猫はガン見してくるとき何を考えているの?ジッと見てくる理由を解説

猫はガン見してくるとき何を考えているの?ジッと見てくる理由を解説

気付いたら猫が「ガン見」している…そのとき愛猫が一体どんなことを考えているのか、とても気になりますよね。ここでは、猫がガン見するときの猫の気持ちを説明していきたいと思います。

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猫が飼い主をガン見してくる理由

ガン見する猫

飼い主をジッと見つめているときの猫は、実に色々なことを考えています。

ご飯のおねだりをしている

猫はお腹が空いてくると、飼い主に視線を送っておねだりをすることがあります。「ご飯が欲しいけど、気づいてくれますか?」という気持ちでこちらを見ているわけです。

  • いつもより良く遊んでいた
  • 餌の時間が近づいている
  • ダイエットなどの理由で食事の量を減らした
  • 良く食べているのに痩せ気味である(食事量の不足)

これらのことが思い当たるなら、猫がお腹を空かせておねだりをしている可能性が高いでしょう。

猫の気持ちを確認するには、フードをあげる場所に行ってみること。食事のおねだりであれば、尻尾をピンと立てながら一緒に食事スペースまでついてくるはずです。

不満に感じていることがある

猫がイカ耳(耳を後ろに伏せるしぐさ)になりながら、少し目を細めてこちらをガン見してくる場合、「この状態をどうにかしてほしい」という不満な気持ちを表していることがあります。

  • トイレや寝床が汚れている
  • お気に入りのスペースを他のペットや人が占領している
  • 行きたいところに行かれない(ドアが閉まっている、遮蔽物があるなど)
  • 来客の訪問
  • 薬を飲んだり、治療など猫が嫌がることをしたあと

猫にも色々なこだわりがあるようです。不満げにこちらを見ているときは、ひと通り家の中を確認し、トイレや水入れの様子を確認したりして猫の居住空間がいつもと違う環境になっていないかのチェックをしてみると良いかもしれません。

飼い主を独り占めできないもどかしいさから「やきもち」を妬いている

猫は意外に嫉妬深い生き物。「どうして自分に注目しないの!もっとこっちを見て!」という気持ちで熱視線を送っていることも考えられます。

新入りの犬や猫などのペットが増えたり、人間の赤ちゃんが誕生したりして飼い主の気持ちが分散されるような環境になっていませんか?

または、飼い主がテレビやゲーム、仕事などに夢中になっていませんか?単独行動が基本の猫ですが、人と生活をするようになったことで、子猫の心のまま成長し、いつまでも飼い主を「親」のように思っていることも多いのです。

猫がやきもちをやいているときの表情は、「目を大きく開いて飼い主の動向を凝視している」「目を細めながら不満げにガン見してくる」など様々です。

日ごろからライバルに八つ当たりをしたり、飼い主の邪魔をしたりすることが目立つので、猫のやきもちは結構わかりやすいかもしれませんね。

罪の意識を感じている

猫はやってはいけないことをしたり、失敗をしてしまった時にも飼い主の方をそっと見つめます。テーブルの上に乗って物を落としてしまったり、トイレを失敗してしまったなど後ろめたい気持ちがあると、ちょっと申し訳なさそうな表情で反省の意を伝えるのです。

飼い主と遊んでもらいたい

猫が目を輝かせながら、大きく目を見開き瞳孔を広げて見ている場合には「遊んでほしい」と思っていることもあります。このときの猫は首を下にさげ、肩をいからせるような姿勢をしていることも。

他にも、床に伏せて低い体勢を取っていたり、飼い主の動きに合わせて首を小刻みに揺らすなど、オモチャにじゃれる前のようなしぐさをするかもしれません。

あまり構わないでおくと、俗に言う「オラオラステップ」で、飼い主に向かって突進してくる子もいます。猫が遊んでほしいときにはユーモラスな行動が伴うことも多いので、気持ちを理解しやすいですね。

飼い主に愛情の意を表している

猫は「今とても幸せで、あなたのことが大好きです」という気持ちを飼い主に伝えようと、飼い主を見続けるしぐさをします。

猫からの愛情サインは、猫自身がリラックスしているときに見られます。ゴロンと横になっているか、楽な姿勢でいて、目はうっとりと細めていると思います。

そして目が合うとより目を細めてくるでしょう。同時にゴロゴロと喉を鳴らす子もいるかもしれません。愛猫からの愛情たっぷりな視線を受けるのは飼い主冥利につきますね。

飼い主の次のリアクションを観察している

猫は動くものを目で追う本能があります。飼い主が次にどんな動きをするのか、好奇心で観察することも多々あります。このように、猫が飼い主をジッと見てくるときには、色々な感情が込められています。その中で、叶えられるものは叶えてあげると良いですね。

猫が何もないところをガン見するのはなぜ?

