猫の真空行動とは?

猫の真空行動とは?

真空とは何もないことを表現する時などに使われる言葉です。真空状態などとも言ったりもします。この真空という言葉は猫が特定の行動を見せる時にも用いられることがあり、それは猫の心の状態と密接に関わるものであり、猫の真空行動と呼ばれます。この真空行動は過度に心配し過ぎるようなものではないとも言われますが、同時に注意して見ておいた方がいい側面もあります。今回はそんな猫の真空行動についてまとめました。

真空行動とはどのようなものか

真空行動で飛ぶ猫

冒頭に書いたように真空とは何もないことなどを表したりする時に使われる言葉ですが、猫の場合は何もない空間に飛びつくような仕草を見せたり、急に夜中にドタバタと走り回ったりするような行動のことをそう呼びます。

走り回る行動は猫の運動会などとも呼ばれ、猫が夜中に走り回る音でなかなか寝付けない、という飼い主さんもいるようです。

真空行動はストレス反応の一種

家の中を走り回る猫

猫は本来野性ではハンターですので飼い猫であっても、急に狩猟本能に目覚めて活発になることもあります。よって夜中に走り回るのも猫の習性とも言えるものなので、過度に心配し過ぎることはありません。

しかしそうはいっても、実は真空行動というのはストレス反応の一つとして、扱われているものでもあるのです。例えば最近、転居、家族の増減、他の動物を飼った、模様替えをした、家の周囲が工事中であるなど環境に変化が見られ、その直後に猫がストレス反応である行動を見せ始めたのであれば、普段はそれほど心配すべきではない真空行動であっても、ちょっと気をつけて様子を見てあげた方がいいかもしれません。

猫は繊細な生き物であり、ストレスが原因で病気になってしまうことがあるので、急にこのような行動をするようになったなら、できれば環境を改善する、もしくはなんらかの対策を講じなくてはならない場合もあるでしょう。

猫はストレスを感じやすい生き物

窓辺で眠る猫

猫は人間が考えているよりずっと、様々な物からストレスを受けやすい生き物です。

例えば猫は家族が増える、引っ越しなどの大きな変化の他にも、香水やアロマ、芳香剤の匂い、ドアチャイムの音、電話の音、テレビの音、パソコンの起動音や洗濯機の音(猫は電子機器などが立てる低い音は苦手とされる)などなど、様々な匂いや音に思っている以上にストレスを感じていることが多いようです。

このような、猫がストレスを感じる理由で何か思い当たることがあれば、それが急な真空行動などのストレス反応として表われている場合もあるでしょう。

ストレスを軽減させる努力

もちろん生活しているのは猫だけでなく人間も同じですから、全ての原因を無くすというわけにはいかないでしょうが、例えば香水やアロマは使わない、猫がいる側で長時間、電子機器をつけっぱなしにしないなど、猫にストレスの少ない環境を少しでも実現してあげるように心がけることは必要でしょう。

夜中の運動会は遊び不足?

また、夜中に走り回る行動については、遊びが足りていないことでストレスが溜まっている可能性もあるため、疲れていたり忙しかったりでなかなか大変かもしれませんが、できれば毎日30分ぐらい遊んであげるようにすると、猫も夜には体力を使い果し、大人しく寝てくれたりするようです。

まとめ

コテツ

いかがでしたか?猫というものは本来野性下では活発に獲物を追いかけていますから、夜中に走り回るなどの行動は、本能から来るストレス発散手段のようです。

しかし住環境や家族、模様替えなど家の中に変化があり、その直後に猫がこのような反応をするようになったなら、いつもより少し気をつけて様子を見てあげた方がいいかもしれませんね。

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