1.信頼してるよ
猫ちゃんが隣に座ってくれた時、飼い主さんにおしりや背を向けている場合には「信頼」の表われです。猫は警戒心が強い動物なので、信頼できない相手には自分の死角となるおしりや背中を向けません。
飼い主さんにおしりや背を向けて座るということは「オレの背中は預けたぜ!」というくらいに、飼い主さんを信頼している証拠です。そのおしりや背中が愛しくてなでたくなってしまいますが、死角から突然触ると猫ちゃんがビックリしてしまいますので注意しましょう。
2.なんかイイ感じ
飼い主さんに「かまって~!」というわけでもなく、猫がただそばに来て近くに座ることがあります。まるで「猫の集会」さながらに、隣に座ったからといって特に何もせずにただそこにいる、といった雰囲気です。
猫は心地良くなければ他者に近付こうとはしません。飼い主さんの近くにいつも個々でくつろぐのは、それが「なんかイイ感じ」であるためと考えられます。とてもぼんやりした表現ですが、とにかく猫にとって心地が良い感じだったのでしょう。「近くにいるけどお互い干渉しない」という、なんとも猫らしい心地の良い距離感ですね。
3.甘えたいな
隣に座って飼い主さんの身体に密着してくる、または飼い主さんの顔を見つめているなどの場合、猫ちゃんは飼い主さんに甘えたい気持ちになっているかもしれません。猫が身体を密着させることは最大級の信頼の証なので、飼い主さんに心を許しているのでしょう。
顔を見つめてくる時は何か要求がある時に多いため、飼い主さんに目線で「かまってほしいなぁ」と伝えている可能性があります。甘えたい気持ちが高まって子猫の気持ちになっている場合、密着したときにゴロゴロ…と喉が鳴る音が伝わってくることもあります。
4.気になるなぁ
パソコン、読書、勉強など、飼い主さんが何かの作業をしているときに、猫も隣に座ってくることも多くあります。猫ちゃんには飼い主さんがなにやらひとりで楽しそうに遊んでいるように見えて、興味深いのかもしれません。
また、動くゲーム画面やパソコン画面に興味津々で観察している場合もあります。一方で、猫は静かにしている空間が心地良く感じるため、じっと座って作業している飼い主さんの隣に心地良さを感じている場合もあります。
5.さり気なくそばにいたいな
フレンドリーで甘えん坊な性格の猫ちゃんであれば、ずいずいとすり寄ってきたり、のしのしと膝の上に乗ってきたりして大胆に甘える子もいます。しかし、シャイな性格の子はその甘え方も控えめです。
控えめな猫ちゃんは甘えたい時や一緒にいたい時に、さり気なく飼い主さんの近くに座ってじっとしていることもあります。猫は気配がないため、さり気なさ過ぎて「いつから隣にいたの?!」とびっくりすることもあります。
また、控えめな子はベタベタと触られるのが苦手な子も多いため、さり気なくそばにいるという距離感が心地良いという理由もあるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:らて♂ / アメリカンショートヘア / 3.4kg
スッと隣に座ったかと思いきや、特に何もするわけではない猫の行動に「何を考えているのかな?」と不思議になることがあります。今回5つの心理をご紹介しましたが、すべてに共通しているのは「心地が良いからそうしている」ということです。
隣に座る猫の座る向きや仕草などで少しずつニュアンスは違うものの、猫にとって「そばにいる」ことは好きな相手にしかしないことです。難しく物事の理由を考えるより「なんかイイ感じ」という猫的な在り方も良いかもしれませんね。