上を向く猫

猫は「スピチュアルな動物」と言われていますが、実際に何もない所をジッと見つめているときがあります。これを見ると、たしかに猫はミステリアスだと思われる方も多いかもしれませんね。

ところが、これにはちゃんと理由があるのですよ。猫が何もない所を凝視しているわけは次の5つ。

人には聞き取れない音を聞いている

猫の聴力は人の聴力とは比較になりません。犬も耳が良いと言われていますが、猫はその犬よりも2倍ほど聴力が良い動物です。猫は人が聞き取ることができない超音波を捉えられるため…これらの音を確認していることがあります。

人には見えない紫外線を見ている

猫は視力が良くない分、紫外線を見ることができることはあまり知られていないかもしれません。

私たちは暗闇では何も見ることはできませんが、猫は紫外線が見えるため暗闇でも問題なく物を見ることができるのです。もちろん、昼間でも猫には紫外線が見えるため、紫外線を見ていることもあるようです。

匂いの出所を確認している

猫は聴覚だけでなく、嗅覚も良い動物です。嗅覚と言えば犬を思い浮かべますね。犬の嗅覚は人の100万倍~1億倍とも言われますが、猫も人のおよそ数万倍~数十万倍の嗅覚を持っているのですよ。

人が気付かないような匂いをかぎ分け、匂いの源を確認するのは猫にとって日常茶飯事なのです。

考え事をしているか何も考えていない

人と同じように猫も頭を使って何か考えごとをします。また、反対に何も考えずにボーッとすることもあるでしょう。

私たちも考えごとをしている時は一点を見つめますし、疲れたときなどは焦点を合わせずボーッとしてしまいますよね?それと同じで、猫にもそういうときがあるのだと理解してあげてください。

犬のようにはっきりとしたリアクションをすることが少ない猫ですが、よく見ると全ての行動に意味があることが分かります。猫が「ガン見する」理由を探るのも、猫を飼育する上での楽しみのひとつだと思います。

とは言え、ミステリアスな部分があるのもまた猫の魅力でもあるので、私たちには感じることがない他の「なにか」を見ている可能性も否定できませんが…。

猫がガン見をしてくる時にやってはいけないこと

頭を撫でられる猫

ここで猫がガン見をする時に気を付ける点を挙げておきますね。

すべての要求に応えてはいけない

猫が要求の意味でこちらを見つめている場合、すべての要求に応えないようにしましょう。特に気を付けたいのが、餌やおやつなどの食べ物をおねだりしてきた時です。

要求すればいつでも食べ物をもらえると覚えてしまうと、ライフサイクルが狂い、肥満や病気につながります。ですので、できる限り時間や量は守ってくださいね。

ちなみに、猫は犬のように上下関係を築くわけではないので、甘えや嫉妬などの情緒面での要求に応えてあげるのは問題はありません。

威嚇する猫を見つめてはいけない

不快に感じる何かが原因で猫がこちらを見ている場合には注意が必要です。猫の様子を観察し、威嚇をしてくるようなら、すみやかに猫から視線を外してください。

先にも述べましたが、猫が不快感を表すときにはイカ耳になっています。そして、更に興奮してくると、瞳孔が大きく開きます。

背中丸めて尻尾を大きく左右に振りだしたら、威嚇体勢に入ったと認識しましょう。猫は威嚇から突如攻撃をしてくることもあるので、気を付けなければなりません。

特に、野良猫がこちらをジッと見てくるときには、威嚇行動だと思った方が良いかもしれません。野良猫をジッと見つめることは避ける方が無難です。

叱りつけない

猫がいたずらや失敗をした後にこちらを見つめている場合は、反省の意を表しています。ですので、この時には叱りつけてはいけません。

もちろん、してはいけないことをしてしまった時には叱ることも必要ですが、「ごめんなさい」をしていたらそっとしておくのが正しい対処法になります。

猫が目をそらしたり、まばたきするのはなぜ?

目をそらす猫

あまりにも猫がガン見してくるので、見つめ返すとスッと視線を逸らされてしまうという飼い主さんは多いと思います。

実はこれは、猫にとったら「あなたには敵意はありません。安心してください。」というしぐさなのです。

また、猫から目を細めてまばたきをされたら「あなたを信頼しています。今私はリラックスしていますよ」という意思表示だと理解してくださいね。

猫は元々あまり相手の目を見ないようにする動物です。猫は、野生下では警戒心やケンカの前兆として相手をガン見してきました。ですので、敵意がない時には視線を逸らしたり、目を細めたりして相手に敵意がないことを伝えるのです。

私たちも猫と目が合った時、ゆっくりと目を細めてまばたきをしてあげると猫に気持ちを伝えることができますよ。

まとめ

カメラ目線の猫

ご紹介したように、猫からの視線には色々な意味があります。

言葉を話すことができない猫にとって、アイコンタクト(目を使った合図)はとても重要なコミュニケーションの手段になります。猫からの要求は、叶えられる範囲で叶えてあげるようにしましょう。

猫の気持ちが分かり、円滑にコミュニケーションが取れるようになると、その子の性格をより理解することができるようになります。そのためには、毎日かかさず愛猫の様子を観察すると良いですね。