猫流の初対面時の挨拶
猫ちゃんにとっても、人との絆は大事にしています。その証拠に初めて会った人、例えば飼い主さん以外の人と会ったときには独特の行動をとります。相手との距離感をきちんと見極めて、「はじめまして」のご挨拶代わりの行動をとるのです。
ぜひ人の方も「猫だから」と下に見ることなく、猫ちゃんに合わせて行動をとってあげましょう。猫ちゃんとのコミュニケーションがスムーズになり、その後の関係を早く深めることができます。
1. 鼻でクンクン
猫ちゃんは初対面の人への挨拶代わりに、鼻でクンクン相手のにおいをかぎます。嗅覚が優れたいきものなので、においをかぐことによって相手の位置を知り、相手の存在を認識します。猫ちゃん同士ではお互いに鼻をつかってにおいを確認しますが、相手が人間の場合はなるべく人側が指先を猫ちゃんの鼻先に近づけてあげてください。
猫ちゃんが体はなるべく近づけないで、首と頭を最大限に伸ばしてにおいをかごうとしてくれます。人間の方はその間じっと動かないように注意してください。指先だけではなく、もっとにおいをかぎたそうにしているときは、好意をもってくれている証です。
また猫ちゃんはにおいを確認した後、何もせずその場をあとにすることもありますが、それは安心されている証拠です。猫ちゃんは嫌いな相手には挨拶すらしないこともありますので、コミュニケーションがとれたということになります。
2. 観察する
猫ちゃんは初対面で会う人には警戒心を持って接します。野生としての名残が本能として体に染みついている以上、仕方ないことなのですが初めて見る人に対しては大抵安全かどうかの判断をするため、じっと観察をします。
人間の方はなるべく目を合わせないように注意してください。目を合わせてしまうと、猫ちゃんの世界では喧嘩を売っていることと同じになってしまうので、マナーが良いとはいえません。観察されていることに気づいたらゆっくりとまばたきをしてあげてください。これは「あなたに敵意はありませんよ。安心してください」というメッセージを猫ちゃんに送ることができます。
3. 周りをうろうろする
上記を経て少しだけ警戒心が解けてくると、初対面の人の周りをうろうろします。もしくは人懐っこい猫ちゃんだと上記を踏まえなくてもいきなりうろうろする子もいます。そのままあくびをしたり、座りこんだりとリラックスする姿を見せ始めますので、そのときは静かに少し高めな声で話しかけてあげるといいでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:小鉄♂ / ミヌエット / 1.6kg
猫ちゃんもきちんとコミュニケーションをとる生き物ですので、人の方の理解ある行動でより早く絆を深めることが可能です。猫ちゃんの様子を見ながら接してあげましょう。