猫が加湿器を見つめる理由
猫がなぜ加湿器に見つめるのかと言うと、加湿器から出るミストの動きが、どうしても気になるのでしょう。ふわふわと予測不可能な動きをする煙に意識を奪われ、時間も忘れて集中してしまうのです。
「加湿器」という物体を一生懸命理解しようと、猫らしからぬ二本足で立ち、ずっと固まって見つめる子もいます(笑)。猫が猫だという事を忘れてしまう位、加湿器には麻薬的な魅力があるのだと考えられます。
そして猫たちはあわよくば、加湿器からの煙を捕まえようと手を出し、必死で捉えようとします。これは動く物に反応する猫の本能ですから、仕方ありません。ですが、文字通り雲を掴むような話で、猫がどんなに俊敏であっても、加湿器から出る水蒸気を捕まえることは不可能でしょう。
加湿器に夢中になるうち、猫は加湿器から出る煙を舐めても、無害な事に気が付きます。いや、意外と美味しいかも!?と思って、今度は舐める事に夢中になる子もいます。水蒸気の噴出口に顔を近づけ直接ペロペロするので、中には加湿器の意味がなくなる・・・と嘆く飼い主さんも。猫的には、美味しいお水が湧き出る泉を見つけたニャ!とばかり、ウハウハなのでしょう(^^;
そんなこんなで加湿器に見つめる猫には、その代償とでも言いましょうか。顔や全身べちょべちょの刑が待ち受けています。元来体が水に濡れるのを嫌う猫ですが、加湿器の悪魔的な魅力に魅入られたせいで、気がついた時には既に遅し、全身が水蒸気でしっとり♪してしまうのです。
ですが、あの水蒸気が加湿器の罠だと気がつく猫は、さほど多くありません。加湿器が再び飼い主さんの手によって稼働すれば、ついふらふらと、その魅力に引き寄せられてしまうのです・・・。
猫に安全な加湿器のおすすめ2選
冬になると空気が乾燥する為、必要度が増してくる加湿器ですが、猫が安心してトリコになる為には、どんな加湿器が向いているのでしょう?
加湿器にはいくつか種類がありますが、スチーム式は水蒸気の噴出口が熱くなる為、避けた方が良いでしょう。猫が近づいて火傷する可能性があります。ですから、猫が安心してトリコになれる加湿器は、超音波式や気化式、ハイブリッド型がオススメです。
また、加湿器にはアロマオイルを入れて使用できるモノもありますが、アロマオイルは猫には有害な場合が多いので、使用しない方が無難です。
①TENKER 加湿器 大容量4.0L 超音波式
商品情報
4Lの水タンクは、大きすぎず、小さすぎず、周りの範囲内に大活躍します。部屋、オフィスの卓上に置いてクールミストを噴出してしっとり加湿してくれ、快適に仕事に集中できます。
超音波式の加湿器です。タンクは4.0Lの大容量で、長時間の連続稼働が可能です。水を入れる手間が省けるので、楽ちんです。静音設計で猫さんにも負担が少ないですし、更にはお部屋の乾燥状況に合わせて、ミスト量を調節することができます。もし愛猫さんがミストを舐めちゃって困る!という場合は、量を多めに設定すると良いかもしれませんね。
②ダイニチ ハイブリッド式加湿器
商品情報
のど・肌加湿は、お部屋がまだ暖まっていない状態では、のどや肌のコンディションを考えて湿度を70%以上までコントロール。一方、お部屋が暖かくなった場合は、60%程度の設定湿度まで下げて運転をコントロールします。
ヒーターによる温風で気化させる方法と、自然に気化させる方法の2パターンがあるハイブリッド式です。温風で気化させても、熱くなるのは本体内部のヒーターのみなので、吹き出し口が熱くなることはありません。猫さんにも安心してハマって頂くことが可能です。更に、業界トップクラスの静音を実現。音に敏感な猫さんも、ゆっくりとお昼寝することができます。
加湿器を見つめる猫たちの動画
あはれ、加湿器の罠にバッチリと見つめてしまった猫さんたちをご紹介しましょう。
猫という事を忘れてしまった猫さん
加湿器の罠だとも知らず、上部から噴出する水蒸気に心を奪われ、猫という事を忘れて二本足立ちしてしまいました・・・あぁ、前足で猫パンチを繰り出すも、虚しく空振りする猫さんのキョトンとしたお顔・・・可愛らしさ炸裂、必見の動画です!!
加湿器を落ち着きながらもじっと見つめる猫さん
こちらの猫ちゃんは始め加湿器に興味を示したものの、しばらくすると座り込んでじっとしています。飼い主さんがあの手この手で水蒸気の向きを変えたり、出し方を変えたりすると、その様子を見て確実に気にしてはいますが、意外と落ち着いたもの(笑)
この様子を見るにそこまで、びちょびちょにはなってないでしょうか。ほどよい潤いを手に入れたようです。ちょっと大人な猫さんですね。
水蒸気との戦いに敗れた猫さん
加湿器から繰り出される水蒸気攻撃に果敢に挑んだマンチカンさん。「これが最後の一撃だぁぁ!」と必殺技をお見舞いしたにも関わらず、何事もなかったかのように、ひょうひょうとしている煙に「にゃ、にゃ、にゃんだコイツっ!不死身か?」と心臓バクバクしながらその場を離れ、少し離れた安全地帯から敗北宣言を行う様子です。
猫と加湿器まとめ
冬になると加湿器の罠にかかってしまう猫さんが多いという事で、飼い主さんは気をつけなければいけませんね。心置きなく猫さんにハマって貰う為にもやはり、加湿器のお水は絶やさないようにするのは必須です。加湿器の魔力にハマり全身がしっとりしてしまった猫さんは、風邪を引かないよう注意が必要です。侮れない加湿器の甘い罠、今年の冬も猛威をふるいそうですね!
30代 女性 はなこ
危ないので、高い場所に置くようにしましたがそれはまた、倒すと危ないので加湿器を使うのをやめました!しかし、室内が乾燥するので部屋干しをして湿度を保っています。洗濯物は乾くし、一石二鳥です。
姉の家の猫ちゃんは、キャットタワーにも登らないので、本棚の上に小さめの加湿器を置いて使っています。噴霧口も真上を向いているので、危なくないのだそうです。色々な加湿器が売られていますので猫ちゃんの行動範囲にも合わせた加湿器を購入するといいですね。