばして押さえるのは「拒否」している
猫が手を伸ばして押さえてくるのは、「止めてにゃ!」「それ以上こにゃいで!」などの意味があるようです。
この場合は大人しく、すぐに猫の言う通りにしてあげましょう。我が家の猫には正面から抱っこされるのがものすごく嫌いな子がいて、抱っこした時には必ず、ピンと手を伸ばす状態にして、こちらが近づけないようにガードします(笑)。
顔はイカ耳になり、瞳孔もがっつり開きます。面白いのですが、あまりやるとストレスになってしまうので、最近では一切やっていません。
猫が手を伸ばすようにして押さえるのは、獲物をゲットする場面でも見られます。以前一度、家の中に蜘蛛が歩いていたのですが、救出しようとした時に、愛猫がギュッと前足で押さえて、潰してしまった事があります。あはれ蜘蛛は、そのままご昇天されました。
その他に猫が手を伸ばして押さえるのは、子猫気分に戻って、ふみふみする時です。母猫の母乳を出す為にふみふみするのですが、幸せそうな顔で右左交互に手を伸ばす仕草は、とても可愛らしいです。頭の中は子猫時代にタイムスリップしていますので、何もせずに見守ってあげましょう。
まとめ
猫が手を伸ばす場面は、様々な時があります。手を伸ばす、という仕草自体はちょっとしたものですが、見逃さずにしっかりと見ていく事で、愛猫の気持ちをある程度、理解する事ができるのではないでしょうか?
嫌がっている時の手を伸ばす仕草なのか、それとも甘えている時の手伸ばしなのか、見極めてもっと愛猫と、仲良くなりたいですね!!